海外ドラマを使って英語表現を学ぶ『ドラマdeエイゴ』へようこそ。
『BONES』シーズン9エピソード13には、訪ねてきた相手を迎え入れて「何か出そうか?」と声をかける場面が2回出てきます。今回は、もてなす側の Can I get you anything? と、それを受けた側の断り方・受け方を中心に、来客の場面の英語を読み解きます。
友人の家や職場の部屋に招き入れられたとき、英語圏では最初にこのひと言をかけられることがよくあります。とっさに返せるように、短い答えの型を整理しておきます。
「Can I get you anything?」はもてなしの定番
ブースのもとをウェンデルが訪ねてくる場面で、ブースはこう声をかけます。
Booth: Can I get you anything? I mean, not that I have anything.
(何か持ってこようか?といっても、何もないんだけどな。)BONES Season9 Episode13 (Big in the Philippines)
Can I get you anything? の get は「手に入れる」ではなく「持ってくる」の意味で、直訳すると「何かあなたに持ってこられるものはある?」になります。飲み物や軽い食べ物をすすめるときの決まり文句で、お店の店員ではなく、家や部屋に迎えた側が使うのが典型です。
面白いのは、後半の I mean, not that I have anything. です。not that ~ は「〜というわけではないけど」と、直前の言葉に自分でつっこむ言い方で、「すすめておいて何もない」という照れ隠しの冗談になっています。気をつかう言葉を、少し崩して軽く聞かせる工夫が見どころです。
このあと、台所で古いドーナツでもあさろうか、という冗談めかした提案も続きますが、返ってくるのはこんな一言です。
— I don’t need anything.
(何もいらないです。)BONES Season9 Episode13 (Big in the Philippines)
I don’t need anything. は「何も必要ない」とはっきり伝える言い方です。すすめた側の気づかいに対しては、I’m good, thanks. や I’m fine, thanks. のほうがやわらかく聞こえるとされています。
家に迎えられたときの「No, no, no」
終盤には、ウェンデルがブースたちの家を訪ねてくる場面があります。中へ通されるまでの短いやり取りです。
— I was, uh… I’m sorry to come to your house.
(あの…家まで押しかけてすみません。)— No, no, come on in.
(いえいえ、どうぞ入って。)— Do you want a beer or anything?
(ビールか何か飲む?)— No. No, no, no. I was, um…
(いえ、いえいえ、けっこうです。その…)BONES Season9 Episode13 (Big in the Philippines)
I’m sorry to come to your house. のように突然の訪問をわびると、come on in(どうぞ入って)と迎えるのが自然な流れです。Do you want a beer or anything? の or anything は「〜か何か」とぼかす言い方で、相手が別のものを頼みやすくなります。
No. No, no, no. と no を重ねるのは、「お気づかいなく」と強く遠慮するときの言い方です。ただ、くり返しが多いと慌てた印象にもなるため、落ち着いて断るなら No, thanks. I’m okay. で十分です。
断る・受ける、返し方の型
すすめられたときの返し方を、断る場合と受ける場合に分けて整理します。
| 返し方 | 意味 | ひと言メモ |
|---|---|---|
| I’m good, thanks. | 大丈夫です、ありがとう | 会話で最もよく使う断り方 |
| No, thanks. I’m okay. | いえ、けっこうです | 落ち着いた断り方 |
| I’m fine for now. | 今のところ大丈夫です | あとで頼む余地を残す |
| Water would be great. | 水をもらえるとうれしいです | 受けるときの定番 |
| Whatever you have is fine. | あるもので大丈夫です | 相手に手間をかけない |
Are you sure?(本当にいいの?)と念を押されたら、Yeah, I’m good. Thanks, though.(うん、大丈夫。でもありがとう)と、お礼を添えて返すと角が立ちません。
もてなす側に回るときは、Can I get you something to drink?(何か飲み物を持ってこようか)や Would you like some coffee?(コーヒーはいかが)のように、品物を具体的に挙げると相手も答えやすくなります。
まとめ|すすめられたら、お礼をひと言添えて返す
今回は『BONES』シーズン9エピソード13から、もてなしの Can I get you anything? と Do you want a beer or anything?、それに対する I don’t need anything. や No, no, no. などの返し方を読み解きました。
断るときも受けるときも、短い答えにお礼をひと言添えると、迎えてくれた相手の気づかいにきちんと応えられます。次回も『BONES』と一緒に英語を学んでいきましょう。
この回の英語は、「pick」と「handpick」の違いや、アパートの管理人の文化を扱ったコラムでも読み解いています。


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