「what’s the third option?」に見る、案を並べて絞り込むときの英語|『ビッグバン★セオリー』S09E11で学ぶ英会話

『The Big Bang Theory』コラム: 「what's the third option?」に見る、案を並べて絞り込むときの英語|『ビッグバン★セオリー』S09E11で学ぶ英会話

海外ドラマを使って英語表現を学ぶ『ドラマdeエイゴ』へようこそ。

今回取り上げるのは、『ビッグバン★セオリー』シーズン9 第11話から、案を並べて絞り込むときの英語です。エイミーへの誕生日プレゼントに頭を悩ませるシェルドンが、ペニーとバーナデットを相手に、温めてきた3つの案を順番に披露していきます。

英語で案を出し合う場面には、総数の宣言、序数での列挙、方向の修正という進め方の型があります。come up withからwhat’s the third option?まで、流れで見ていきましょう。

目次

「I’ve come up with three ideas」総数を宣言してから並べる

ペニーの部屋を訪ねたシェルドンは、エイミーの誕生日を一緒に過ごすことになったと報告し、贈り物選びの手伝いを頼み込みます。

Sheldon: Well, as you know, I’ll be celebrating Amy’s birthday with her, and I could use your assistance in helping me select the perfect gift.
(実は、知っての通り、エイミーの誕生日を一緒に祝うことになってね。完璧な贈り物を選ぶのに、君たちの手を借りたいんだ。)

Bernadette: Sure.
(いいわよ。)

Sheldon: Well, so far, I’ve come up with three ideas. The first is a chance for her to play the harp with the L.A. Philharmonic.
(今のところ、案は3つ思いついてるんだ。1つ目は、彼女がロサンゼルス・フィルハーモニックと一緒にハープを弾く機会だよ。)

TBBT Season9 Episode11

come up with ~ は「(案や答えを)思いつく」。I’ve come up with three ideas. のように総数を先に宣言すると、聞き手は全体像を頭に置いたまま話を聞けます。

そのうえで The first is ~ と序数で切り出せば、いま何番目の話をしているのかが常に明確です。会議や買い物の相談で、そのまま真似できる進め方と言えます。

「I said a chance」自分の言葉を引用して訂正する

楽団と一緒にハープを弾くという第1案に、ペニーは思わず聞き返します。シェルドンの答えは、彼らしい理屈で成り立っています。

Penny: Wow. You can really arrange that?
(すごい。そんなの本当に手配できるの?)

Sheldon: Well, I said a chance, you know. When you tell them it’s your birthday at Bennigan’s, they make a fuss. I don’t see why the Philharmonic would be any different.
(ほら、僕は「機会」と言ったんだよ。ベニガンズで誕生日だと伝えれば、盛大に騒いでくれるだろう。フィルハーモニックが違うとは思えないね。)

Bernadette: How about something a little more realistic?
(もう少し現実的なのはどうかしら?)

TBBT Season9 Episode11

I said ~ は、自分の使った言葉をそのまま引用して、相手の受け取り方を訂正する言い方です。a chance to doは「〜できる機会」であって確約ではない、という語の厳密さが、そのまま笑いの落ちになっています。

I don’t see why ~ would be any different. は「〜が違うとは思えない」という類推の型です。バーナデットの a little more +形容詞 は、相手の案を否定せずに条件を少しだけ引き上げる、やわらかい軌道修正に使えます。

「what’s the third option?」次を促して最後まで聞き出す

第2案は、エイミーが自分でセーターを編むことにちなんだ、羊毛の催事への旅行です。ペニーは冗談の落ちを待っていたと返しますが、バーナデットは別の見方を示します。

Bernadette: Hold on. It could be romantic. The two of them away together, keeping each other warm in snowy Wisconsin.
(待って。ロマンチックかもしれないわよ。2人きりで遠出して、雪のウィスコンシンで温め合うの。)

Sheldon: No, no, no, no. She’d be going alone. Well, if you think I’m afraid of birds, you should see me around sheep.
(いや、いや、いや、いや。行くのは彼女ひとりだよ。僕が鳥を怖がると思うなら、羊に囲まれた僕を見てほしいね。)

Penny: Okay, well, what’s the third option?
(オーケー、それで、3つ目の案は何?)

TBBT Season9 Episode11

Hold on. は「待って」と話を一度止めて、別の見方を差し込む合図です。It could be ~ のcouldには「〜かもしれない」という含みがあり、断定せずに可能性を持ち上げられます。

締めくくりの what’s the third option? は、序数で数えながら次の案を促す聞き方です。option は並んだ中から選べる「選択肢」。リストを最後まで聞き出してから絞り込みへ進む、相談の基本の動きが見えてきます。

まとめ|数えて並べると相談が前に進む

今回は、come up withで案を出し、総数の宣言と序数の列挙で並べ、a little more realisticで方向を直しながら、what’s the third option?で次を促す流れを見てきました。案の中身がどれほど突飛でも、進め方の型は揺らぎません。

数えながら並べるだけで聞き手は口を挟みやすくなり、相談が自然に前へ進んでいくのが分かります。

同じエピソードの英語は、他のコラムやフレーズ記事でも別の場面から取り上げています。

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