登場人物のモデルが誰なのかを尋ねるときの英語|『ビッグバン★セオリー』S11E15で学ぶ英会話

『The Big Bang Theory』コラム: 登場人物のモデルが誰なのかを尋ねるときの英語|『ビッグバン★セオリー』S11E15で学ぶ英会話

海外ドラマを使って英語表現を学ぶ『ドラマdeエイゴ』へようこそ。

今回は『ビッグバン★セオリー』シーズン11 第15話から、登場人物のモデルが誰なのかを尋ねるときの英語を取り上げます。物理学者のレナードが書き進めているミステリー小説をめぐって、主人公やヒロインのモデル探しが始まる回です。

モデルを尋ねる、認める、言い当てる、否定する、そして本当の答えを明かすところまで、劇中の会話に出てきた言い方を場面の順にたどっていきます。

目次

「Is he based on you?」と尋ねて、認める

ペニーが書き進み具合を尋ねると、レナードは主人公の物理学者ローガン・ディーンが CERN に着く場面を書いたところだと答えます。そこでペニーが聞くのが、次の質問です。

Penny: Is he based on you?
(その人のモデルって、あなた?)

Leonard: Kind of. But he can eat dairy products without having to leave the room.
(まあね。でも彼は、部屋を出ていかなくても乳製品が食べられるんだ。)

TBBT Season11 Episode15

be based on ~ は「〜をもとにしている」という意味で、登場人物について使うと「モデルは〜だ」という意味になります。Kind of. は「まあ、そんなところ」と部分的に認める返しで、そのあとに主人公と自分の違いを冗談で付け足しているのがレナードらしいところです。別の場面でも、レナードは友人たちに Logan’s actually based on me. と、ローガンのモデルは自分だと話します。

別の場面では、バーナデットが原稿を読みながら、ヒロイン側の人物について切り出します。

Bernadette: So, does Penny know you based a character on her?
(で、ペニーは、あなたが自分をモデルにした人物を書いたって知ってるの?)

Leonard: What character?
(どの人物?)

Bernadette: Ilsa, the head of the institute. That’s clearly Penny.
(イルサよ、研究所の所長。あれは明らかにペニーでしょ。)

Leonard: No, it’s not.
(いや、違うよ。)

TBBT Season11 Episode15

base A on B は「B をもとに A を作る」という能動の形で、be based on はその受け身にあたります。That’s clearly ~. はモデルを言い当てるときの言い方です。レナードはこのあと、あの描写に当てはまる女性は思ったより多いと返し、一般化でかわそうとします。

食い違うモデル探しと、本当の答え

後の場面で、ペニーとバーナデットがこの小説について話すと、二人の見立てが食い違っていることが分かります。

Penny: Well, I know I’m not like that. The character was based on you.
(私はそんなじゃないって分かってるわよ。あの人物のモデルはあなたなの。)

Bernadette: I don’t know what to tell you. When I brought it up with Leonard, he said it was you.
(何て言えばいいのか分からないけど。レナードにその話をしたら、あなただって言われたのよ。)

TBBT Season11 Episode15

ペニーは別の場面で原稿を読み、イルサは意地悪そうだと言ったうえで、モデルを考えれば正確だと口にしていました。ここで、互いに相手がモデルだと思っていたことがはっきりします。ペニーはさらに、自分が聞いたときレナードははぐらかして部屋を出ていったと話し、その様子を got all squirrelly と言い表します。

別の場面では、レナードがノートパソコンで母のビバリーと話しています。

Leonard: I mean, I-I didn’t intend to write about Penny, but I guess maybe subconsciously I did.
(つまり、ペニーのことを書くつもりはなかったんだけど、たぶん無意識のうちに書いちゃったのかも。)

Beverly: I believe you mean “unconsciously,” dear.
(「unconsciously」と言いたいのでしょう、あなた。)

Leonard: Yeah, sure. You know, it would be nice if you didn’t correct me all the time.
(ああ、そうだね。あのさ、いちいち訂正しないでくれるとうれしいんだけど。)

TBBT Season11 Episode15

subconsciously と unconsciously は、どちらも日本語では「無意識に」と訳せる語です。日常会話では subconsciously も使われますが、母はこれを言い直し、レナードは訂正をやめてほしいと返します。

さらに別の場面で、レナードはペニーにこう告げます。

Leonard: Ilsa. It’s not you. It’s my mother. I’ve been writing about my mother!
(イルサだよ。君じゃない。僕の母さんだ。僕は母さんのことを書いてたんだ!)

TBBT Season11 Episode15

It’s not you. It’s ~. は、モデルは別の人物だと明かす言い方です。周囲が言い当てようとしていた答えが、書いた本人の口から思わぬ形で出てくるのが、この回の筋の面白いところです。

まとめ|尋ねる・言い当てる・明かす

今回は、be based on と base a character on を軸に、Kind of.、That’s clearly ~.、No, it’s not.、It’s not you. It’s ~. といった、モデルをめぐる言い方を見てきました。尋ねる側と答える側の両方の形を押さえておくと、創作の話題に入りやすくなります。

誰がイルサのモデルなのかが少しずつ明らかになる流れを、言い方に注目しながら追うのも楽しい回です。

この回のほかのコラムやフレーズ記事では、同じ回の別の場面を取り上げています。

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