海外ドラマを使って英語表現を学ぶ『ドラマdeエイゴ』へようこそ。
『BONES』シーズン7エピソード2には、捜査の現場で、ブレナンのおなかの子が女の子だという話が仲間の前で出てしまう場面があります。知らせそのものはうれしくても、人前で聞かされたブースは戸惑い、その場で相手に声をかけます。今回は、人前で切り出された話を2人きりで話したいと伝える英語を読み解きます。
職場で私的な話題を急に振られたとき、角を立てずに場を改める言い方を知っておくと、落ち着いて対応しやすくなります。
「Can I have a word with you?」で相手を呼び出す
仲間が喜ぶ中、ブースはこう切り出します。
Booth: Okay, just wait one second. Can I just have a word with you here? You’re guessing, right, what we’re having?
(ちょっと待ってくれ。ここで少し話せるか? 男の子か女の子か、当てずっぽうで言ってるんだよな?)Brennan: No. I had an ultrasound at the doctor’s this morning. Are you displeased with the results?
(いいえ。今朝、病院で超音波検査を受けたの。結果が不満なの?)Booth: No. Thrilled, but you can’t just spring something like that on me in public. Why didn’t you tell me that you had a doctor’s appointment?
(いや、最高にうれしいよ。でも、人前でいきなりそういうことを言わないでくれ。なんで病院に行くって言ってくれなかったんだ?)BONES Season7 Episode2 (The Hot Dog in the Competition)
have a word with someone は「〜と少し話をする」という意味で、Can I have a word with you? は「ちょっといいですか」と相手を呼び出す決まった言い方です。人前では言いにくい話や、相談・注意を切り出す前置きとしてよく使われます。
spring something on someone は「予告なしに〜を突然持ち出す」という意味です。in public(人前で)と組み合わさると、困っているのは知らせの中身ではなく、場所とタイミングだという気持ちがはっきり伝わります。ブースが No と Thrilled で喜びを先に伝えてから、but で本題に入っている順番も、相手を責めすぎない言い方として参考になります。
「in private」と「talk about it later」で話を後回しにする
そんなに大事なこととは思わなかった、という返事を受けて、ブースはこう続けます。
Booth: Bones, I am the father.
(ボーンズ、俺が父親なんだぞ。)— You see?
(分かる?)— All right, you know, I can’t deal with this right now.
(とにかく、今はこの話をしていられない。)— We’ll talk about it later, and okay, so, victim here is a female, correct?
(この話はあとにしよう。さて、被害者は女性、で合っている?)— Yes. Should I have told you that in private, as well?
(そう。それも2人だけのときに言うべきだった?)BONES Season7 Episode2 (The Hot Dog in the Competition)
I can’t deal with this right now は「今はこれに対応できない」で、話をいったん打ち切るときの率直な言い方です。仕事中なら I’d rather not get into this right now.(今はその話に入りたくない)のほうが柔らかく聞こえます。We’ll talk about it later は「その話はあとで」と、話す時間を先に延ばす言い方です。
in private は「人のいないところで」という意味で、反対が in public です。最後の返しは、人前で言わないでという話を、捜査の確認にまで当てはめてみせた一言と読み取れます。本気とも冗談とも取れるところが見どころです。
「I need a word with you」と切り出されたときの返し方
別の場面では、Dr. Saroyan と呼びかけて、こう切り出す声があります。
— Dr. Saroyan, I need a word with you.
(サローヤン博士、お話があります。)— If it’s about Finn, I don’t want to hear it.
(フィンのことなら、聞きたくありません。)— Well, you’re going to.
(それでも聞いてもらいます。)BONES Season7 Episode2 (The Hot Dog in the Competition)
I need a word with you は、Can I have a word with you? より一歩強く、「話さなければならないことがある」と用件をはっきり示す言い方です。If it’s about 〜, I don’t want to hear it. は、新しいインターンのことだと先回りして断る返しで、you’re going to は you’re going to hear it の省略です。聞いてもらうという強い押し返しになっています。
| 場面 | 言い方 |
|---|---|
| 相手を呼び出す | Can I have a word with you? / Do you have a minute? |
| 場を改めたい | Can we talk about this in private? / Let’s talk about it later. |
| 待ってもらう | Can it wait? / Now’s not a good time. |
まとめ|人前の話を、2人きりの場へ
今回は『BONES』シーズン7エピソード2から、相手を呼び出す have a word、不意打ちへの戸惑いを伝える spring something on someone、話を後回しにする言い方と in private、切り出しへの返し方を読み解きました。中身ではなく場所とタイミングを問題にする言い方を知っておくと、場を改めたいときにも落ち着いて伝えられます。
次回も『BONES』と一緒に、場面に合った英語を見つけていきましょう。
このエピソードの英語は、相手の立場に立つ言い方や大食い大会の文化を扱った他のコラムでも紹介しています。


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