ドラマで学ぶ英会話|『BONES』S01E10に学ぶ「sewed up」の意味と使い方

sewed up

海外ドラマを使って英語表現を学ぶ『ドラマdeエイゴ』へようこそ。

勝利を確信した時や、もう誰にも邪魔されない「勝ち確」の状態になった時、あなたならどう表現しますか?

今回は、FBI捜査官ブースとブレナンの会話から、物事に「完全な決着をつける」というニュアンスを持つ、少しクールな熟語をご紹介します。

目次

実際にそのシーンを見てみよう!

ビーチバレーをしている若者たちの中に、殺された女性の元彼がいると睨んだブース。

彼は根拠もなく「こんな遊びをしている奴の中に犯人がいる」と偏見丸出しで断定しますが、ブレナンはそれを冷ややかに茶化します。

Booth: I’d say anyone who plays this stupid game is capable of m*rder.
(こんな馬鹿げたゲームをする奴は、誰でも殺人を犯せるってことだな。)

Brennan: Well then you got this case sewed up. Why don’t you just go and arrest them all?
(あら、だったらこの事件はもう解決済み(一件落着)ね。全員逮捕しに行けばいいじゃない。)

Booth: Excuse me guys, ladies? Ladies, Gentlemen excuse me? Please?
(すみません、皆さん? 女性の皆さん、男性の皆さん、ちょっといいですか? お願いします?)

Brennan: (Punts the ball) Go fetch.
((ボールを蹴り飛ばして)取ってきなさい。)
BONES Season1 Episode10 (The Woman at the Airport)

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「バレーをする奴=犯人」というブースの論理の飛躍に対し、ブレナンが強烈な皮肉を放っています。

「証拠も動機もすっ飛ばして、あなたのその直感だけで結論が出るなら、面倒な捜査なんて必要ない(=Case sewed up)わね」と、科学者としてブースの非論理性を突いているのです。

その直後、口で言っても聞かない相手に対し、ボールを蹴り飛ばして実力行使に出るブレナンの行動力も痛快ですね。

フレーズの意味とニュアンス

sewed up (sew up)
意味:(勝利や成功を)確実にする、独占する、決着をつける、完了させる

原形は sew up で、「縫い合わせる」という意味です。

傷口を縫合して治療を終えたり、袋の口を縫い閉じて中身が出ないようにしたりするイメージから転じて、「物事を完了させる」「結果を確定させる」という意味で使われます。

【ここがポイント!】

単なる「終わる(finish)」とは違います。

「ほころびが出ないようにしっかり縫い合わせて、もう中の勝利(結果)が外に逃げない状態にする」という、逆転不可能な完了のニュアンスが含まれています。

選挙で「票を固める」時や、ビジネスで「契約を独占する」時など、他者が入り込む余地がないほどガッチリ決める(完全密封する)イメージです。

実際に使ってみよう!

ビジネスや個人の成功体験で、勝利や完了を確信した時に使ってみましょう。

The team has the championship sewed up.
(そのチームの優勝はもう決まったも同然だ。)
解説:他チームが逆転する可能性がなくなり、優勝という結果が「縫い合わされて閉じられた(確定した)」状態です。スポーツニュースの定番表現です。

I think I’ve got the deal sewed up.
(契約はもうまとまったと思うよ。)
解説:競合他社に取られる心配がなく、契約成立がほぼ確実になった時の安堵感や自信を表します。「もうこちらのものだ」という余裕が伝わります。

After the final interview, I felt like I had the job sewed up.
(最終面接の後、内定はいただきだ(確実だ)と感じた。)
解説:面接官の反応が良く、「これは受かった!」と確信した瞬間です。長い就活の終わりが見えた時の、あのホッとした気持ちや高揚感が伝わりますね。

『BONES』流・覚え方のコツ

「ブレナンの縫合手術」をイメージしてください。

骨の専門家である彼女が、事件という「開いた傷口」を、針と糸で手際よくチクチクと縫い合わせている姿。

「最後の一針を縫い終えれば、もう中身は出てこない=解決!」という視覚的なイメージで覚えましょう。

似た表現・関連表現

似た意味を持つ表現との違いを押さえておきましょう。

wrap up
((仕事や会議などを)終える、締めくくる)
意味・解説:プレゼントを包むように、最後まできれいに終わらせるイメージ。”Let’s wrap it up.”(そろそろ終わりにしよう)は会議や撮影現場の定番フレーズです。

in the bag
(いただきだ、確実だ)
意味・解説:獲物を捕らえて袋に入れた状態。成功や勝利がもう手中にあり、逃げる心配がないことを表すイディオムです。sewed up とほぼ同じ意味で使えます。

nail down
((契約や約束を)確定させる、決定的にする)
意味・解説:釘を打って固定するように、詳細を詰めたり、約束を動かせないように確定させたりすることです。「未確定な要素をなくす」というニュアンスが強いです。

深掘り知識:「sew」の発音に注意!

この単語、綴りは sew ですが、発音は「スー」ではなく「ソウ(soʊ)」です。
「見せる(show)」や「種をまく(sow)」と同じ母音になります。

  • sew [soʊ]: 縫う
  • sue [suː]: 訴える(発音は「スー」)
  • saw [sɔː]: 見た(発音は「ソー」)

間違えて “sue up” と言うと「訴えまくる」みたいに聞こえてしまうので、ブース捜査官のように自信を持って「ソウ」と発音しましょう!

まとめ|最後の一針まで気を抜かずに

物事が順調に進んでいるときほど、

「もう決まりだ」と思いたくなります。

しかし本当に sew up された状態とは、

ほころびが一切残っていない状態です。

最後の一針まで縫い終えて初めて、

結果は動かなくなります。

ブレナンの皮肉が成立するのも、

「完全に閉じられた状態」という意味を
私たちが直感的に理解しているからなのです。

英語のイディオムは、
単なる言い換えではなく、
思考の枠組みそのものを形作っています。

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