「we just need to be more creative」行き詰まった相談で発想を広げる一言|『ビッグバン★セオリー』S10E13で学ぶ英会話

『The Big Bang Theory』コラム: 「we just need to be more creative」行き詰まった相談で発想を広げる一言|『ビッグバン★セオリー』S10E13で学ぶ英会話

海外ドラマを使って英語表現を学ぶ『ドラマdeエイゴ』へようこそ。

今回は『ビッグバン★セオリー』シーズン10 第13話から、ラージの一言「we just need to be more creative」を手がかりに、行き詰まった相談で案を出し合うときの英語を取り上げます。赤ちゃんの部屋の床がきしむという悩みに、ハワードとラージ、バーナデットが知恵を絞ります。

案の出し方と、出された案への反応の仕方を、場面の順に見ていきます。

目次

試した対策の報告と「That sounds expensive.」

ハワードとバーナデットの家のキッチンで、赤ちゃんを寝かしつけたハワードが、床がきしんで起こしてしまうところだったとこぼします。ラージに対策を聞かれると、ハワードはラグを敷いたが It didn’t help.(効かなかった)と答えます。

床板を釘で打ちつけてもみたと聞いたラージは、Did that do anything?(それで何か変わった?)と効果を尋ねます。ハワードの答えは、床に小さな穴が開いた、だからラグを買ったというもの。対策が別の問題を生んでいたというオチで、手詰まりの状況が伝わってきます。

再びキッチンの場面で、電話で父親と話していたバーナデットが、古い床をきちんと直すには、はがして全部張り替えるしかないという父親の助言を二人に伝えます。

Howard: That sounds expensive.
(高くつきそうだな。)

Raj: Hang on. No offence to her father, but he’s not an MIT trained engineer. Thinking and building is what you do.
(待ってくれ。彼女のお父さんを悪く言うつもりはないけど、彼はMIT出のエンジニアじゃない。考えて作るのが君の仕事だろう。)

TBBT Season10 Episode13

That sounds expensive. は、聞いた案に対して費用面の心配を示す反応です。sound は「聞いた限りでは〜に思える」という意味で、案そのものを否定せずに懸念を伝えられます。

ラージの No offence to ~, but は「〜を悪く言うつもりはないけれど」と、異を唱える前に添える前置きです。台本ではイギリス式の綴りですが、アメリカ式では offense と書きます。続く Thinking and building is what you do. は、相手の得意分野を持ち上げて、自分たちで解決しようと促す一言になっています。

「What if you ~?」で案を出し、「No.」で退ける

ハワードの軽口をはさんで、ラージがタイトルの一言を口にします。

Raj: Oh come on, we just need to be more creative. What if you didn’t step on the floor at all? Like, what if you swung on a rope from the ceiling?
(おいおい、もっと発想を広げればいいだけさ。床をまったく踏まなかったらどうだい?たとえば、天井からロープでぶら下がって移動するとか。)

Howard: No.
(却下だ。)

Raj: Okay, um, okay, what if you rig up a pulley system and move yourself across the room in a harness?
(わかった、えっと、じゃあ、滑車を仕掛けて、ハーネスで部屋の中を移動したらどうだい?)

Howard: No.
(却下。)

TBBT Season10 Episode13

we just need to be more creative の just は「〜しさえすればいい」という響きで、手詰まりの空気を押し返しています。What if you ~? は「〜したらどう?」と案を出す形で、過去形の didn’t step や swung では仮定の色合いが強まり、現在形の rig up ではより具体的な提案に聞こえるとされます。Like, は具体例を足す合図です。

そこへバーナデットも加わります。

Bernadette: I have one. What if you got a giant slingshot and flung yourself into the wall?
(私も一つあるわ。巨大なパチンコで、自分を壁に飛ばしたらどう?)

Howard: Is that supposed to be funny?
(それ、笑わせるつもりか?)

Raj: Hold on. Yeah, that’s funny.
(待って。うん、それは面白いよ。)

TBBT Season10 Episode13

I have one. は「案がある」と名乗り出る短い一言です。ハワードの Is that supposed to be funny? は、冗談かどうかを確かめる形で、むっとした響きがあります。No. の一語だけで退けるのも、気心の知れた相手との会話ならではです。

別の場面では、子ども部屋でハワードがマス目で部屋を表し、All we need to do is ~(〜しさえすればいい)で、きしむ場所を書き込んで静かな通り道を探す計画を示します。再び子ども部屋の場面で、ハワードはバーナデットに手順を実演し、you get the idea(あとは分かるだろう)と締めます。ところがバーナデットは、暗い中で赤ちゃんを抱えてこれをやれというのかと返し、ラージも彼女は感心していないようだと口にします。案が出ても、使う人が納得しなければ解決にならないことが伝わるやり取りです。

話し合いの場では、What if we ~? と we を主語にすると、一緒に考える響きが出ます。

まとめ|案を出す言葉、受ける言葉

行き詰まった相談では、we just need to be more creativeで空気を変え、What if you ~?で案を出し、That sounds expensive.やIs that supposed to be funny?で反応する、というやり取りが生まれます。出し方と受け方を知っておくと、話し合いに加わりやすくなります。

床のきしみに知恵を絞る三人を観ながら案の出し方を拾うと、この回の英語が身近になります。

ほかのコラムやフレーズ記事では、同じ回の別の場面の英語を扱っています。

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