家族に内緒にしていたことがばれたら、英語で何と言う?|『モダンファミリー』S08E01で学ぶ英会話

『Modern Family』コラム: 家族に内緒にしていたことがばれたら、英語で何と言う?|『モダンファミリー』S08E01で学ぶ英会話

海外ドラマを使って英語表現を学ぶ『ドラマdeエイゴ』へようこそ。

『モダンファミリー』シーズン8第1話のダンフィー家は、ニューヨークで過ごした後、親も子どももお互いに内緒で滞在を延ばします。家族ぐるみのこの内緒は、やがて父の日の集まりの最中に明るみに出ることになります。

隠していたことがばれたとき、英語ではどう打ち明け、どう謝るのか。こっそり決める相談の一言から、相手を思う後ろめたさ、そして白状の言葉までを順にたどります。

目次

「Are you thinking what I’m thinking?」とこっそり決める

子どもたちを家に帰らせたばかりのフィルとクレアの会話です。ニューヨークでの家族の時間を振り返った後、クレアが切り出します。

Claire: Family time.
(家族の時間ね。)

Claire: Are you thinking what I’m thinking?
(私と同じこと考えてる?)

Phil: You could blow off the convention.
(君は会合をすっぽかせる。)

Phil: We could stay here for a romantic few days but never tell the kids because we just made them go home?
(ここで数日ロマンチックに過ごして、でも子どもたちには言わない、ついさっき家に帰らせたばかりだから?)

Claire: Yes! That is the first time you’ve ever answered that question right.
(そう! その質問に正解したの、初めてじゃない。)

Modern Family Season8 Episode1 (A Tale of Three Cities)

Are you thinking what I’m thinking? は「私と同じこと考えてる?」という意味で、はっきり言いにくい提案を相手に察してもらう形で切り出す決まり文句です。フィルはその中身を言い当て、クレアは「初めて正解した」と返します。

blow off は「(予定を)すっぽかす」というくだけた句動詞で、ここではクレアが出る予定だった会合を指します。never tell the kids は「子どもたちには言わない」という取り決めで、この一言から二人の内緒が始まります。

実は子どもたちのほうも、ホテル代をどうするかを話し合ったうえで、両親に内緒で滞在を延ばしていました。親子がそれぞれ同じ秘密を抱える形になったわけです。

日常で使うなら、Are you thinking what I’m thinking? Pizza for dinner?(同じこと考えてる? 夕飯はピザ?)のように、問いの後に自分の案を続けると自然です。

「I hate that I can’t share this with him」後ろめたさを口にする

同じころ、両親と子どもたちはそれぞれ、その場にいない家族のことを口にします。両親の側では、フィルがクレアにこう話します。

Phil: Remember how Luke used to call it “jeh-woh”? I hate that I can’t share this with him.
(ルークがこれを「ジェオー」って呼んでたの、覚えてる? これをあいつと一緒に楽しめないのがつらいよ。)

Phil: Magic isn’t about secrets and tricking people.
(マジックってのは、秘密とか人をだますことじゃないんだ。)

Claire: Phil! Get it together.
(フィル! しっかりして。)

Modern Family Season8 Episode1 (A Tale of Three Cities)

「jeh-woh」は、ルークがかつてゼリー(jello)をそう呼んでいたというフィルの思い出です。I hate that ~ は「〜なのがつらい、嫌だ」と、自分ではどうにもならない状況への気持ちを言う形です。内緒を守っている最中に「秘密や人をだますことじゃない」と言ってしまうフィルに、クレアは Get it together.(しっかりして、取り乱さないで)と返します。

場面は子どもたちの側に移り、ルークがこう話します。

Luke: I just feel bad that he’s missing out.
(パパがこれを見逃してるのが、なんか申し訳なくて。)

Luke: This is our thing.
(これって僕たちの楽しみなのに。)

Modern Family Season8 Episode1 (A Tale of Three Cities)

ルークの言う he は父のフィルのことです。feel bad that ~ は「〜を申し訳なく思う」、miss out は「楽しいことを逃す」という意味で、相手の損を自分のことのように感じている言い方です。This is our thing. の our thing は「自分たちの定番、共通の楽しみ」を指し、ここではルークにとって父と分かち合うものと読める流れです。親と子がお互いに知らないまま、ほぼ同じ後ろめたさを言葉にしているのが印象的です。

「We’re liars! I’m so sorry.」ばれた後の認め方

父の日の集まりで、ジェイとフィルのあいさつが終わると、ルークが打ち明けます。

Luke: We stayed in New York for five more days.
(僕たち、ニューヨークにあと5日いたんだ。)

Luke: And I saw David Blaine in jello, and I’ve been dying to tell you, but they wouldn’t let me!
(それでゼリーの中のデヴィッド・ブレインを見て、ずっと話したくてたまらなかったのに、言わせてもらえなかったんだ!)

Haley: You’re a disgrace.
(恥さらしね。)

Phil: Oh, my God! Your mother and I
(なんてことだ! ママとパパは)

Claire: Are furious! Furious! You were in New York this whole time, and you didn’t say anything
(カンカンよ! カンカン! ずっとニューヨークにいたのに、何も言わずに)

Modern Family Season8 Episode1 (A Tale of Three Cities)

I’ve been dying to tell you は「ずっと言いたくてたまらなかった」で、be dying to ~ が強い願望を表します。but they wouldn’t let me と続けることで、黙っていたのは自分の意思ではなかったと打ち明ける形にもなっています。クレアはフィルの言いかけた文を Are furious! と引き取り、子どもたちを責めます。

ところがその後、両親もニューヨークに残っていたことにヘイリーが気づきます。今度は両親が認める番です。

Phil: We’re liars! I’m so sorry.
(俺たち、うそつきだ! 本当にごめん。)

Claire: No, it’s my fault.
(ううん、私のせいよ。)

Claire: I — I kept the lie going.
(私が……私がうそを続けたの。)

Modern Family Season8 Episode1 (A Tale of Three Cities)

言い方 働き
We’re liars! 自分たちの非をひとまとめに認める
I’m so sorry. 謝る
No, it’s my fault. 相手の謝罪を受けて責任を引き取る
I kept the lie going. うそを続けた責任を具体的に言う

We’re liars! は自分たちをうそつきと言い切る率直な認め方で、すぐ後に I’m so sorry. が続きます。言い訳を挟まず、先に非を認めてから謝る順番になっている点が見どころです。

クレアの No, it’s my fault. は、No でフィルの自責を打ち消したうえで「私のせい」と責任を自分に引き寄せる言い方です。一方が責任を引き取ることで謝罪の重心がはっきりします。keep ~ going は「〜を続ける」で、kept the lie going は、うそを始めたかどうかより、続けたことへの責任を口にした一言です。It’s my fault. I kept putting it off.(私のせい。ずっと先延ばしにしてた。)のように、何を続けてしまったのかを添えると謝罪が具体的になります。

まとめ|内緒の相談から白状まで

Are you thinking what I’m thinking? でこっそり決め、I hate that ~ や feel bad that ~ で後ろめたさを口にし、最後は We’re liars! と It’s my fault. で認めます。内緒の始まりから白状までの英語が、一つの回にそろっていると言えます。

次も『モダンファミリー』を観ながら、家族の英語に触れていきましょう。

電話の切り際の一言や父の日の英語は、同じ回のほかのコラムやフレーズ記事でも読めます。

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