「take it as a compliment」の意味と使い方|『CHUCK』S01E10で学ぶ英会話

「take it as a compliment」の意味と使い方を解説

海外ドラマを使って英語表現を学ぶ『ドラマdeエイゴ』へようこそ。

ちょっと微妙な言われ方をしたとき、目くじらを立てず「まあ、褒め言葉として受け取っておくよ」と軽く流せたら、大人だなと感じますよね。

そんな切り返しにぴったりの「take it as a compliment」を、『CHUCK』シーズン1第10話の終盤、店に紛れ込んだ客にモーガンが話しかけるシーンから、一緒に見ていきましょう。

目次

「take it as a compliment」の意味とニュアンス

take it as a compliment
意味:褒め言葉として受け取る、好意的に解釈する

take it as a compliment は、相手の発言を、あえて前向きに、好意的に受け止めてみせる表現です。ときには微妙な指摘や軽い皮肉に対しても、「それは褒め言葉だと思っておくね」と切り返す形で使われます。

I’ll take that as a compliment. という形で、会話の返しとして登場することが多いのも特徴です。it の代わりに that を使っても自然で、相手の言葉全体を受けて「褒め言葉として受け取る」と返せます。

含みのある言葉をさらりとかわす余裕や、照れ隠し、あるいは自分の短所を前向きに捉え直すときにも使える、便利な一言です。

【ここがポイント!】

  • 相手の言葉を「褒め言葉」という贈り物として受け取るイメージ
  • I’ll take that as a compliment. の形で会話の切り返しに頻出
  • 微妙な評価や軽い皮肉を、角を立てずにかわせる大人の一言

『CHUCK』S01E10のシーンで見てみよう

意味を押さえたところで、実際のドラマシーンを見ていきましょう。

店に紛れ込んだ相手に、その正体に気づいていないモーガンが「親友の知り合いに似ている」と話しかけます。観客だけが事情を知っている、皮肉の効いた場面です。

Morgan: You look just like this guy my best friend used to go to Stanford with.
(あんた、俺の親友がスタンフォードで一緒だったやつにそっくりだよ。)

Bryce: Oh, Sorry, I went to Penn.
(ああ、悪いね。僕はペン大の出身なんだ。)

Morgan: I’ll take it as a compliment.
(まあ、褒め言葉として受け取っておくよ。)

Bryce: You shouldn’t actually. Because this guy Bryce was a real douche.
(やめといたほうがいい。そのブライスってやつ、相当なクズだったからな。)

Chuck Season1 Episode10(Chuck Versus the Nemesis)

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シーン解説と心理考察

モーガンの「take it as a compliment」は、相手に似ていると言われたことを、軽く受け流すための一言です。深く考えず、好意的に解釈してみせる——モーガンらしい、気のいい反応がにじみます。

見どころは、その直後のやり取りです。相手が「やめておけ、そいつはクズだった」と自虐的に返すのですが、観客だけがその「クズ」が相手本人だと知っています。モーガンは何も気づかないまま会話が進む、この二重構造が場面に独特のおかしさを生んでいます。

take it as a compliment という何気ない切り返しが、コメディとサスペンスの両方を同時に転がす、巧みな一言として響きます。

『CHUCK』流・覚え方のコツ

相手から差し出された言葉を、贈り物(compliment)として両手で受け取る——そんなしぐさを思い浮かべてみてください。たとえ中身が少し微妙でも、「これは褒め言葉だ」と決めて受け取るのが、このフレーズの核です。

似ていると言われて、深く考えずに「take it as a compliment」と受け流すモーガンの軽やかさを思い出せば、皮肉や微妙な評価をふわりとかわす語感が記憶に残ります。受け取り方は自分で選べる——そう考えると、このフレーズの前向きさがつかみやすくなります。

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例文で覚える「take it as a compliment」

I’ll take that as a compliment. という切り返しの形が、特によく使われます。場面を変えながら、3つの例文で感覚をつかんでいきましょう。

People say I’m stubborn, but I take it as a compliment.
(頑固だと言われるけど、褒め言葉として受け取ってるよ。)
自分の短所を前向きに語る場面です。take it as a compliment を使うと、欠点を強みとして捉え直す姿勢が伝わります。

If they call you a perfectionist, take it as a compliment.
(完璧主義者と言われたら、褒め言葉として受け取りなよ。)
相手を励ます助言の場面です。命令形で使うと、「気にせず前向きに受け止めて」という後押しになります。

A: You’re surprisingly organized for someone so busy.
B: I’ll take that as a compliment.
(A:そんなに忙しいのに、意外と几帳面だね。)
(B:褒め言葉として受け取っておくよ。)
含みのある褒め方への切り返しです。surprisingly のひっかかりを、that as a compliment で軽くかわす、大人の返し方を見せています。

あわせて覚えたい関連表現

take it the wrong way
(悪く受け取る、誤解する)
take it as a compliment とは反対方向の解釈を表します。Don’t take it the wrong way(悪く取らないで)とセットで覚えると、「どう受け取るか」を表す表現の幅が広がります。

be flattered
(光栄に思う、お世辞でも嬉しい)
be flattered は「嬉しく感じる」という感情そのものを表します。take it as a compliment が「褒め言葉として解釈する」という受け止め方の選択であるのに対し、be flattered は感情の表明である点が違います。

mean it as a compliment
(褒め言葉のつもりで言う)
mean it as a compliment は、話し手側の「褒めるつもりだった」という意図を表します。take が聞き手側の受け取り方を表すのに対し、mean は言う側の意図を表す、対になる表現です。

Note|皮肉を受け流す大人の余裕

take it as a compliment という表現の裏には、英語圏の会話における、ある作法が見え隠れします。

英語圏では、含みのある言葉や軽い皮肉を投げかけられたとき、それを真正面から受け止めて言い返すのではなく、「褒め言葉として受け取っておくよ」とユーモアでかわす習慣があります。たとえば「君って意外としっかりしてるね」という、ほんの少しとげのある褒め方をされたとき、むっとする代わりに I’ll take that as a compliment. と笑って返す。すると、その場の空気を荒立てずに、むしろ自分の余裕を示すことができます。これは、相手の言葉の受け取り方を自分でコントロールする、という発想に支えられています。言われたことに振り回されるのではなく、どう受け止めるかは自分が決める。take it as a compliment は、その選択を一言で表す、いわば大人の切り返しなのです。映画やドラマでも、機転の利くキャラクターがこの表現で場を収める場面がよく見られます。

この背景を知っておくと、take it as a compliment が単なる「褒め言葉として受け取る」を超えて、会話をなめらかに運ぶための技でもあることが見えてきます。

受け取り方を選べる人は、会話の主導権も握っているのかもしれません。

まとめ|モーガンの軽い受け流しから覚える「take it as a compliment」

take it as a compliment は、相手の言葉を、あえて前向きに、褒め言葉として受け止めてみせる表現でした。I’ll take that as a compliment. の形で、微妙な評価や軽い皮肉を角を立てずにかわす、会話の切り返しとして活躍します。

この表現が引き出しにあると、ちょっと返答に困るような言われ方をされても、ユーモアで受け流せるようになります。とげのある一言にむっとする代わりに、笑って受け止める余裕が、会話を軽やかにしてくれます。

相手の正体も知らずに、気軽に「褒め言葉として受け取っておくよ」と返すモーガンの人の好さを思い出しながら、表現の引き出しに加えてみてください。

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