ドラマで学ぶ英会話|『BONES』S3E15に学ぶ「catch up to」の意味と使い方

catch up to

海外ドラマを使って英語表現を学ぶ『ドラマdeエイゴ』へようこそ。

今回は、物理的な移動だけでなく、遅れを取り戻す際などにも日常的に使える便利な基本フレーズ「catch up to」をご紹介しますね。
ドラマの情景描写から、リアルなニュアンスを掴んでいきましょう!

目次

実際にそのシーンを見てみよう!

ザックの私物を整理していたブレナンは、自分だけが彼に何もプレゼントを贈っていなかったことに気づき、いたたまれなくなって一人でその場を離れてしまいます。
彼女を心配して追いかけるブースのシーンです。

Brennan: But I never gave him anything.
(でも、私は彼に何もあげなかったわ。)

Booth: Angela.
(アンジェラ、待って。)

(Booth follows Brennan who is sitting on the stairs, when he finally catches up to her.)
(ブースは階段に座り込むブレナンの後を追い、ついに彼女に追いつく。)

Booth: “Dear Mr. Addy. It is my pleasure to offer you the post of my intern…”
(「親愛なるアディ君。君に私のインターンのポストを提供できることを嬉しく思う…」)
BONES Season3 Episode15 (The Pain in the Heart)

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シーン解説と心理考察

自分は冷たい人間なのではないかという自責の念から、一人で階段に座り込むブレナン。
そんな彼女の痛みを理解し、そっと「追いついて(catch up to)」隣に座るブースの優しさが胸を打ちます。

ブレナンが過去にザックへ宛てた手紙を読み上げることで、彼女が「居場所」という何よりも素晴らしいものを与えていたことを静かに伝える、愛に溢れたシーンですね。

フレーズの意味とニュアンス

catch up to
意味:〜に追いつく、〜の遅れを取り戻す

「catch(捕まえる)」と「up(上へ、完全に)」、そして到達点を表す「to」が組み合わさった表現です。
前を歩いている人や物に物理的に「追いつく」という意味のほか、仕事や勉強の遅れを取り戻す、あるいは最新の情報に追いつくといった、抽象的な状況でも非常によく使われます。

【ここがポイント!】

ネイティブがこの表現を使う時、ただ同じ位置に並ぶというだけでなく「離れていた距離や差を、努力や行動によって自ら埋める」というコアイメージがあります。

ブースがブレナンの心に寄り添うために距離を縮めたように、そこには「追いつこうとするエネルギー」がしっかりと含まれているのが特徴です。

実際に使ってみよう!

It’s been so long! We really need to catch up to each other’s lives.
(本当に久しぶり!お互いの近況にちゃんと追いつかなきゃね。)
[解説]旧友との再会で、会えなかった空白の時間を埋めるように「お互いの最新情報(近況)を報告し合おう」と提案する、大人の日常会話で大定番の言い回しです。

I’m reading these articles to catch up to the latest trends in marketing.
(マーケティングの最新トレンドに追いつくために、これらの記事を読んでいるんだ。)
[解説]ビジネスシーンにおいて、目まぐるしく変わる情報や技術の波に乗り遅れないよう、自ら努力して知識をアップデートしている前向きな姿勢が伝わる例文です。

Go ahead to the restaurant. I’ll catch up to you in about ten minutes.
(先にレストランに向かってて。10分くらいしたら追いつくから。)
[解説]待ち合わせなどで、相手を先に行かせる時のスムーズな表現です。「join you(合流する)」と同じように使えますが、こちらの方が動きのあるニュアンスになります。

BONES流・覚え方のコツ

悲しみに暮れて階段にうずくまるブレナンに、ブースがゆっくりと歩み寄り、彼女の隣という定位置に「追いつく(catch up to)」優しい距離感を思い浮かべてみてください。

物理的な距離だけでなく、心の距離を縮めて相手に寄り添う温かいイメージと結びつけると、このフレーズが持つ「空白を埋める」というニュアンスが自然に定着しますよ。

似た表現・関連表現

keep up with
(意味:〜に遅れずについていく)
catch up toが「遅れている状態から追いつく」のに対し、keep up withは「すでに追いついている状態を維持する」という違いがあります。ニュースや流行についていく時にもよく使われます。

overtake
(意味:〜を追い越す、しのぐ)
「追いつく」だけでなく、さらにその先へ行って「追い抜く」という状態を表します。車が他の車を追い越す時や、業績が他社を上回る時などに使われる少し硬い表現です。

fall behind
(意味:〜に遅れをとる、遅れる)
catch up toの対義語としてセットで覚えておきたい表現です。スケジュールや支払いが遅れてしまう、時代の変化に取り残されるといった状況で使われます。

深掘り知識:「Catch up」が持つ豊かな人間関係のニュアンス

英語圏の文化では、友人や同僚としばらく会っていなかった時に「Let’s catch up!(近況報告しよう!)」と誘うのが非常に一般的なコミュニケーションです。

これは単に情報を交換するというよりも、離れていた時間によって生じた「お互いの人生の進捗のズレ」を、会話によって「追いつかせる(catch up)」ことで、再び心の距離を縮めようとする温かい行為なのです。

物理的な距離を埋める言葉が、そのまま人間関係の修復や維持に使われるところに、英語という言語の面白さが詰まっていますね。

まとめ|「追いつく」プロセスを楽しんでみよう

いかがでしたか?今回は、物理的な距離や遅れを取り戻す時に使える「catch up to」を解説しました。

英語学習も、時には周りとの差を感じて焦ることもあるかもしれませんが、自分のペースで少しずつ「catch up to」していく過程そのものを楽しんでいきたいですね。
ぜひ、日々の会話やメッセージで使ってみてください。

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