ドラマで学ぶ英会話|『BONES』S3E7に学ぶ「act like」の意味と使い方

act like

海外ドラマを使って英語表現を学ぶ『ドラマdeエイゴ』へようこそ。

大人になっても、つい強がってしまったり、自分を実力以上に大きく見せようとして失敗した経験はありませんか?

あるいは、周りに「どうしてそんな子供っぽい態度をとるの?」と、思わず呆れてしまうような人がいるかもしれませんね。

英語には、そんな人間の「振る舞い」や「特定の役割を演じる様子」を、たった2語で的確に表す便利なフレーズがあります。

相手の不自然な態度へのちょっとしたツッコミから、自分を奮い立たせるためのポジティブなアドバイスまで。
今回は、人間の心理の裏側まで表現できる、非常に実用的な熟語を一緒に紐解いていきましょう!

目次

実際にそのシーンを見てみよう!

ブレナンとブースが、過去の失敗や恥ずかしい経験について語り合っている場面です。
ブースが自身の若き日の選択ミスを打ち明けますが、ブレナンの鋭い指摘に思わずムキになってしまいます。

Booth: Chose my side, and it was the wrong side.
(俺は自分のつく側を選んで、それが間違っていたんだ。)

Brennan: So you were humiliated because you didn’t act like a hero?
(つまり、ヒーローのように振る舞えなかったから恥をかいたってこと?)

Booth: Fine. Fine. You know what? I’m perfect. My life was perfect.
(わかった、わかったよ。あのな? 俺は完璧だ。俺の人生は完璧だった。)

Brennan: It’s a good story, okay? But it’s a bad one. I – it’s both, I guess. I mean, I get it.
(いい話よ、ね? でも悪い話でもある。その…両方ね、たぶん。つまり、気持ちはわかるわ。)
BONES Season3 Episode7 (The Boy in the Time Capsule)

Amazon Prime Videoで見る ※配信状況は変更される場合があります(2026年2月時点)

シーン解説と心理考察

「間違った選択をした」と過去の苦い経験を打ち明けたブースに対し、論理的で率直なブレナンが「ヒーローらしくなかったから恥ずかしかったのね」と容赦なく核心を突くシーンです。

図星を突かれたブースは、思わず痛いところを隠すように「俺の人生は完璧だ」と子供のように拗ねてみせます。
しかし、ブレナンも決して彼を責めているわけではなく、直後に不器用ながら「気持ちはわかるわ」とフォローを入れています。

強がりなブースの性格をブレナンがよく理解しているからこそ出てくるストレートな言葉であり、二人の信頼関係が透けて見える魅力的なやり取りですね。

フレーズの意味とニュアンス

act like
意味:〜のように振る舞う、〜らしい態度をとる、〜のふりをする

動詞の「act(行動する、演じる)」と前置詞の「like(〜のように)」を組み合わせた表現です。

文字通り「〜のように行動する」という意味ですが、日常会話では単なる動作の類似にとどまりません。
「特定の役割や人物になりきって行動している」という、心理的なニュアンスを含んで使われます。

【ここがポイント!】

このフレーズの核心は「演じる(act)」というコアイメージにあります。

そのため、「本当はそうではないのに、わざと〜のふりをしている」「年齢や立場にそぐわない態度をとっている」という文脈で、相手の知ったかぶりや不自然な態度を指摘する際によく使われます。

一方で、「自信があるように堂々と振る舞え」と、相手の背中を押すポジティブな処世術のアドバイスとしても活躍する、感情表現の幅がとても広い言葉です。

実際に使ってみよう!

I know you are upset, but please stop acting like a child in front of the clients.
(腹が立つのはわかるけど、クライアントの前で子供のように振る舞うのはやめてちょうだい。)
ビジネスシーンで、感情的になって大人げない態度をとる同僚をたしなめる際のリアルな表現です。「ふさわしくない役を演じている」というニュアンスが強く出ます。

He always acts like he knows everything about the project, which is annoying.
(彼はいつも、プロジェクトの全てを知っているかのように振る舞うからイライラするわ。)
act like の後ろには名詞だけでなく、主語と動詞を含む文章(節)を置くこともできます。同僚の「知ったかぶり」や「偉そうな態度」への不満を表すのにぴったりの使い方ですね。

If you are nervous at the party, just act like you belong there.
(もしパーティーで緊張したら、ただそこの関係者であるかのように堂々と振る舞えばいいのよ。)
アウェーな環境に飛び込む友人に対して、「自信を持って堂々としていなよ」と背中を押すシチュエーションです。「〜のふりをする」というactの性質をポジティブに利用した、実践的なアドバイスです。

『BONES』流・覚え方のコツ

普段はタフで頼りがいのあるFBI捜査官のブースが、「ヒーローという役柄(hero)」をうまく演じきれなかった(didn’t act)過去を指摘され、痛いところを突かれて思わずムキになっている不器用な表情を思い浮かべてみましょう。

「あのブースでさえ、強がって本来の自分とは違う態度をとってしまうことがある」という人間臭いギャップとリンクさせてみてください。

「特定の人物像になりきって振る舞う」というこのフレーズのコアイメージが、より身近なものとして記憶に定着するはずですよ。

似た表現・関連表現

behave like
(〜のように振る舞う、行儀よくする)
act like と非常に似ていますが、behave には「行儀やマナー」というニュアンスが含まれます。社会的な規範や道徳に照らして「ふさわしい態度をとる」という点に焦点が当たります。

pretend to be
(〜のふりをする、〜を装う)
こちらは意図的に「事実を偽っている」「相手を騙している」というニュアンスが強く出ます。act like よりも計画的で、悪意のある「ふり」を表すことが多いです。

sound like
(〜のように聞こえる、〜そうに言う)
態度や行動(act)ではなく、発言内容や声のトーンに対して「〜のようだね」と反応する時に使います。「文句を言っているように聞こえるよ」など、会話の相槌や切り返しとして非常に便利です。

深掘り知識:文法的な揺らぎを楽しむ「act like」

学校の文法では、「まるで〜であるかのように」と表現する場合、後ろに文章を続ける時は as if を使う(例:He acts as if he knows everything.)と習うことが多いですよね。

しかし、実際のネイティブの口語表現では、as if よりも圧倒的に like が好まれて使われます。

like は本来前置詞なので後ろに名詞を置くのがルールですが、日常会話では接続詞のように働き、act like nothing happened(何事もなかったかのように振る舞う)のように、後ろにそのまま文章を続けてしまうのが最も自然な響きになります。

文法書には載っていないような「言葉の崩れ」や「生きたルール」に出会えるのも、生きた英語である海外ドラマ学習ならではの醍醐味ですね。

まとめ|「演じる」感覚で表現の幅を広げる

いかがでしたか?
今回は、人間の態度や心理状態を的確に表す「act like」をご紹介しました。

誰かの振る舞いにツッコミを入れたり、自分を奮い立たせて「できる人のふり」をしてみたり。
日常生活には、私たちが様々な「役」を演じる瞬間がたくさんあります。

次に海外ドラマで登場人物が不自然な態度をとっていたら、ぜひ「He is acting like…」と心の中で実況中継しながら、このフレーズのニュアンスを味わってみてくださいね。

このエピソードを見るには

(タップすると各配信サービスの視聴ページへ移動します)

※配信状況は変更される場合があります(2026年2月時点)

  • URLをコピーしました!

コメント

コメントする

目次