ドラマで学ぶ英会話|『BONES』S9E12に学ぶ「take one’s mind off」の意味と使い方

take one's mind off

海外ドラマを使って英語表現を学ぶ『ドラマdeエイゴ』へようこそ。

今回は『BONES』シーズン9エピソード12から、日常会話でもビジネスシーンでも幅広く役立つ「take one’s mind off」をご紹介します。落ち込んでいる誰かを励ましたいとき、あなたならどんな言葉をかけますか?

目次

実際にそのシーンを見てみよう!

自宅に身元不明の遺体が届くという衝撃的な出来事の直後、精神的に限界を迎えているブレナンとブース、スイーツの三人が捜査現場にいるシーンです。ブースはスイーツに声をかけながら、新しい事件の捜査へとブレナンの意識を向けさせようとします。

Sweets: You okay?
(大丈夫ですか?)

Brennan: No, I’m not okay, okay, Sweets? I’m not. Someone delivered a dead body to my house. How can I be okay?
(いいえ、大丈夫じゃないわ、スイーツ。見知らぬ死体が自宅に届いたのよ。どうして大丈夫でいられるの?)

Booth: All right, look at the case. Maybe it’ll take Bones’s mind off this craziness.
(よし、事件を見てみよう。ボーンズの気を、この狂気から紛らわせることができるかもしれないからな。)

Sweets: Okay. Well, the remains are painstakingly wrapped in cloth.
(わかりました。ええと、遺体は丹念に布で包まれています。)

BONES Season9 Episode12(The Ghost in the Killer)

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シーン解説と心理考察

自宅に遺体が送りつけられ、かつてないほどの恐怖とストレスを抱えるブレナン。スイーツの問いかけに激しく感情をぶつけながらも、どうにもならない不安の中にいます。そこでブースは、ただ慰めるのではなく、目の前にある別の事件の証拠へと彼女の意識を向けさせようとします。論理的なブレナンには、「大丈夫だよ」の言葉よりも「仕事に集中させる」という行動の方が響く——それをブースは長年の付き合いから知っているのです。スイーツも即座に事件の説明を始めており、二人の阿吽の呼吸が静かに伝わってくるシーンです。

「take one’s mind off」の意味とニュアンス

take one’s mind off
意味:〜から気を紛らわせる、〜のことを忘れさせる

「take(持っていく)」「one’s mind(心・意識を)」「off(〜から離して)」という組み合わせで、「ある物事から意識を別の場所へ移す」という意味になります。悩み、ストレス、悲しみ、プレッシャーといったネガティブな感情から一時的に解放されるために、別のことに集中する文脈で広く使われる表現です。

【ここがポイント!】

ネイティブがこのフレーズを使うときのイメージは、「意識のベクトルを物理的に変える」感覚です。ただ時間が解決するのを待つのではなく、意図的に別の活動へ飛び込むことで、ネガティブな感情が入り込む隙間をなくす——そんな前向きで具体的なアクションを伴うのがこのフレーズの特徴です。「off」が持つ「くっついていたものをペリッと剥がす」イメージを意識すると、このフレーズの能動的なニュアンスがぐっと腑に落ちます。

実際に使ってみよう!

A good mystery novel always takes my mind off my daily worries.
(素晴らしいミステリー小説は、いつも日々の悩みから気を紛らわせてくれます。)
趣味や娯楽がストレスを遠ざけてくれるという、最もスタンダードな使い方です。

Let’s focus on the new project. It will help take your mind off the failed presentation.
(新しいプロジェクトに集中しましょう。失敗したプレゼンのことを忘れるのに役立ちますよ。)
職場で落ち込んでいる同僚を励ます際に使える、建設的な提案の表現です。

I started jogging to take my mind off the pain of a broken heart.
(失恋の痛手から気を紛らわせるために、ジョギングを始めました。)
精神的なショックから立ち直るための具体的な行動を伝える際に、とても自然に響く例文です。

『BONES』流・覚え方のコツ

今回のシーンのブレナンをイメージしてみましょう。彼女の意識は「自宅に届いた遺体(恐怖)」にベタっと張り付いてしまっています。そこへブースが「新しい事件ファイル」を差し込み、無理やり視線をそちらへ向けさせました。「大好きなこと(ブレナンの場合は骨の分析!)に没頭して、嫌な対象から意識を引き剥がす」という情景をセットにしておくと、使いたい場面でスッと口から出てくるようになりますよ。

似た表現・関連表現

distract oneself from
(〜から気をそらす)
「take one’s mind off」とほぼ同じ意味ですが、「distract」はやや書き言葉寄りで、「集中を妨げる」というネガティブな文脈でも使われることがあります。

get over something
(〜を乗り越える、〜から立ち直る)
「take one’s mind off」が一時的な気晴らしであるのに対し、「get over」は問題を完全に過去のものにして精神的に克服するニュアンスを持ちます。

clear one’s head
(頭をスッキリさせる)
悩み事や考え事で行き詰まった時に、散歩や深呼吸などで思考を一度リセットしたい場面で使います。

深掘り知識:前置詞「off」が持つ「ペリッと剥がす」イメージ

このフレーズを使いこなす鍵は、前置詞「off」の感覚を掴むことです。「off」は単なる「オフ(消す)」ではなく、「何かに接触している状態から離れる・分離する」という動きが本来のイメージです。つまり「take one’s mind off the problem」は、問題にピタっと密着してしまっている心を、物理的に「ペリッ」と剥がして別の場所へ持っていくという、映像的な動きを表しています。日本語の「気を紛らわせる」よりも、ずっとダイナミックで能動的なアクションだと感じませんか。この「分離のoff」を意識すると、英語の表現力がグッと深まります。

まとめ|悩んだときは意識を「ペリッと」切り替えよう

今回は『BONES』シーズン9エピソード12から「take one’s mind off」をご紹介しました。仕事でもプライベートでも、すぐには解決できない悩みやプレッシャーを抱えることは誰にでもありますよね。そんなとき、頭の中で堂々巡りをするのではなく、別の行動を起こして意識を意図的に切り離す(offする)ことは、心の健康を保つためにとても大切です。ブースのように誰かのためにさりげなく使えたとき、英語での人間関係がきっと一段階豊かになります。

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※配信状況は変更される場合があります(2026年2月時点)

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