「A friend more than partner, but…yes」と「Yeah, no」はどう違う?|『メンタリスト』S06E22で学ぶ英会話

『The Mentalist』コラム: 「A friend more than partner, but...yes」と「Yeah, no」はどう違う?|『メンタリスト』S06E22で学ぶ英会話

海外ドラマを使って英語表現を学ぶ『ドラマdeエイゴ』へようこそ。

『メンタリスト』シーズン6第22話には、問いかけにすぐ「はい」「いいえ」と言い切らず、ひと言はさんでから答える場面が出てきます。ことわりを入れてから認める形と、「Yeah」で始めて「no」に進む形では、答えの組み立てが異なります。

どちらも短い返事で、結論は最後に来ますが、その前に置かれる言葉の働きが違います。さらに、自分の考えを控えめに扱う言い方も取り上げます。場面ごとに順を追って確かめます。

目次

「a friend more than partner, but…yes」言い直しを挟んで認める

最初の場面では、確かめる問いに対して、言い直しをはさんだ答えが出てきます。

— You were Greta DeJorio’s business partner?
(あなたはグレタ・デジョリオさんの共同経営者でしたか?)
— Well, a friend more than partner, but…yes.
(そうですね、共同経営者というより友人でしたが…はい。)
The Mentalist Season6 Episode22 (Blue Bird)

最初の問いは You were ~? と、平叙文の語順のまま文末に疑問符を付けた形です。確かめたい内容を、そのまま相手に差し出す聞き方になっています。

答えは Well, で始まります。Well は、すぐには答えず、言葉を選ぶときの一言として使われます。続く a friend more than partner は、A more than B で「BというよりA」を表す形で、「共同経営者というより友人」と、問われた肩書きを言い直しています。

そのあとに but…yes. が来ます。but で話の向きを少し戻し、最後に yes を置く順番です。… で一拍置いて認めている点も、字面から分かります。言い直しを先に済ませ、肯定は最後に置く形だと言えます。

なお、partner の前に冠詞がなく、a friend と並べて対比しているため、「肩書きとしての共同経営者」と「関係としての友人」を並べた言い方に読めます。問われた言葉をそのまま否定せず、少し言い換えてから認める点が、この答えの組み立ての特徴です。

「Yeah, no.」受けたように始めて、否定に進む

別の場面では、確かめる問いに、まったく違う形の答えが出てきます。

— Did you catch him already?
(もう捕まえたのか?)
— Yeah, no.
(ああ、いや。)
The Mentalist Season6 Episode22 (Blue Bird)

この答えは、このあとも続きますが、本記事では最初の一文だけを見ます。問いの Did you ~ already? は、すでにその状態になったかどうかを確かめる形です。already が入ることで、「もう済んだのか」という確認の響きが出ます。

答えの Yeah, no. は、Yeah で始まり no で終わる形です。Yeah は一般には肯定の返事に使われる語なので、聞き手は最初の1語だけでは答えの向きを決めにくくなります。実際の答えは最後の no で示されています。Yeah, no. のように、ひと息に2語を並べる形は、会話の中で答えの向きを切り替えるときに使われることがあります。

前の場面と並べると、結論の手前に置かれる言葉の向きが違うことが分かります。

答え 前半 後半 結論が見える位置
Well, a friend more than partner, but…yes. 言い直し yes 最後
Yeah, no. Yeah no 最後

どちらも結論は最後に来ます。違いは、前半の働きです。前者は言い直しを挟んで、最後に認める形です。後者は、受けたように見える Yeah のあとで no に進む形で、前半と後半で向きが逆になり、聞き手の予想とずれます。どちらが適切かではなく、聞き手が受け取る印象の違いとして整理できます。

「It doesn’t matter what I think.」控えめな言い方と、それを促す返し

タイトルで比べた二つの答え方のほかに、答えをためらう言い方が出てくる場面もあります。結論を急がず、ひと言挟んでから進める点で、前の二つとつながる言い方です。

— It doesn’t matter what I think.
(私がどう思うかは、重要ではありません。)
— It matters a lot. Tell us.
(とても重要ですよ。聞かせてください。)
The Mentalist Season6 Episode22 (Blue Bird)

It doesn’t matter what I think. は、matter(重要である)を否定して、自分の考えを控えめに扱う言い方です。what I think が主語の働きをする形で、「私の考えは重要ではない」という意味になります。

続く返しは、同じ matter を肯定に切り替えています。It matters a lot. は、a lot で程度を強め、考えを聞く価値があると返す形です。同じ語を使って向きだけを反転させるので、前の発言を受けて返していることが分かりやすくなっています。doesn’t matter と matters a lot は、否定と肯定が対になった言い回しとして覚えておくと整理しやすくなります。

最後の Tell us. は、短い命令文で先を促しています。us と複数形になっている点から、聞く側が一人ではない言い方だと読めます。前の2つの場面と合わせると、答えをためらうときの言葉と、それを受けて先を促す言葉が、どちらも短い語で組み立てられていることが見えてきます。

まとめ|結論の置き方を比べる

a friend more than partner, but…yes は言い直しを挟んで最後に認める形、Yeah, no は受けたように始めて否定に進む形でした。控えめな It doesn’t matter what I think には、It matters a lot と返して促す形もありました。

次回も『メンタリスト』と一緒に英語を学んでいきましょう。

このエピソードの英語は、ほかのコラムやフレーズ記事でも扱っています。

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