海外ドラマを使って英語表現を学ぶ『ドラマdeエイゴ』へようこそ。
『BONES』シーズン7エピソード2では、捜査の手がかりを追って、ブースとブレナンがホットドッグの大食い大会の会場を訪れます。題名にも hot dog と competition が入るこの回は、アメリカでおなじみの大食い大会の雰囲気が伝わる回です。今回は、大食い大会という催しの文化と、会場で交わされる英語を見ていきます。
日本語の「大食い」と「早食い」にあたる言葉の使い分けも、あわせて確認していきましょう。
「eating contest」とは?大食い大会の呼び方
捜査の中で大食い競技が話題にのぼると、ブレナンはその歴史をこう説明します。
Brennan: Throughout history eating contests have been popular in wealthy societies as a reflection of their abundance.
(歴史を通じて、大食い競争は豊かな社会で、その豊かさの表れとして人気を集めてきたのよ。)BONES Season7 Episode2 (The Hot Dog in the Competition)
eating contest は、決められた食べ物を、決められた時間内にどれだけ多く食べられるかを競う催しです。日本語の「大食い大会」と「早食い競争」の両方にあたり、eating competition とも言います。競技として本格的に取り組むものは competitive eating、選手は competitive eater と呼ばれます。
アメリカで特に知られているのは、毎年7月4日の独立記念日にニューヨークのコニーアイランドで開かれるホットドッグの早食い大会とされています。制限時間内に何本食べられるかを競い、毎年テレビで生中継されることでも知られています。作中の大会も、ホットドッグを食べる本数を競う催しとして描かれています。
「pie-eating contest」と、会場で上がる声
大食い競技の話を聞いたブースは、自分の学生時代を引き合いに出します。
Booth: Man, this is a lot more intense than my pie-eating contest in college.
(いやあ、俺が大学で出たパイの大食い競争より、ずっと激しいな。)BONES Season7 Episode2 (The Hot Dog in the Competition)
pie-eating contest は、パイをどれだけ速く食べきれるかを競う催しで、両手を背中に回して顔だけで食べるのが定番とされています。夏の地域のお祭り(county fair)や学校の行事で行われる、気軽な余興として描かれることが多い催しです。
会場で競技を見ながら、ブースはこう声を上げます。
Booth: Oh God, look at that, Bones.
(うわ、見ろよ、ボーンズ。)— Oh, they seem quite determined.
(みんな、ずいぶん本気みたい。)— Wow. Look at number two go.
(すごい。2番の勢いを見て。)— He’s amazing.
(見事だ。)BONES Season7 Episode2 (The Hot Dog in the Competition)
Look at that は「ほら見て」と相手の注意を向けるひと言です。Look at 〜 go は「〜の勢いを見て」という言い方で、go は「動く・突き進む」の意味になります。走る・食べるなど勢いのある動きに使え、ここでは出場者を番号で呼んでいます。
ブレナンが出場者の食べ方を体の仕組みから説明すると、こんな問いが返ります。
— You really did your homework, huh?
(ずいぶん下調べしてきたんだね?)— It’s an anatomically fascinating case.
(解剖学的に、とても興味深い事例だから。)BONES Season7 Episode2 (The Hot Dog in the Competition)
do one’s homework は「宿題をする」から転じて、「下調べをしておく」という意味でもよく使われます。
観客の興奮を英語で言うと
会場の熱気の中、興奮している相手に向けて、こんな分析も続きます。
— Interesting.
(興味深い。)— Your adrenaline is clearly surging.
(明らかにアドレナリンが出ている。)— Huh?
(え?)— You’re allowing the crowd and the competition to stimulate the same chemical response one would experience during battle, but without the actual danger.
(群衆と競争に刺激されて、戦いのときと同じ化学反応が、実際の危険なしに起きている。)— It’s very clever.
(とてもうまくできている。)— Yeah, clever.
(ああ、うまくできてる。)BONES Season7 Episode2 (The Hot Dog in the Competition)
adrenaline is surging は「アドレナリンがどっと出ている」で、スポーツ観戦の高揚を表すときにも使われます。最後の Yeah, clever. のように相手の言葉をそのまま繰り返す返事は、気のない相づちに聞こえることがあります。
大食い大会は、出場者だけでなく声援を送る観客も含めて楽しむ催しとして描かれています。観戦では Come on!(いけ!)や You got this!(いけるよ!)のような短い声援がよく使われます。
まとめ|大食い大会は、観客と一緒に楽しむ催し
今回は『BONES』シーズン7エピソード2から、eating contest と pie-eating contest という催しの呼び方、独立記念日のホットドッグ大会、会場で上がる look at that や look at 〜 go、興奮を表す adrenaline の言い方を見てきました。催しの背景を知ると、観戦の場面の英語も聞き取りやすくなります。
会場の熱気を思い出しながらこの回を観返すと、英語の聞こえ方も変わってきます。
同じエピソードの他のコラムでは、相手の立場に立つ言い方や、人前で大事な知らせを切り出されたときの英語を扱っています。


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