ドラマで学ぶ英会話|『Friends』S1E4に学ぶ「on the subject of」の意味と使い方

on the subject of

海外ドラマを使って英語表現を学ぶ『ドラマdeエイゴ』へようこそ。

会話の中で「その話題のついでなんだけど…」と、自然に別の話に繋げたい場面ってありますよね。
今回は、『フレンズ』シーズン1エピソード4から、話題を滑らかに移行させる便利なフレーズ「on the subject of」を学んでいきましょう。

目次

実際にそのシーンを見てみよう!

レイチェルが働くカフェに、かつての裕福な友人たちが偶然やってきたシーンです。
彼女たちは自分の華やかな近況を次々と報告し合いますが、レイチェルには自慢できるニュースが何もありません。
それでも何とかその場に加わろうと、レイチェルが苦しまぎれに口を開きます。

Friend:God, look at you. You are so big. I can’t believe it.
(見てよ、すっごく大きくなったね。信じられない。)

Kiki:I know. I’m a duplex.
(でしょ。もう二世帯住宅よ。)

Leslie:Well, guess who my dad’s making partner in his firm?
(ねえ、お父さんが事務所の共同経営者に誰を指名したと思う?)

Rachel:And while we’re on the subject of news… Look. Look. I have elbows.
(それから、ニュースの話題のついでに…見て、見てよ。私にだって肘はあるのよ。)

Friends Season1 Episode4(The One With George Stephanopoulos)

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シーン解説と心理考察

キキの妊娠、レスリーの父親の事務所での昇進と、友人たちは次々と人生の輝かしい「ニュース」を披露し合います。
一方のレイチェルは、婚約を破棄し、親の援助も断ち、ウェイトレスとして一から出直している真っ最中。
華やかなニュースなど何一つ持ち合わせていません。

「While we’re on the subject of news(ニュースの話のついでだけど)」と、自分にも発表があるかのように切り出しておいて、出てきたのは「I have elbows(私には肘がある)」。

自慢するものが本当に何もないことは、誰よりも本人が分かっています。
それでも惨めさを悟られまいと、あえて的外れなジョークで場を乗り切ろうとする強がり。
笑えるのに少し胸が痛む、レイチェルらしいシーンです。

「on the subject of」の意味とニュアンス

on the subject of
意味:〜の話のついでに、〜という話題に関連して

on the subject of は、今話している話題(subject)に乗っかる形で、関連する別の話へ自然に移行させるための繋ぎ言葉です。

特に「While we’re on the subject of 〜」という形が頻出します。
「〜の話をしているついでに」と、相手の話を受け止めつつ自分の話に繋げるので、会話の流れを壊さずに話題を広げることができます。

【ここがポイント!】

唐突に話を変える「By the way(ところで)」と違い、「on the subject of」は前の話題との繋がりを保ったまま自然に話を移せるのが最大の強みです。

日常会話でもビジネスの場面でも、「あ、その話で思い出したんだけど」という感覚で使えるので、覚えておくと会話がぐっとスムーズになります。

実際に使ってみよう!

On the subject of movies, did you see the new action film that came out yesterday?
(映画の話題のついでだけど、昨日公開された新しいアクション映画見た?)
友人との雑談で、話の流れに乗って自然に別の話題を切り出すときに便利です。

While we’re on the subject of vacations, shouldn’t we book the hotel soon?
(休暇の話が出たついでだけど、ホテルそろそろ予約したほうが良くない?)
家族や友人との会話で、関連する用件をさりげなく切り出すときに使えます。

While we are on the subject of the budget, let’s discuss next month’s marketing costs.
(予算の話が出たついでに、来月のマーケティング費用についても話し合いましょう。)
会議でアジェンダを移行するときにも活躍。ビジネスの場面でも違和感なく使える表現です。

『フレンズ』流・覚え方のコツ

「subject(話題)」という大きなステージの上に、今の会話が乗っている(on)イメージを思い浮かべてください。
「今、この『ニュース』というステージにいるから、ついでにこれも見てよ」と、同じステージ上にある別のアイテムを指差す感覚です。

そして、そのステージの上で「I have elbows!」と苦し紛れに叫ぶレイチェルの姿。
友人たちの華やかなニュースに対抗して「肘がある」と言い放つインパクトは、一度見たら忘れられません。

このシーンのおかしさと切なさをセットで覚えると、「on the subject of」が出てくるたびに、レイチェルの表情が自然と蘇ってきます。

似た表現・関連表現

speaking of which
(そう言えば、それに関して言えば)
「on the subject of」と同じく話題を繋げる表現ですが、こちらの方がカジュアルな響き。友人との気軽なおしゃべりでよく使われます。

while we’re at it
(そのついでに、どうせなら)
「〜している最中だから、ついでにこれも」という意味。「While we’re at it, let’s grab some coffee too(どうせだから、コーヒーも買っていこう)」のように、行動の「ついで」に使います。

talking about 〜
(〜と言えば)
「Speaking of」とほぼ同じ意味で、よりくだけた口語表現です。「Talking about food, I’m starving(食べ物と言えば、お腹ペコペコだ)」のように気軽に使えます。

深掘り知識:「speaking of」と「on the subject of」はどう違う?

どちらも「〜と言えば」「〜の話のついでに」と訳される表現ですが、使う場面のニュアンスが少し異なります。

「speaking of 〜」は、会話の中でふと思い出したことをカジュアルに切り出すときにぴったりです。
たとえば友人とのランチ中に「Speaking of Italy, have you tried that new pasta place?(イタリアと言えば、あの新しいパスタ屋さん行った?)」と軽く話を振るような場面です。

一方、「on the subject of 〜」は、もう少しきちんとした響きがあります。
「今まさにこの話題について話しているので、それに関連して」という意識的な繋がりを示すニュアンスが強く、会議でアジェンダを移行するときにも違和感なく使えます。
たとえば「On the subject of hiring, we should also review the budget for new positions(採用の話題に関連して、新規ポストの予算も確認しましょう)」のような使い方です。

日常会話ではどちらを使っても自然ですが、ビジネスメールや会議では「on the subject of」の方がしっくりくることが多く、友人との雑談なら「speaking of」の方が軽くて使いやすいです。
両方を場面に応じて使い分けられると、話題の切り替え方にも幅が出てきます。

まとめ|会話を自然に繋げる橋渡しのフレーズ

「on the subject of」は、今の話題に関連づけながら、自然に別の話へ移行させるための繋ぎ言葉です。

「By the way」のように唐突に話題を変えるのではなく、前の話の流れを受け止めた上で自分の話に繋げられるのがこのフレーズの魅力。
日常会話でもビジネスの場でも、「あ、その話で思い出したんだけど」という感覚で使えます。

レイチェルのように、話題に乗っかったはいいものの「I have elbows」しか出てこない…なんてことにはならないよう、普段から「ついでに言いたいこと」を英語でストックしておくと、このフレーズがさらに活きてきます。

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※配信状況は変更される場合があります(2026年5月時点)

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