海外ドラマを使って英語表現を学ぶ『ドラマdeエイゴ』へようこそ。
今回扱うのは、『ビッグバン★セオリー』シーズン8 第10話に登場する、ペニーが同僚のバーナデットに「きつく見られがち」だと率直に伝え、バーナデットが自分の評判を気にして態度を改めようとする場面の言い回しです。相手からの見られ方を婉曲に伝える言い方と、支える気持ちを表す言い方を扱います。
会議室での率直なやり取りから、態度を改める決意の場面まで、順番に見ていきます。
come off で相手にどう見えているかを婉曲に伝える
ペニーは、バーナデットに率直な指摘を切り出します。
Penny: sometimes people think you might come off a little harsh.
(時々だけど、あなたのことをちょっときつい人だって思う人がいるのよ。)TBBT Season8 Episode10 (The Champagne Reflection)
come off は「(人に)〜という印象を与える」という言い方です。本人の性格そのものを断定するのではなく、周りにどう映るかという見え方の話に限定できるため、率直な指摘でも角が立ちにくくなります。might を添えることで、さらに控えめな伝え方になっています。
指摘を受け止めたバーナデットは、その後の会話でこう打ち明けます。
Bernadette: I don’t want anyone walking on eggshells around me.
(誰にも、私に気を遣ってびくびくしながら接してほしくないの。)TBBT Season8 Episode10 (The Champagne Reflection)
walking on eggshells は、卵の殻の上を踏むように、相手を怒らせないよう過度に気を遣っている状態を表す慣用表現です。周囲が緊張しながら接している様子が、卵の殻という具体的なイメージで伝わってきます。
相手を支える言い方とアドバイスの伝え方
不安がるバーナデットに、ペニーは前向きな言葉をかけます。
Penny: They’re just a little intimidated. All you need to do is show everyone how sweet you really are.
(みんな、ちょっと怖がってるだけよ。本当に優しいあなたを、そのままみんなに見せてあげればいいだけなんだから。)TBBT Season8 Episode10 (The Champagne Reflection)
All you need to do is ~. は「〜さえすればいい」と、必要なことをひとつに絞って伝える言い方です。
それでも尻込みするバーナデットに、ペニーはさらに言葉を重ねます。
Penny: I am here for you, and we are gonna fix this together.
(私はあなたの味方だから、一緒にこれを解決していこう。)TBBT Season8 Episode10 (The Champagne Reflection)
I am here for you. は、相手を支える気持ちをまっすぐ伝える定型表現で、we are gonna fix this together が「一緒に解決する」という共同の姿勢を添えています。
会話の終盤、態度を改めようとするバーナデットに、ペニーはこう声をかけます。
Penny: You don’t have to be mean to get what you want.
(欲しいものを手に入れるのに、意地悪にならなくたっていいのよ。)TBBT Season8 Episode10 (The Champagne Reflection)
You don’t have to ~. は「〜する必要はない」と、相手の思い込みをやんわり正す言い方です。強い否定ではなく don’t have to という選択の余地を残す表現を使うことで、相手を責めずに考え方を修正できる言い回しになっています。
まとめ|見られ方を伝える言い方と支える言い方
come off・walking on eggshells という、相手にどう見えているかを伝える言い方から、All you need to do is ~・I am here for you・You don’t have to ~ という支える言い方・アドバイスの言い方まで見てきました。相手を傷つけずに率直な指摘を伝える言い回しと、それを受け止める側を支える言い回しの両方が、会話表現の引き出しに加わります。
『ビッグバン★セオリー』のキャラクターたちの掛け合いから、これからも英語表現を見つけていきましょう。
このエピソードで登場した表現は、フレーズ記事やまとめ記事でも別の角度から取り上げています。


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