ドラマで学ぶ英会話|『BONES』S9E23に学ぶ「first rodeo」の意味と使い方

first rodeo

海外ドラマを使って英語表現を学ぶ『ドラマdeエイゴ』へようこそ。
「これが初めてじゃないよ」と自信を持って言いたいとき、英語ではどう表現するか知っていますか?
今回は『BONES』シーズン9第23話のシーンから、ネイティブらしい粋な表現「first rodeo」の意味と使い方を学んでいきましょう。

目次

実際にそのシーンを見てみよう!

遺体が発見された現場でのシーンです。
被害者に付着した微粒子について、ラボに戻ってから調べるよう指示するカムに対し、ホッジンズが自信満々に返答します。

Cam: You can check for particulates back at the lab.
(微粒子についてはラボに戻ってから調べて。)

Hodgins: Yeah, this isn’t our first rodeo, there, Dr. Saroyan.
(ええ、これが初めての経験ってわけじゃないですからね、サローヤン博士。)

Cam: You’re equating this victim with animals mistreated at a rodeo. Quite clever.
(被害者をロデオで虐待される動物に例えるなんて。なかなか賢いわね。)

Hodgins: No, but… Okay.
(いや、そういう意味じゃ……。まあ、いいか。)

BONES Season9 Episode23(The Drama in the Queen)

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シーン解説と心理考察

規則と手順を重んじる上司のカムに対し、「ラボの王(King of the Lab)」を自称するホッジンズが、少しムッとしながらもユーモアで切り返した一幕です。

数々の難解な事件を解決してきた彼らにとって、微粒子の採取など目をつぶっていてもできる基本中の基本。
わざわざ指示されたことに「新米扱いしないでくれ」という強い自負と、仲間内だからこその生意気なジョークが込められています。

そしてカムが「ロデオ」という言葉を文字通りに解釈してツッコミを入れると、ホッジンズが「いや、そういう意味じゃ……まあいいか」と苦笑いで引き下がるやり取りも絶妙です。
手慣れたプロフェッショナルたちの余裕と、独特のチームの空気感が感じられるシーンですね。

「first rodeo」の意味とニュアンス

first rodeo
意味:初めての経験(主に否定形で「初心者ではない」「手慣れている」の意)

「first rodeo」は直訳すると「最初のロデオ」ですが、日常会話ではほぼ常に「This isn’t my first rodeo.」という否定形のイディオムとして使われます。
「初めての経験ではない=自分は初心者じゃない、場数は十分に踏んできている」という意味合いです。

ホッジンズのように「our(私たちの)」と言えば、チーム全体の経験値をアピールすることもできます。
ビジネスや日常の場面で「心配しなくても大丈夫、勝手は分かってるよ」と頼もしく伝えたいときに活躍する表現です。

【ここがポイント!】

このフレーズが持つ核心的なニュアンスは、「予測不可能なカオスを乗りこなす余裕」です。

ロデオとは、荒れ狂う牛や馬に振り落とされないようしがみつく、非常に危険で予測不能な競技のこと。
つまり単に「経験がある」だけでなく、「ロデオのような荒れ狂うトラブルでも、対処法を知っているからパニックにはならない」という、たくましい自信を示せる表現です。

自分の実力を過小評価された時に「甘く見ないでくれ」と釘を刺すような、少し強気で勢いのある文脈にぴったりです。

実際に使ってみよう!

Don’t worry about the angry client. This isn’t my first rodeo.
(怒っている顧客のことは心配しないで。こういうの、慣れてるから。)
クレーム対応などでパニックになっている同僚に対し、修羅場をくぐり抜けてきた経験に基づく自信を伝えるひとことです。

You don’t need to explain the basic rules to me. It’s not my first rodeo.
(基本的なルールをいちいち説明しなくていいですよ。初心者じゃないんですから。)
子ども扱いするような細かい指示を受けた際に、「言われなくても分かっています」とスマートに返すときに使えます。少しチクリと刺すニュアンスも含んでいます。

A: Are you sure you can fix this system crash? B: Trust me, this ain’t my first rodeo.
(A:本当にこのシステム障害直せるの? B:任せてよ、素人じゃないんだから。)
「isn’t」の代わりに口語的な「ain’t」を使うことで、よりワイルドで職人気質な響きになります。

『BONES』流・覚え方のコツ

ジェファソニアン研究所でのホッジンズの日常を思い浮かべてみてください。
ドロドロに溶けた遺体、飛び交う肉食性の虫、そして突然の爆発実験。
彼が毎日相手にするこの「予測不可能なカオスな現場」こそが、まさに彼にとっての「ロデオ」です。

周りが「うわっ!」と顔をしかめるような現場でも、目を輝かせて涼しい顔で作業するホッジンズ。
この「どんな荒れ狂う異常事態(ロデオ)でも、慣れた手つきで乗りこなすマッドサイエンティスト」の姿とセットにすることで、フレーズの「圧倒的な余裕」というニュアンスが自然と頭に入ってきます。

似た表現・関連表現

know the ropes
(コツを知っている、やり方が分かっている)
帆船の時代に、無数のロープの扱いを熟知していることに由来する表現です。「first rodeo」が修羅場やトラブルへの対応力を強調するのに対し、こちらは「特定の実務的なスキルや作業手順を熟知している」というニュアンスが強めです。

been around the block
(経験豊富である、世慣れている)
「ブロックを何周もした」=色々な経験を積んで世の中の裏も表も知っているという意味です。仕事スキルよりも「人生経験の豊かさ」「大人の余裕」を表す場面で使われます。

not born yesterday
(騙されない、世間知らずではない)
「昨日生まれたわけではない」という直訳の通り、甘い言葉で騙されそうになった時に「そんなにバカじゃないよ」と返す表現です。「first rodeo」よりも警戒心や相手への抵抗感が強く出ます。

深掘り知識:映画から広まった「first rodeo」のルーツ

アメリカの開拓精神を象徴する「ロデオ」ですが、「This isn’t my first rodeo」というフレーズが日常会話に広まったのは、実はカウボーイの時代からではありません。

一説では、このフレーズを一躍有名にしたのは1981年公開の映画『Mommie Dearest(愛と憎しみの伝説)』だとされています。
映画の中で、大女優ジョーン・クロフォードを演じたフェイ・ダナウェイが、役員会で自分を軽視する男性陣に向かって「This ain’t my first time at the rodeo.(私は新米じゃないのよ)」と放つ名シーンがあります。

この「逆境で自分の実力を見せつけるパワフルな台詞」が強烈な印象を残し、スポーツ選手のインタビューや政治家の討論会、そして『BONES』のような日常のドラマにまで広く浸透していったとされています。
タフなカウボーイのイメージと、ハリウッドの力強い女性像が交差して生まれたと考えると、このフレーズの「強気な魅力」がより際立って見えますね。

まとめ|自信を味方につける一言

今回は『BONES』のホッジンズのユーモアあふれるセリフから、経験と自信を粋に伝える「first rodeo」をご紹介しました。

直訳ではピンとこない表現も、「荒れ狂う牛(カオス)を乗りこなす」という背景のイメージを掴めば、ぐっとかっこよく、実践的に感じられるはずです。
同僚から「これ、大丈夫?」と心配されたとき、指示されるまでもない基本的な作業を念押しされたとき——そんな場面でさらりと「This isn’t my first rodeo.」と返してみてください。
ホッジンズのような余裕と自信が、きっと自然に伝わるはずです。

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