「hire people to do stuff like errands」に見る、用事を人に頼み引き受ける英語|『ビッグバン★セオリー』S09E23で学ぶ英会話

『The Big Bang Theory』コラム: 「hire people to do stuff like errands」に見る、用事を人に頼み引き受ける英語|『ビッグバン★セオリー』S09E23で学ぶ英会話

海外ドラマを使って英語表現を学ぶ『ドラマdeエイゴ』へようこそ。

今回は、『ビッグバン★セオリー』シーズン9 エピソード23から、用事を人に頼み、引き受ける英語を取り上げます。順番待ちや買い物の付き添いまで有償で頼めると知ったシェルドンが、スチュアートをあれこれ雇い始める回です。

依頼する側と引き受ける側、双方の言い回しが短いやりとりに詰まっています。hireを軸に、報酬を巡る表現まで順に見ていきましょう。

目次

「hire people to do stuff like errands」用事を頼めるという発想

コミックストアで、映画の上映イベントの話をしていた面々。予定が重なって行けそうにないと嘆くシェルドンをよそに、ハワードがこんな情報を持ち出します。

Howard: If you really care that much, there are apps now that’ll let you hire people to do stuff like errands and wait in lines.
(そんなに気になるなら、今は用事とか行列の順番待ちみたいなことを、人に頼めるアプリがあるんだぜ。)

Stuart: People are actually waiting in lines as a job? Boy, makes me feel better about my life.
(仕事として列に並んでる人が実際にいるの? へえ、自分の人生も悪くない気がしてきたよ。)

Howard: Some of these guys make over $20 an hour.
(中には時給20ドル以上稼ぐやつもいるんだ。)

Stuart: And now I feel worse again.
(今、また落ち込んできた。)

TBBT Season9 Episode23

hire は、報酬を払って人を雇うときの基本の動詞です。errand は、買い物や届け物のような細々した用足しを指す語です。

do stuff like ~ は「〜みたいなことをする」。stuffのおかげで、内容をぼかしたまま例を挙げられる口語的な言い方です。

時給20ドルという数字は、あくまで作中の台詞として語られるものです。並ぶことまで仕事になるという発想に、スチュアートが一喜一憂するのも見どころです。

「I get paid either way」雇われた側の割り切り

後の場面では、エイミーの車にシェルドンではなくスチュアートが現れます。

Stuart: I thought that might come up. Sheldon hired me to go shopping with you.
(そう来る気はしてたんだ。シェルドンに雇われて、君と買い物に行くことになってて。)

Amy: Hold on. He paid you to get out of spending time with me?
(待って。彼は私と過ごさずに済むように、あなたにお金を払ったってこと?)

Stuart: No, it’s not like that. There’s a long line he’d rather stand in. So what are we doing? Old Navy, Build-A-Bear? I get paid either way.
(いや、そういうことじゃないんだ。彼にはどうしても並びたい長い列があってさ。それで、どうする? オールドネイビー? ビルド・ア・ベア? どっちにしても僕は報酬をもらえるから。)

TBBT Season9 Episode23

hire 人 to do は「人を雇って〜してもらう」。同じ出来事が、エイミーの口では pay 人 to do(人にお金を払って〜させる)と言い換えられます。動詞の選び方に、受け取り方の差がにじみます。

get paid は「報酬を受け取る」、either way は「どちらにしても」。行き先がどこでも支払いは変わらない、という割り切りです。

さらにスチュアートは、荷物持ちなら喜んでやると食い下がり、苛立つエイミーに Look, lady, I just work here.(ねえ、お客さん、僕はただの雇われなんで)とかわします。I just work here は、決定権は自分にないと責任を切り分ける定番の一言です。

「I’m happy to hold your place」引き受けの申し出

行列の場面では、今度はスチュアートの側から申し出ます。列を離れる用ができたシェルドンとのやりとりです。

Stuart: I’m happy to hold your place till you get back.
(戻ってくるまで、喜んで場所を取っておくよ。)

Sheldon: You would do that?
(やってくれるのかい?)

Stuart: Consider it my way of getting more of your money.
(君のお金をさらにいただく手段だと思ってよ。)

Sheldon: You’re a good man.
(君はいい人だな。)

TBBT Season9 Episode23

be happy to + 動詞 は「喜んで〜する」という引き受けの定番です。hold someone’s place は、列や席で場所を取っておくこと。till you get back(戻ってくるまで)と期限を添える形まで、そのまま使えます。

Consider it ~ は「〜だと思ってくれ」。ちゃっかり本音を言う下地にもなっています。

立ち去り際の Anyone else need anything before I go?(行く前に、ほかに何か要る人は?)も、引き受ける側の気の利いた一言です。ハワードからは if you ever need a reference or anything, just let me know(推薦が必要になったら、いつでも言ってくれ)という言葉まで出て、行列がすっかりスチュアートの仕事場になっています。referenceは、働きぶりを保証してくれる照会先のことです。

まとめ|頼む英語と引き受ける英語

今回は、hire 人 to doとpay 人 to doの対比から、be happy to、hold someone’s place、I just work hereまで、用事を頼み引き受ける表現を見てきました。依頼と受諾が一往復で決まっていく歯切れの良さが、実際の会話の手本になります。

雇い雇われの妙な結びつきを、台詞と一緒に味わえるエピソードです。

このエピソードの英語表現は、フレーズ記事やエピソードまとめでも扱っています。

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