「Very interesting」と「the coolest house ever」はどう違う?自慢のドールハウスを見せる・ほめる英語|『フレンズ』S03E20で学ぶ英会話

『FRIENDS』コラム: 「Very interesting」と「the coolest house ever」はどう違う?自慢のドールハウスを見せる・ほめる英語|『フレンズ』S03E20で学ぶ英会話

海外ドラマを使って英語表現を学ぶ『ドラマdeエイゴ』へようこそ。

『フレンズ』シーズン3第20話では、モニカがおばのドールハウスを受け継ぎます。モニカが自分のドールハウスを見せる場面と、フィービーが自分で作ったドールハウスを持ってくる場面で、物を見せる側と見る側の言葉が交わされます。

同じ「ほめる」でも、言葉の選び方で強さが変わります。使っていいと伝える言い方、見せる言い方、ほめる言い方を、場面の順に見ていきます。

目次

「You can play with my dollhouse」と自分の物を使っていいと伝える

ドールハウスはモニカがもらえると、ロスが伝えたあとの場面です。子どものころの話をしたフィービーに、モニカが声をかけます。

Monica: You know what? You can play with my dollhouse.
(そうだ、私のドールハウスで遊んでいいわよ。)
Phoebe: Really? Really?
(ほんと?ほんとに?)
Monica: Any time you want. When I was younger all I wanted to do was play with this dollhouse. But no. It was to be looked at but never played with.
(いつでもいいわよ。小さいころは、このドールハウスで遊ぶことしか考えてなかったの。でも、だめだった。眺めるためのもので、遊んじゃいけなかったのよ。)
Friends Season3 Episode20(The One with the Dollhouse)

You can ~ は「〜していいよ」と許可を差し出す言い方で、Any time you want. を添えると「好きなときにいつでも」と範囲が広がります。フィービーは Really? を2回重ねて聞き返しています。

all I wanted to do was ~ は「〜したいとしか思っていなかった」で、all が「それだけ」を表します。続く It was to be looked at but never played with. の be to be ~ed は、「〜されるべきものだった」という決まりを表す形です。

looked at と played with は、どちらも前置詞で終わる受け身です。「眺めるもので、遊ぶものではなかった」と、二つを対にして並べています。モニカは子どものころに許されなかったことを、フィービーには許す形になっています。

「Carpet’s a little loose」欠点も挙げてお披露目する

場面が変わり、居間のテーブルいっぱいの大きなドールハウスを、モニカが見せます。

Monica: Look at it. Oh, wallpaper’s a little faded. That’s okay. Carpet’s a little loose. Hardwood floors!
(見て。ああ、壁紙がちょっと色あせてる。でも大丈夫。カーペットがちょっとゆるんでるわね。床は堅木張りよ!)
Friends Season3 Episode20(The One with the Dollhouse)

Look at it. は「見て」と相手の目を向けさせる一言です。モニカは a little faded(少し色あせている)、a little loose(少しゆるんでいる)と気になる点を挙げ、That’s okay. で流してから、Hardwood floors! と床の作りに話を移します。a little を付けると、欠点を控えめに言う形になります。

hardwood は「堅木」で、hardwood floors は堅い木材を張った床を指します。名詞を一つ挙げるだけの短い文でも、見せたい点をそのまま相手に伝えることができます。

このあと入ってきたフィービーがドールハウスをきれいだとほめ、モニカはそれに同意します。フィービーは遊ぶつもりで、大きな犬の置物や恐竜などを持ってきていました。モニカは大きさも時代も合わないと言ってそれを断り、フィービーは持ってきた物を片づけ始めます。見せる側の言葉と、受け入れない側の言葉が、この場面で続けて出てきます。

「Very interesting」と「the coolest house ever」ほめ言葉の強さ

場面が変わり、今度はフィービーが自分で作ったドールハウスを持ってきて、みんなに見せます。

Ross: Hey, what’s this?
(おっ、これ何?)
Phoebe: Oh, okay, it’s a slide instead of stairs. Look.
(あ、えっとね、階段の代わりに滑り台なの。見て。)
Monica: Very interesting, Phoebe.
(とても興味深いわね、フィービー。)
Rachel: What’s this?
(これは何?)
Phoebe: The licorice room. You can eat all the furniture.
(リコリスの部屋。家具が全部食べられるの。)
Friends Season3 Episode20(The One with the Dollhouse)

What’s this? は、見慣れない物について「これは何?」と聞く短い問いで、ロスとレイチェルが同じ形で聞いています。フィービーの instead of ~ は「〜の代わりに」です。

モニカの Very interesting は、interesting(興味深い・面白い)に very を付けたほめ言葉です。interesting は「好き」「すてき」という好みの評価だけでなく、「目を引く」「変わっている」という受け止めも表せる語で、言い方によっては控えめに聞こえることもあります。

Ross: This is the coolest house ever.
(これ、今までで最高にかっこいい家だよ。)
Friends Season3 Episode20(The One with the Dollhouse)

ロスの the coolest ~ ever は、cool の最上級 coolest に ever を付けて「これまでで一番」と言う形です。同じドールハウスへの言葉でも、こちらはほかと比べたうえでの最高の評価を表します。

フィービーがほかの部屋にもみんなを誘ったあと、モニカが呼びかけます。

Monica: Hey, guys. Guys, did you see my new china cabinet?
(ねえ、みんな。みんな、私の新しい飾り棚、見た?)
Friends Season3 Episode20(The One with the Dollhouse)

Did you see my new ~? は「私の新しい〜、見た?」と、自分の物に相手の注意を向ける問いです。china cabinet は、陶磁器の食器を飾っておく棚のことです。見せる側の Did you see ~? と、見る側の very interesting・the coolest ~ ever が、同じ場面に並んでいます。

まとめ|自分の物を見せる・ほめる英語

You can play with ~ の申し出、Look at it. と a little ~ を使ったお披露目、Very interesting と the coolest ~ ever のほめ言葉の強さ、Did you see my new ~? の呼びかけを見てきました。同じ物へのほめ言葉でも、語の選び方で強さが変わります。

二つのドールハウスをめぐるやりとりからは、見せる側と見る側それぞれの英語が見えてきます。

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