ドラマで学ぶ英会話|『BONES』S03E05に学ぶ「drive a wedge」の意味と使い方

drive a wedge

海外ドラマを使って英語表現を学ぶ『ドラマdeエイゴ』へようこそ。

今回は『BONES』S03E05から、人間関係のトラブルを表す「drive a wedge」をご紹介します。

生きた上級表現ですので、一緒に楽しくマスターしていきましょうね。

目次

実際にそのシーンを見てみよう!

まずは、今回のフレーズが登場するシーンを見てみましょう。

アンジェラが法的な夫と離婚するため、彼の行方を追うよう依頼された私立探偵のアンバー。

彼女がわざとアンジェラに対し「あなたの夫は魅力的だ」と吹き込んでいたことを知り、ホッジンズが焦りと怒りを露わにするシーンです。

Hodgins: Hod-gins. Were you just talking to Angela?
(ホッジンズだ。今、アンジェラと話していたのか?)
Amber: Yes. I was telling her that her husband is extremely physically attractive.
(ええ。彼女の夫がものすごく魅力的だって伝えていたの。)
Hodgins: Okay. Enough with that now. Quit trying to drive a wedge.
(分かった。もうその話はいい。二人の仲を裂こうとするのはやめてくれ。)
Amber: It’s a fact. On a scale of one to ten, he’s ten to the tenth power.
(事実よ。1から10で評価するなら、彼は10の10乗ね。)
BONES Season3 Episode5 (Mummy in the Maze)

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シーン解説と心理考察

アンジェラを愛してやまないホッジンズにとって、未だ離婚が成立していない彼女の「夫」の存在は最大の不安要素です。

ただでさえ気が気でない状況なのに、探偵のアンバーがわざと夫の魅力を語り、二人の関係をかき回そうとしていることに対し、ホッジンズは強い警戒心を示しています。

冷静さを装いながらも、アンジェラの心が揺らいでしまうのではないかという彼の切実な焦りが、痛いほど伝わってくる場面ですね。

フレーズの意味とニュアンス

drive a wedge
意味:仲を裂く、関係を悪化させる、亀裂を生じさせる

wedgeとは、薪割りの時などに木に打ち込んで二つに割るための「くさび」のことです。driveは車を運転するだけでなく、「(杭などを)力強く打ち込む」という意味を持っています。

つまり直訳すると「くさびを打ち込む」となり、そこから転じて「強固だった人間関係にヒビを入れる」「二人の仲を引き裂く」という比喩表現として使われるようになりました。

【ここがポイント!】

ネイティブはこのフレーズを、「外部から意図的に関係を壊そうとする悪意」や「障害物が入り込んでしまう状況」に対して使います。

自然に仲が悪くなるのではなく、第三者の干渉や特定の問題が原因で「パカッと真っ二つに割られてしまう」という物理的な痛みを伴うコアイメージを持っています。

実際に使ってみよう!

それでは、日常会話での使い方を例文で確認していきましょう。

I won’t let this misunderstanding drive a wedge between us.
(この誤解が私たちの仲を裂くようなことにはさせないわ。)
友人や恋人との間にトラブルが起きた際、関係を修復したいという強い意志を伝える時に使える、少しドラマチックで素敵な表現です。

Money issues often drive a wedge between family members.
(お金の問題は、しばしば家族の間に亀裂を生じさせる。)
特定の問題(この場合はお金)が原因で関係が悪化してしまうという、一般的な事実や悲しい現実を述べる際によく使われる形です。

She tried to drive a wedge between the two colleagues by spreading rumors.
(彼女は噂を流して、その二人の同僚の仲を裂こうとした。)
今回のホッジンズのセリフのように、第三者が意図的に人間関係を壊そうとするネガティブな状況を的確に描写できます。

BONES流・覚え方のコツ

愛し合うホッジンズとアンジェラという「強固な関係」に、探偵のアンバーが「魅力的な夫」という名の鋭いくさび(wedge)をガンガンと打ち込んで(drive)引き裂こうとしている情景を想像してみてください。

「僕たちの間に余計なものを打ち込まないでくれ!」というホッジンズの切実な怒りとリンクさせると、この上級フレーズも忘れにくくなりますよ。

似た表現・関連表現

「drive a wedge」と似たニュアンスを持つ表現も一緒に覚えてしまいましょう。

tear apart
(引き裂く、バラバラにする)
drive a wedgeが「間に亀裂を入れる」というニュアンスなのに対し、こちらはもっと激しく「ズタズタに引き裂く」という強い破壊を伴う表現です。

alienate
(遠ざける、疎遠にさせる)
フォーマルな単語で、親しかった人を心理的に遠ざけたり、孤立させたりする状況を表します。ビジネスやニュースでも耳にする表現です。

come between
(二人の間に入る、仲を裂く)
drive a wedgeとほぼ同じ状況で使えますが、より日常的で口語的なフレーズです。「Don’t let anything come between us.(何があっても離れないでおこう)」のように使われます。

深掘り知識:派生イディオム「the thin end of the wedge」

wedge(くさび)」を使ったもう一つの有名なイディオムに、「the thin end of the wedge(くさびの細い端)」というものがあります。

くさびは、最初は細い先端部分しか木に食い込みませんが、叩き続ければやがて太い部分が入り込み、最終的には巨大な丸太をも真っ二つに割ってしまいます。

このことから、「最初は小さなことでも、やがて取り返しのつかない大きな問題(破滅)に発展する最初のきっかけ」という意味で使われます。語源の情景を知っていると、全く違うイディオムに出会ってもスッと意味が理解できるようになりますね。

まとめ|人間関係の機微を伝える上級フレーズ

今回は、人間関係の亀裂を表す少し高度なイディオム「drive a wedge」をご紹介しました。

直訳では分かりにくい表現も、その言葉が生まれた背景や物理的なイメージを知ることで、ぐっと身近に感じられますよね。

ぜひ、ドラマのシーンと一緒に味わってみてください。

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