海外ドラマを使って英語表現を学ぶ『ドラマdeエイゴ』へようこそ。
誰かの隠し事にバッタリ遭遇してしまったことはありませんか?
今回は、言い逃れできない決定的な瞬間を表す重要フレーズをご紹介します。
実際にそのシーンを見てみよう!
地下トンネルの奥深くで、ついに財宝の隠し部屋を見つけたブースとブレナン。中からは犯人たちの話し声が聞こえますが、頼みの特殊部隊は到着していません。
突入をためらうブレナンに対し、ブースが決意を語ります。
Booth: This is locked. You know what, we got to get in there.
(鍵がかかってる。いいか、あの中に入らなきゃならない。)Brennan: Are we waiting for Tick Tock Three?
(「チクタク・チーム3」を待つの?)Booth: They might not find us for a week. If we go after them, these guys will take off. I want to catch them in the act of stealing.
(あいつらじゃ1週間経っても俺たちを見つけられない。今追いかけたら、奴らは逃げちまう。俺は奴らが盗みを働いている現場を押さえたいんだ。)Brennan: All right, we can go in through here.
(わかったわ、ここから入れる。)
BONES Season1 Episode16 (The Woman in the Tunnel)
ただ犯人を捕まえるのではなく、「盗みを働いている真っ最中」に踏み込むことで、相手に一切の言い逃れを許さないというブースの刑事としての執念が伺えます。
「Tick Tock」とからかうブレナンの冷静さと、危険を顧みず決定的な証拠を押さえようとするブースの対比が光る、スリリングなクライマックスですね。
フレーズの意味とニュアンス
catch A in the act
意味:Aの現場を押さえる、Aを現行犯で捕まえる、Aが〜しているところを見つける
直訳すると「(その)行為の中でAを捕まえる」となります。
法的な「現行犯逮捕」を指す際にも使われますが、日常会話では「隠れてコソコソしていた悪事を見つける」という文脈で広く使われています。
【ここがポイント!】
このフレーズの核心は、「言い逃れできない決定的瞬間」というコアイメージです。
事後報告や噂で知るのではなく、まさにその行為が行われている真っ最中に遭遇し、見つかった側の「しまった!」という衝撃と焦りがセットになった、非常にドラマチックで勢いのある表現です。
実際に使ってみよう!
シリアスな場面から、ちょっと笑える日常の一コマまで、幅広く使えます。
I caught my brother in the act of reading my diary.
(弟が私の日記を盗み読みしている現場を押さえたわ。)
解説:家族や身近な人の「見られたくない秘密」の瞬間を目撃した時に使える定番フレーズです。
My mom caught me in the act of eating midnight snacks.
(夜食をつまみ食いしているところを、お母さんに見つかっちゃった。)
解説:ダイエット中なのに…といった、ちょっと気まずい・恥ずかしい瞬間にもぴったりです。犯罪でなくても「隠し事」なら何でも使えます。
The security cameras caught the thief in the act.
(防犯カメラが、泥棒の犯行現場を捉えていた。)
解説:主語が人ではなく「カメラ」になることもあります。ニュースや事件の話題でよく耳にする、最もオーソドックスな使われ方です。
『BONES』流・覚え方のコツ
独自のイメージとして「ブースのドアキック」で覚えてみましょう。
犯人が金塊に手を伸ばしたその瞬間、勢いよくドアを蹴破って「FBIだ!」と飛び込むブース。
その「今だ!」という絶妙な突入タイミングこそが、このフレーズの持つライブ感そのものです。
似た表現・関連表現
似た意味を持つ表現との違いを押さえておきましょう。
catch A red-handed
(Aを現行犯で捕まえる)
解説:「血にまみれた手」が語源で、今回のフレーズとほぼ同じですが、より「犯罪色」や「有罪確定」のニュアンスが強く出ます。
bust
(逮捕する、見つける)
解説:かなりカジュアルなスラングで、”You’re busted!”(お前、バレてるぞ!)のように、子供のいたずらから警察の捜査まで幅広く使われます。
witness
(目撃する)
解説:こちらは単に「見る」という行為に焦点があり、catchのような「捕まえる」「行動を阻止する」という能動的なアクションは含まれません。
深掘り知識:ラテン語で言うと?
法学用語やミステリー小説では、この「現行犯」の状況を “in flagrante delicto”(イン・フラグランテ・デリクト)と呼ぶことがあります。
これはラテン語で「燃え盛る犯罪の最中に」という意味。
ブースが言った in the act は、まさにこの「燃えている(犯罪が行われている)最中」を指す、英語の口語版と言えるでしょう。博識なブレナン博士なら、ラテン語の方を使うかもしれませんね。
まとめ|証拠は現場にあり
「現場を押さえる」ことは、相手に有無を言わせない最強のカードです。
もし誰かに catch A in the act されてしまったら…その時は言い訳せずに、素直に謝るのが一番かもしれませんね。


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