ドラマで学ぶ英会話|『BONES』S02E06に学ぶ「in the mood」の意味と使い方

in the mood

海外ドラマを使って英語表現を学ぶ『ドラマdeエイゴ』へようこそ。

気が乗らないお誘いを受けたとき、角を立てずに断るにはどう伝えたらいいのでしょうか。

今回は、相手を傷つけず、かつ自分の気持ちを大切にする「大人の柔らかな自己主張」に役立つフレーズを深掘りしますね。一緒に楽しく学んでいきましょう。

目次

実際にそのシーンを見てみよう!

ブースとブレナンが事件現場へと向かうエレベーターの中。
流れるBGMに合わせて陽気に体を揺らし、鼻歌を歌うブースに、ブレナンは冷ややかな視線を送ります。

目的の階に着き、扉が開いた瞬間に彼らの目に飛び込んできた凄惨な光景と、その時の会話です。

Booth: Why can’t you just hum like a normal, happy person?
(どうして普通のハッピーな人間みたいに鼻歌を歌えないんだ?)

(Elevator door opens and reveals a room that is severely damaged by an explosion.)
(エレベーターの扉が開き、爆発によって激しく損傷した部屋が現れる。)

Brennan: (putting on gloves) Not really in the mood.
(手袋をはめながら:とてもそんな気分じゃないわ。)
BONES Season2 Episode6 (The Girl in Suite 2103)

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シーン解説と心理考察

ブースの「普通の人みたいに陽気になれないのか」という軽口に対し、ブレナンは目の前の凄惨な現場を見て即座に「そんな気分じゃない」と切り捨てます。

ここには、彼女の「空気を読まない」合理主義的な性格だけでなく、凄惨な死を前にして無駄な感情を交えない、法人類学者としての極めてプロフェッショナルな心理が表れていますね。

エレベーター内の日常的な空気から、プロの顔へと一瞬で切り替わる鮮やかなコントラストが魅力的なシーンです。

フレーズの意味とニュアンス

in the mood
意味:〜する気分である、〜したい気がする

mood(気分、機嫌)という単語の通り、一時的な感情や心理状態を指します。
日常会話ではブレナンのように否定形で「Not in the mood.(そんな気分じゃない)」と単独で使われたり、前置詞を伴って「in the mood for 名詞(〜が欲しい気分)」「in the mood to 動詞(〜したい気分)」の形で非常によく使われます。

【ここがポイント!】

このフレーズの核心は、単純な「気分のオン・オフ」を表すだけでなく、相手に対する「スマートな境界線の提示」として機能する点です。

「I don’t want to(やりたくない)」と直接的に拒絶するのではなく、「今はそういう心の波に乗っていない」と伝えることで、相手の提案そのものは否定せずにソフトに辞退できる、大人にぴったりのクッション言葉になりますよ。

実際に使ってみよう!

I’m not really in the mood to go out for drinks tonight. Can we take a rain check?
(今夜はちょっと飲みに行く気分になれなくて。また今度でもいいかな?)
[解説] 仕事終わりの誘いなどを、具体的な理由を挙げずに柔らかく断りたい時の定番の表現です。「行きたくない」ではなく「気分じゃない」と伝えることで角が立ちません。

I’m in the mood for a quiet evening at home.
(今日は家で静かに過ごしたい気分なんだ。)
[解説] 自分の素直な欲求を伝えるポジティブな使い方です。「〜したい」と強く要求するよりも、ふと湧き上がった自然な感情として相手に受け入れられやすくなります。

Let’s talk about this later. I can tell you’re not in the mood.
(この話はまた後日しましょう。今はそういう気分じゃないみたいだから。)
[解説] 相手の様子を察して、無理に議論を進めないようにする配慮の表現です。ビジネスシーンでも、相手の心理状態を尊重する成熟した態度を示せますよ。

『BONES』流・覚え方のコツ

扉が開いた瞬間に現場の空気を察知し、冷静に手袋をはめながら「ハッピーな気分になんてなれないわ」と言い放つブレナンの横顔をイメージしてみましょう。

「自分の今のテンションと、その行動が全く合致していない」という静かな拒絶の感覚が、ドラマの緊迫した映像とともに深く記憶に刻まれるはずです。

似た表現・関連表現

feel like ~ing
(意味:〜したい気がする)
今回のフレーズとほぼ同じように使えますが、こちらは動詞に直結することが多く、よりカジュアルで日常的な響きがあります。

have a craving for
(意味:〜が無性に欲しい、〜が食べたくてたまらない)
in the mood for よりもはるかに強い欲求を表し、特定の食べ物などをどうしても体が欲している状態の時に使われます。

inclined to
(意味:〜したい気がする、〜する傾向がある)
一時的な感情に左右される今回の表現に対し、こちらは理性的な判断や性格的な傾向に基づき「どちらかと言えば〜したい」という少し硬いビジネスライクな表現になりますよ。

深掘り知識:感情を言語化する欧米文化と「mood」

日本では「空気を読む」「察する」ことが美徳とされ、自分の気分だけで相手の誘いを断ることに罪悪感を覚えがちです。
しかし、自己主張を重んじる英語圏では「今の自分の感情(mood)」を相手に明確に伝えることは、人間関係を健全に保つための重要なスキルとされています。

「Not in the mood」と正直に言うことは、決してワガママではなく「自分に嘘をつかない誠実な態度」として受け止められるのです。

言葉の背景にある、こういった精神的な自立心や境界線の引き方を理解すると、英語でのコミュニケーションがもっと心地よいものに変わっていきますね。

まとめ|自分の素直な気持ちを伝える便利な言葉

いかがでしたか?
今回は、日常のちょっとした感情を表現するのに欠かせない「in the mood」について深掘りしました。

気乗りしない誘いを断りたい時や、ふと何かをしたくなった時など、自分の心の動きに素直に従いたい場面でぜひ使ってみてくださいね。大人の柔らかなコミュニケーションに、きっと役立つはずですよ。

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