「Be in my corner.」に見る、味方でいてほしいと頼む言い方と、応援を約束する英語表現|『モダンファミリー』S02E19で学ぶ英会話

『Modern Family』コラム: 「Be in my corner.」に見る、味方でいてほしいと頼む言い方と、応援を約束する英語表現|『モダンファミリー』S02E19で学ぶ英会話

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『モダンファミリー』シーズン2第19話では、中学校のミュージカルで暫定の音楽監督を務めることになったキャメロンと、その張り切りぶりを気にかけるミッチェルの会話が描かれます。率直な意見を伝えることと、相手の味方でいることをどう両立させるのかという身近な問いが、短い言い回しに表れている回です。

今回は be in someone’s corner を中心に、味方でいてほしいと頼む言い方と、応援を約束したりねぎらったりする言い方を見ていきます。

目次

「批判より味方でいて」と頼む be in my corner

キャメロンは中学校の暫定の音楽監督として、今夜の舞台に向けて準備を進めています。ミッチェルが「今夜までに子どもたちが覚えられるのか、もう知っているものにしたほうがいいのでは」と提案すると、キャメロンは反発します。続くやり取りです。

Cameron: Just leave it alone.
(もうほっといて。)

Mitchell: All right.
(わかったよ。)

Mitchell: Well, Cam, it’s just that sometimes you can be a little, you know, overenthusiastic.
(まあ、キャム、ただ君は時々ちょっと、ほら、張り切りすぎることがあるってだけだよ。)

Cameron: Is it really that big of a deal that I want this to be the best show in the world?
(これを世界一のショーにしたいって思うのが、そんなに大ごとなの?)

Mitchell: Well, as long as you heard me.
(まあ、聞いてくれたならいいけど。)

Cameron: Be in my corner. Don’t be so critical.
(僕の味方でいてよ。そんなに批判ばっかりしないで。)

Modern Family Season2 Episode19 (The Musical Man)

be in someone’s corner は「〜の味方でいる、〜を応援する」という意味の口語です。ボクシングで選手の休むコーナーにセコンドがつくことから来た言い方とされています。キャメロンはこれを命令文にして、Don’t be so critical. と並べました。2文を続けて読むと、「批判する側ではなく、自分の側に立ってほしい」という頼み方になっているのが分かります。

critical は「批判的な」という形容詞で、Don’t be so ~ と組み合わせると「そんなに〜しないで」と相手の態度をやわらげてほしいと伝える形になります。

ミッチェルの overenthusiastic は、enthusiastic(熱心な)に over- が付いて「熱が入りすぎた」という意味になる語です。you know をはさみ、a little で程度を弱めて伝えているのが、言いにくい指摘の出し方として参考になります。これに対するキャメロンの Is it really that big of a deal that ~? は「〜がそんなに大ごとなの?」と問い返す形で、指摘を受け流さずに反論するときに使えます。

この後、ミッチェルが「本当にそう見えているのか」と聞き返し、やり取りはこう続きます。

Cameron: Sometimes, yeah, I do, Mitchell.
(時々はね、うん、そう見えるよ、ミッチェル。)

Mitchell: Oh, Cam. Well, if that’s true, then I’m sorry. No, okay. From now on, I am in your corner, 100%. And that song is gonna knock everyone out.
(ああ、キャム。そうだとしたら、ごめん。いや、わかった。これからは、僕は100パーセント君の味方だ。それに、あの歌はみんなを圧倒するよ。)

Modern Family Season2 Episode19 (The Musical Man)

頼まれた側が同じ表現で I am in your corner と返し、100% で強めています。From now on を前に置くことで、「これからは」と先の行動を約束する言い方にまとまっています。knock everyone out は「みんなをノックアウトする」、つまり観客を圧倒するという褒め言葉で、ボクシング由来の表現が続いているのが面白いところです。

supportive で応援を名乗る、ねぎらう

その日のリハーサル中、舞台の段取りを説明しているキャメロンのところへ、ミッチェルが差し入れを持って現れます。

Mitchell: Surprise! Hi. Your supportive boyfriend dropped by to bring you a snack. P.B. and J.
(サプライズ! やあ。君を応援する彼氏が、差し入れを持って寄ったよ。P.B.アンド・Jだ。)

Cameron: Pear, Brie and jambon. My favorite.
(洋梨とブリーとジャンボンね。僕の大好物だよ。)

Modern Family Season2 Episode19 (The Musical Man)

supportive は「支えになる、応援してくれる」という形容詞です。ミッチェルは自分のことを supportive boyfriend と呼んで現れました。先の会話で in your corner と約束したミッチェルが、今度は supportive という別の語で、応援する側に立つことを自分から名乗っているのが印象的です。drop by は「ちょっと立ち寄る」という口語で、dropped by to ~ で「〜しに寄った」と用件まで一息に言えます。

P.B. and J. はピーナツバターとジャムのサンドイッチを指す略し方です。キャメロンは同じ頭文字で、洋梨、ブリーチーズ、ハムを意味するフランス語の jambon と言い直しています。中身がどちらだったのかは、台詞からは分かりません。

舞台が終わった後、キャメロンはミッチェルにこう尋ねます。

Cameron: Was it as awful as I think?
(思ってるくらいひどかった?)

Mitchell: Take the flowers.
(花を受け取って。)

Cameron: It must have been really hard for you to be supportive while I made a fool out of myself.
(僕が恥をさらしてる間、応援し続けるのは本当に大変だったよね。)

Mitchell: Oh. Come here.
(ああ。おいで。)

Modern Family Season2 Episode19 (The Musical Man)

Was it as awful as I think? は「自分が思っているくらいひどかったか」と、失敗の程度を恐る恐る確かめる聞き方です。It must have been hard for you to ~ は「〜するのは大変だったでしょう」と相手の苦労を推し量る形で、supportive がここでは相手をねぎらう言葉として使われています。make a fool out of oneself は「恥をさらす、笑いものになる」という意味です。

キャメロンの問いにミッチェルは出来の感想を言わず、「Take the flowers.」と花を差し出しています。舞台の出来をどう見ていたのかは台詞からは断定できませんが、キャメロンの言葉には「Come here.」と返しています。

まとめ|味方でいることを言葉にする

Be in my corner. で味方でいてほしいと頼み、I am in your corner, 100%. で約束し、supportive で応援を名乗ったり相手をねぎらったりする。キャメロンとミッチェルの会話から、相手の側に立つことを言葉で伝える表現の流れが見えてきます。

次回も『モダンファミリー』の家族の会話から、英語の言い回しを一緒に拾っていきましょう。

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