ドラマで学ぶ英会話|『BONES』S01E08に学ぶ「bounce A off B」の意味と使い方

bounce A off B

海外ドラマを使って英語表現を学ぶ『ドラマdeエイゴ』へようこそ。

新しい企画やアイデアを思いついた時、一人で完璧に仕上げてから発表しますか? それとも、誰かに話して反応を見ますか?

今回は、ブレナン博士とブース捜査官の会話から、相手を信頼しているからこそ使える、ビジネスでも非常に重要な「壁打ち」の英語表現をご紹介します。

目次

実際にそのシーンを見てみよう!

かつての恋人であり指導教授だったマイケルの登場に、あからさまに不機嫌なブース。
「あいつは事件に関わらせるな」と釘を刺すブースに対し、ブレナンは「彼は私の知的なパートナーでもあるの」と悪気なく言い放ちます。

この言葉がどれだけブースの心をざわつかせたことでしょう。

Booth: And?
(それで?)

Brennan: And former lover.
(かつての恋人よ。)

Booth: And?
(それで?)

Brennan: And intellectual ones. I bounce everything off him. Why?
(それに知的パートナーでもあったわ。私、彼には何でも意見をぶつけてみるの。なぜ?)

Booth: Well, you gotta keep him out of it from now on.
(まあとにかく、今後は彼を関わらせるなよ。)

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シーン解説と心理考察

ブースは、ブレナンがマイケルに対して「知的」な面でも全幅の信頼を置いていることに嫉妬しています。

単なる元恋人なら過去の話で済みますが、現在進行形で「アイデアを共有する仲」だと言われたことで、相棒としての自分の立場が脅かされるような不安を感じたのでしょう。

「keep him out(締め出せ)」という強い言葉に、その焦りが表れています。

「bounce A off B」の意味とニュアンス

bounce [A] off [B]
意味:(アイデアなどを)〜にぶつけてみる、〜に話して反応を見る、意見を聞く

直訳すると「(ボールを)〜に向かってバウンドさせる」です。
壁に向かってボールを投げると、即座に跳ね返ってきますよね?

このフレーズには、単に意見を聞く(Ask)だけでなく、「自分の未完成なアイデア(ボール)を投げて、どう跳ね返ってくるか(反応)を試す」というニュアンスが含まれています。

【ここがポイント!】

完成した報告書を提出する時ではありません。

「まだ自信はないけど、どう思う?」「とりあえず聞いてみて!」という、準備段階でのカジュアルなディスカッションに最適な表現です。

相手を「良き壁打ち相手」として信頼している証でもあります。

実際に使ってみよう!

ビジネスシーンでは「たたき台」を見てもらう時、日常会話では悩み相談のきっかけに。

Can I bounce some ideas off you?
(君にいくつかアイデアをぶつけてみてもいいかな?)

解説:
会議室ではなく、コーヒーを飲みながら話しかけるような温度感。相手を「話しやすい壁役」として信頼している時に使います。

I need to bounce this proposal off the boss first.
(まずはこの提案を上司にぶつけて反応を見ないと。)

解説:
正式決定の前に、上司の感触を探る「根回し」のニュアンスで使えます。これで無駄な手戻りを防げます。

Thanks for letting me bounce my thoughts off you.
(考えを聞いてくれてありがとう/壁打ち相手になってくれて助かったよ。)

解説:
相談に乗ってもらった後の、こなれたお礼フレーズ。相手への負担を感じさせないスマートな表現です。

『BONES』流・覚え方のコツ

「ブレナンの高速キャッチボール」をイメージしましょう。

彼女にとってマイケルは、投げたボール(難解な理論)を正確に、かつ鋭く打ち返してくれる最高の「壁」でした。

その「知的なラリー」こそが bounce off です。ブースが嫉妬するのも無理はありませんね。

似た表現・関連表現

  • run (something) by (someone)
    (〜に話を通す、〜の承認を得る)
    解説:bounce off よりも「確認」「許可」のニュアンスが強くなります。「念のため耳に入れておく」という時に便利。
  • pick someone’s brain
    (知恵を借りる)
    解説:相手の専門知識や意見を引き出したい時に使います。「脳をつまみ食いする」ような、少しユーモラスな表現です。
  • brainstorm
    (ブレインストーミングする、アイデアを出し合う)
    解説:多人数で自由にアイデアを出し合うこと。bounce off は「1対1」の壁打ち感が強いのに対し、こちらは集団的な活動を指します。

深掘り知識:「壁打ち」が生む信頼関係

なぜブレナンはこの表現を使ったのでしょうか?

bounce off は、相手の知性や反応を信頼していないと成立しません。壁が柔らかすぎたり、凸凹していたりしては、ボールは綺麗に返ってこないからです。

「あなたになら、私の未熟な考えを見せても大丈夫」。

このフレーズには、そんな心理的な安全性と信頼が隠されています。だからこそ、ビジネスパートナーに使うと距離が縮まるのです。

まとめ|良き「壁」を見つけよう

自分の考えを独りよがりにしないために、信頼できる誰かに bounce off する。

仕事ができる人ほど、この「壁打ち」が上手です。

あなたも、周りの「良き壁」になってくれる人に、声をかけてみてはいかがでしょうか?

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