「You need to learn to share.」に見る、きょうだいに仲良くしてほしいときの英語表現|『モダンファミリー』S02E17で学ぶ英会話

『Modern Family』コラム: 「You need to learn to share.」に見る、きょうだいに仲良くしてほしいときの英語表現|『モダンファミリー』S02E17で学ぶ英会話

海外ドラマを使って英語表現を学ぶ『ドラマdeエイゴ』へようこそ。

『モダンファミリー』シーズン2第17話では、ヘイリーのお気に入りのセーターをアレックスが着ていたことから、姉妹の言い合いが始まります。クレアは2人に分け合うことを説き、娘たちにもっと仲良くしてほしいという自分の願いも口にします。

今回は、断りなく借りたことを責める言い方から、分け合うこと・仲良くすることを伝える表現まで、場面の順に1つずつ見ていきます。

目次

「without asking」と「learn to share」で、貸し借りのもめごとをさばく

朝、昼食代を頼みに来たヘイリーは、アレックスが自分のセーターを着ていることに気づき、脱がせてほしいとクレアに訴えます。

Claire: Alex, take it off.
(アレックス、脱ぎなさい。)

Alex: Last week she wore my sweatshirt without asking.
(先週、お姉ちゃんだって私のスウェットを勝手に着たじゃない。)

Claire: That is true.
(それは本当ね。)

Modern Family Season2 Episode17 (Two Monkeys and a Panda)

take it off は「(服を)脱ぐ」という句動詞です。アレックスの without asking は「断りなく」「勝手に」という意味で、相手が先に同じことをしていたと言い返す根拠になっています。Last week と時期を示して具体的に指摘している点も、言い返しとして効いていると言えます。クレアの That is true. は、アレックスの言い分を認める短い返事です。

このあとヘイリーが改めて訴えると、クレアは2人に向けて話します。

Haley: Now, Mom, that’s my favorite sweater.
(ねえママ、あれ私のお気に入りのセーターなんだけど。)

Haley: I just got it.
(買ったばっかりなの。)

Claire: You know what you girls need to learn to do? You need to learn to share.
(あなたたちが覚えなきゃいけないこと、分かる? 分け合うことよ。)

Claire: Because that’s what sisters do.
(それが姉妹ってものでしょ。)

Claire: All right, Haley, nothing’s gonna happen to your sweater.
(いいわね、ヘイリー、セーターには何も起きないから。)

Claire: Right, Alex? Hmm?
(そうよね、アレックス? ね?)

Haley: Okay, fine.
(分かったわよ、もういい。)

Modern Family Season2 Episode17 (Two Monkeys and a Panda)

ヘイリーの I just got it. の just は「〜したばかり」を表し、買ったばかりだという訴えの理由になっています。

You know what you girls need to learn to do? は、先に問いかけて相手の注意を引いてから答えを示す形です。答えの learn to share は「分け合うことを覚える」という意味で、share は物を共有する、貸し借りするという場面で幅広く使われます。that’s what sisters do は「それが姉妹のすることでしょ」と、関係そのものを理由にして説く言い方になっています。

nothing’s gonna happen to ~ は「〜には何も起きない」と相手を安心させる形で、続く問いかけで、セーターを着ている本人にも念を押しています。ヘイリーの Okay, fine. は、納得しきれないまま引き下がるときの返事として使われることがあります。

  • A: You took my charger without asking.
    (私の充電器、勝手に持っていったでしょ。)
  • B: You need to learn to share.
    (分け合うことを覚えなきゃね。)

「be close」と「get along」で、仲良くしてほしいと伝える

クレアは、娘たちへの願いをこう語っています。

Claire: More than anything I want my girls to stop fighting and be close.
(何よりも、娘たちにはけんかをやめて仲良くしてほしいの。)

Claire: I want them to share clothes and do each other’s hair and gossip about boys like I used to do with Mitchell.
(服を貸し合ったり、髪を結い合ったり、男の子のうわさ話をしたりしてほしいのよ。私がミッチェルとしてたみたいにね。)

Modern Family Season2 Episode17 (Two Monkeys and a Panda)

More than anything は「何よりも」と、願いの強さを示す前置きです。stop fighting は「けんかをやめる」、be close は「仲がいい」「親しい」という意味で、close は距離の近さだけでなく心の距離にも使われます。share clothes や do each other’s hair のように、each other を使うと「お互いに〜し合う」関係を表せます。

文末の used to は「以前はよく〜していた」という過去の習慣を表す形で、クレアが自分の経験を引き合いに出して願いを語っていることが分かります。

ところがその後、アレックスが着ていたセーターは破れてしまい、クレアが同じものを見つけてきたものの、結局ヘイリーに知られて言い合いになります。クレアが2人の間に入る場面です。

Claire: Let’s try to get along.
(仲良くしましょう。)

Haley: I wish she was never even born.
(あの子なんか生まれてこなきゃよかったのに。)

Alex: They were trying to make one with a brain.
(脳みそのある子を作ろうとしたってことよ。)

Modern Family Season2 Episode17 (Two Monkeys and a Panda)

get along は「仲良くやる」「うまくやっていく」という意味の句動詞で、Let’s try to ~ と組み合わせると「〜するようにしよう」とやわらかく促す形になります。I wish she was never even born. は、I wish の後ろで事実と違う願望を表す言い方ですが、ここでは姉妹の言い合いの中で出た言葉です。姉妹が言い合ったあと、クレアはこう続けます。

Claire: Honey, you guys are both pretty smart.
(ねえ、あなたたち2人とも十分賢いわよ。)

Modern Family Season2 Episode17 (Two Monkeys and a Panda)

you guys are both ~ は「あなたたち2人とも〜」と、どちらか一方の肩を持たずに両方に向けて言う形です。

  • A: Can you two try to get along for one day?
    (2人とも、1日くらい仲良くできない?)
  • B: We are close. We just fight a lot.
    (仲はいいのよ。けんかが多いだけ。)

まとめ|分け合うことと仲良くすることの英語

without asking で勝手に借りたことを責め、learn to share と that’s what sisters do で分け合うことを説く。be close や get along を使うと、きょうだいに仲良くしてほしいという気持ちをまっすぐ伝えられることが分かります。

次回も『モダンファミリー』の家族のやり取りを通して、日常の英語を一緒に拾っていきましょう。

セーターの一件のほかの場面は、同じエピソードの別のコラムやフレーズ記事で扱っています。

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