「throw away」と「give away」はどう違う?家の片づけで使い分ける英語|『モダンファミリー』S07E12で学ぶ英会話

『Modern Family』コラム: 「throw away」と「give away」はどう違う?家の片づけで使い分ける英語|『モダンファミリー』S07E12で学ぶ英会話

海外ドラマを使って英語表現を学ぶ『ドラマdeエイゴ』へようこそ。

『モダンファミリー』シーズン7第12話では、週明けからジェイの会社を任されるクレアが、その前に家族に使っていない物を出させようとします。けれども、フィルは思い出の品をなかなか手放そうとしません。

日本語の「捨てる」と「譲る」は別の言葉ですが、英語では throw away と give away のように、よく似た形の句動詞で言い分けます。片づけをめぐる家族のやりとりを追いながら、物を処分するときの言い方を、物の行き先という視点で整理します。

目次

「get rid of」は処分の方法を問わない言い方

片づけの最中、クレアはフィルに、何か手放した物はあるかと確かめます。

Claire: Have you gotten rid of anything today?
(今日は何か処分した?)

Phil: Yeah, all that.
(ああ、そこにあるの全部。)

Claire: That’s one sock.
(靴下が片方あるだけじゃない。)

Modern Family Season7 Episode12 (Clean for a Day)

get rid of ~ は「〜を手元からなくす」という意味の言い方です。ごみに出すのか、人に渡すのか、売るのかといった方法までは言っていないので、「処分する」全般を表す総称として使えます。片づけの進み具合を聞くクレアの問いが、この言い方になっているのは自然な選び方と言えます。物だけでなく、get rid of a bad habit(悪い習慣をやめる)のように、手放したいもの全般に使える点も覚えておくと便利です。

Have you gotten ~ today? は現在完了の疑問文で、「今日のうちに〜は済んだ?」と、今の時点までの成果を尋ねる形です。gotten は get の過去分詞としてアメリカ英語でよく使われる形です。

フィルの all that は「それ全部」と量を大きく見せる言い方ですが、クレアの That’s one sock. がすぐに中身を言い当てます。たった3語の返しで、ほとんど何も出していないことが伝わる切り返しが印象的です。

自分の話に置き換えるなら、I need to get rid of some old clothes before I move.(引っ越す前に古い服をいくつか処分しなきゃ。)のように使えます。

「give away」は誰かの手に渡すこと

片づけが進んだ後の場面では、寄付に出す品をめぐって、フィルがクレアに思いをぶつけます。

Phil: Honey, we don’t want to give this stuff away. We like it. It’s important to us.
(なあ、こういうのは人にあげたくないんだよ。気に入ってるし、俺たちには大事なものなんだ。)

Claire: How can it be important to you? You didn’t even know it existed until I told you to go through the closet and find it.
(どうして大事なのよ? クローゼットを探してって私が言うまで、あることさえ知らなかったでしょ。)

Modern Family Season7 Episode12 (Clean for a Day)

give ~ away は「〜を人にただで渡す、譲る」という意味です。物はまだ使える状態のまま、別の誰かの手に渡るという点が、ごみとして捨てる言い方との大きな違いです。目的語が代名詞のときは give it away の語順になり、give away it とは言いません。

フィルは We like it. It’s important to us. と、手放したくない理由を短い文で重ねています。これに対するクレアの How can it be important to you? は、疑問文の形をとった反論です。「大事なわけがない」と言い切る代わりに、「どうしてそう言えるの?」と相手に説明を求める形になっています。

このやりとりの続きでは、we are donating it(それは寄付に出す)という言葉も返されます。donate は団体などに寄付するときの少し改まった語で、give away よりも寄付の意味がはっきりします。

身近な場面なら、I gave away my old bike to a neighbor’s kid.(古い自転車を近所の子にあげた。)のように、誰に渡したかを to で添えると伝わりやすくなります。

「throw away」はごみとして捨てること

終盤、手放した物の話が家族のあいだで出る中で、フィルはクレアにこう尋ねます。

Phil: Wait. You threw away my Stretch Armstrong?
(待って。俺のストレッチ・アームストロングを捨てたの?)

Claire: Yes. It’s gone.
(ええ。もうないわ。)

Modern Family Season7 Episode12 (Clean for a Day)

throw ~ away は「〜をごみとして捨てる」という意味で、捨てた物は誰の手にも渡らず、戻ってこないことを含みます。throw ~ out もほぼ同じ意味で使われる言い方です。You threw away my ~? は平叙文の語順のまま語尾を上げる形で、驚きながら問いただす響きになります。クレアの Yes. It’s gone. は、言い訳をせずに事実だけを認める短い答え方です。

ここまでの言い方を、物の行き先で並べると次のようになります。

表現 意味 物の行き先
get rid of 処分する(方法を問わない) 手元からなくなる
give away 人に譲る、ただであげる 誰かの手に渡る
donate 寄付する 団体などに渡る
throw away / throw out 捨てる ごみになる

「処分した?」と聞くなら get rid of、「人にあげた」なら give away、「捨てた」なら throw away と、行き先に合わせて選ぶのがポイントです。

この違いは、聞き返されたときの答え方にも表れます。たとえば I didn’t throw it away. I gave it away.(捨てたんじゃなくて、人にあげたんだ。)と言えば、物がまだどこかで使われていることを一言で示せます。反対に、もう手元にもどこにもないと伝えるなら、クレアのように It’s gone. と短く言い切る形が使えます。gone は「なくなった、もうない」を表す形容詞で、物だけでなく、時間や機会が過ぎたときにも使われます。

まとめ|物の行き先で言い分ける

方法を問わない get rid of、人の手に渡す give away、ごみとして捨てる throw away。物がどこへ行くのかを意識すると、片づけの英語は選びやすくなります。フィルとクレアの言い合いには、その違いがそろって表れています。

これからも『モダンファミリー』の家族の会話を手がかりに、英語の言い回しを集めていきましょう。

寄付の箱をめぐる言い合いの中で出てくる beside the point は、この回のフレーズ記事で詳しく取り上げています。

このエピソードを見るには

(タップすると各配信サービスの視聴ページへ移動します)

※配信状況は変更される場合があります(2026年5月時点)



  • URLをコピーしました!

コメント

コメントする

目次