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『モダンファミリー』シーズン5第7話は、学校のフェアに家族がそろって出かける一日を描いた回です。会場には食べ物の屋台やゲーム、フィルが歌うバンド、ケーキのコンテストなどがそろい、家族それぞれがフェアの一日を過ごします。
今回は、劇中に登場するフェアの出し物や催しを手がかりに、アメリカの学校のフェアの文化を見ていきます。規模や内容は学校や地域によって異なるため、一般的な傾向として紹介します。
「school fair」の会場に並ぶもの
フェア当日、フィルはこの日の計画をこう語ります。
Phil: So today at the school fair, a band called the Dad Beats is gonna surprise Claire with a power love ballad.
(それで今日、学校のフェアで、ダッド・ビーツっていうバンドがクレアにパワー・ラブ・バラードを贈ってサプライズするんだ。)Modern Family Season5 Episode7 (A Fair to Remember)
アメリカの学校では、school fair や school carnival と呼ばれる催しが開かれることがあり、生徒や保護者、地域の人たちが集まる場になることが多いようです。ダッド・ビーツはその名のとおり父親たちのバンドとして登場し、保護者が出し物の側に回る様子がうかがえます。
会場ではミッチェルが、フットボールのコーチを務めるキャメロンにこう声をかけます。
Mitchell: Do you want to get your face painted like a pretty butterfly?
(かわいいチョウチョのフェイスペイントしてもらう?)Cameron: No.
(いや。)Cameron: I’m just not in the mood.
(そんな気分じゃないんだ。)Modern Family Season5 Episode7 (A Fair to Remember)
get one’s face painted は「顔に絵を描いてもらう」という意味で、フェイスペイントは子ども向けの催しの定番の出し物の一つとされます。続く場面でも、二人はこんなやり取りを交わします。
Mitchell: You know what might make you feel better?
(何をしたら気分が晴れると思う?)Cameron: Gathering my team and putting the fear of God in them.
(チームを集めて、震え上がらせてやることだ。)Mitchell: I was gonna say a churro.
(チュロスって言おうと思ったんだけど。)Modern Family Season5 Episode7 (A Fair to Remember)
ミッチェルが思い浮かべたのは屋台の churro(チュロス)で、キャメロンの答えとのずれが笑いを生んでいます。別の場面には観覧車(Ferris wheel)やモグラたたき(whack-a-mole)、揚げピクルス(fried pickle)といった言葉も出てきて、乗り物やゲームもそろう会場の様子がうかがえます。
ケーキコンテストと「first-place ribbons」
フェアには腕前を競うコンテストもあります。会場へ向かう車中で、マニーはジェイにこう答えます。
Jay: You’re sure you want to do this?
(本当にやる気か?)Manny: I’m going to win the cake contest, and then there’ll be no stopping me.
(ケーキコンテストで優勝するんだ。そうしたら、もう誰も僕を止められない。)Modern Family Season5 Episode7 (A Fair to Remember)
マニーはさらに、入賞の証についてこう続けます。
Manny: First-place ribbons earn respect, Jay.
(1等のリボンは尊敬を集めるんだよ、ジェイ。)Modern Family Season5 Episode7 (A Fair to Remember)
アメリカのフェアやコンテストでは、入賞者に色つきのリボンを贈る習慣があると言われます。1等を表す first place は、2等なら second place、3等なら third place と言い換えます。there’ll be no stopping me は「もう誰にも止められない」という意気込みの言い方で、勝負の前の高揚感がそのまま表れています。
焼き菓子や料理の腕前を競う催しは、学校行事に限らず、地域のお祭りでもなじみのある出し物とされます。家族や近所の人が審査を見守る、手づくりの雰囲気がこうした催しの持ち味と言えます。
コンテストの話題では、次のような言い方もよく組み合わされます。
- A: Are you going to enter the baking contest this year?
(今年もお菓子のコンテストに出るの?) - B: Yes. I’m hoping to win first place this time.
(うん。今度こそ1等を取りたいんだ。)
enter a contest は「コンテストに出る」、win first place は「1等を取る」という意味です。マニーの台詞と合わせて覚えると、出場から結果までを一続きで話せます。
チャリティの「逮捕」と結果報告
このフェアには、少し変わった催しもあります。その仕組みは、会場でこう説明されます。
— It’s for charity.
(チャリティなんだ。)— People pay for you to arrest and throw somebody in jail for 10 minutes.
(みんながお金を払って、あんたに誰かを逮捕させて、10分間牢屋に入れてもらうってわけ。)Modern Family Season5 Episode7 (A Fair to Remember)
It’s for charity. は「慈善目的です」と、催しの趣旨を一言で伝える言い方です。People pay for you to ~ は「人々がお金を払って、あなたに〜してもらう」という構文で、仕組みの説明によく合います。学校のフェアは、遊びの場であると同時に、学校や慈善活動のための資金集めを兼ねることがあると言われます。ただし、催しの中身や集めたお金の使い道は学校や地域によってさまざまです。
フェアの一日が終わると、マニーの家族は結果をこう報告します。
Manny: I won the cake contest!
(ケーキコンテストで優勝したよ!)Jay: The other good news.
(もう一つのいい知らせだ。)Gloria: He made the football team.
(フットボールのチームに入ったの。)Jay: They won their first game.
(チームは初戦に勝った。)Manny: And the guys love my banana bread.
(それに、みんな僕のバナナブレッドが大好きなんだ。)Modern Family Season5 Episode7 (A Fair to Remember)
make the team は「チームに入る」「選抜を通る」という意味で、選考を経てメンバーに選ばれる場面でよく使われます。ケーキの優勝とチーム入りという二つの知らせが、フェアの一日の締めくくりとして並ぶ場面です。ジェイの The other good news. は、先に出た知らせを受けて「もう一つのいい知らせ」を促す一言で、知らせが複数あるときの話の運び方として参考になります。
まとめ|学校のフェアを英語でのぞく
school fair の会場に並ぶ face painting や churro、cake contest と first-place ribbons、資金集めを兼ねた charity の催し。フェアの一日からは、学校と家族と地域がひとつの場に集まる文化が見えてきます。
『モダンファミリー』のにぎやかな行事の回を観ながら、アメリカの暮らしの英語も味わっていきましょう。
フェアの会場での言い合いや記念日をめぐる会話は、同じ回のほかのコラムで取り上げています。


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