「You’re toast」に見る、単刀直入な悪い知らせの伝え方|『BONES』S04E08で学ぶ英会話

『BONES』コラム: 「You're toast」に見る、単刀直入な悪い知らせの伝え方|『BONES』S04E08で学ぶ英会話

海外ドラマを使って英語表現を学ぶ『ドラマdeエイゴ』へようこそ。

BONESシーズン4 第8話では、カムに頼まれたスイーツが、インターンのデイジーに耳の痛い話をする場面が描かれます。「良い知らせと悪い知らせ、どちらから聞きたい?」という定番の切り出し方から、”You’re toast”という単刀直入な言い回しまで、悪い知らせを伝えるときの英語表現を見ていきます。

深刻になりすぎず、それでいて率直に伝える言い回しは、仕事のフィードバックなど日常のさまざまな場面で応用できそうです。

目次

“Which would you like first?”に見る、聞き手に選ばせる切り出し方

デイジーのもとにやってきたスイーツは、まずこう切り出します。

Sweets: I’ve got some good news and some bad news. Which would you like first?
(良い知らせと悪い知らせがあるんだ。どっちから聞きたい?)

Daisy: The bad first.
(悪い方から。)

BONES Season4 Episode8 (The Skull in the Sculpture)

good news and bad news, which would you like firstは、望ましくない話を切り出す前によく使われる定型の言い回しです。いきなり本題に入るのではなく、聞き手にどちらから聞きたいかを選ばせることで、心の準備をする時間を与えるという役割があります。ビジネスの場面でも、フィードバックを伝える前置きとして耳にすることがある言い方です。デイジーが迷わず「悪い方から」と即答するところにも、性格の勢いのよさが表れています。

“You’re toast”に見る、単刀直入な物言い

「悪い方から」という返事を受けて、スイーツは前置きなしに本題に入ります。

Sweets: You’re toast here. Nobody wants to work with you.
(ここじゃもう終わりだよ。誰もお前と組みたがらない。)

Daisy: Why?
(どうして?)

Sweets: You know why, Daisy. There are some things that you have to work on when it comes to interpersonal relations.
(分かってるだろ、デイジー。対人関係で直さなきゃいけないところがあるんだ。)

Daisy: Does anybody like me?
(みんな私のこと嫌いなの?)

Sweets: No, I’m afraid not.
(ああ、残念だけど。)

BONES Season4 Episode8 (The Skull in the Sculpture)

you’re toastは「もう終わりだ」「お陀仏だ」という意味の口語表現で、こんがり焼けて後戻りできないトーストの状態から来ている言い回しです。前置きの丁寧さとは対照的に、かなり直接的なニュアンスを持つ表現だと言えます。一方、続くthere are some things you have to work onは、「直すべき点がある」というやんわりした言い方で、同じ場面の中でも直接的な物言いと控えめな言い方が使い分けられているのが分かります。interpersonal relations(対人関係)という少し硬い語彙が、心理学者であるスイーツらしい選び方です。

定番構文のオチ、”good news”が明かす関係の公表

一通り厳しい話を終えたあと、デイジーは当初の約束通り「良い知らせ」を尋ねます。

Daisy: What’s the good news?
(良い知らせは?)

Sweets: There’s absolutely no reason for us to be discreet about our relationship anymore.
(もう二人の関係を隠す理由は一切ないってことさ。)

BONES Season4 Episode8 (The Skull in the Sculpture)

discreetは「controlled(慎重で控えめ)」という意味の形容詞で、be discreet about somethingで「あることについて内密にする、人目を忍ぶ」というニュアンスを表します。思わず「Really?」と聞き返すデイジーの反応にも、告白の唐突さがにじみます。冒頭で選ばせた「良い知らせと悪い知らせ」という構文が、最後まで丁寧に回収されているのが見どころです。

まとめ|聞き手に選ばせる切り出し方と、単刀直入な物言い

“Which would you like first?”のように聞き手に選ばせる切り出し方から、”you’re toast”のような単刀直入な言い回し、”discreet”のような控えめさを表す語彙まで、悪い知らせを伝える場面には型があります。率直さと配慮のバランスを意識すると、伝え方の幅が広がります。

次回も『BONES』の掛け合いから、テンポのよい英語表現を追いかけていきましょう。

同じエピソードの他のコラムやフレーズ記事もあわせて読むと、場面全体の英語がより立体的に見えてきます。

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