ドラマで学ぶ英会話|『BONES』S10E16に学ぶ「get rid of」の意味と使い方

get rid of

海外ドラマを使って英語表現を学ぶ『ドラマdeエイゴ』へようこそ。
今回は法医学サスペンス『BONES』シーズン10エピソード16から、日常会話で頻出する「get rid of」の意味と使い方を解説します。
「捨てる」「なくす」「手放す」と訳されるこの表現、じつは一言では言い尽くせない解放感が込められた言葉です。

目次

実際にそのシーンを見てみよう!

事件の捜査の過程で、ブースたちが過酷なブートキャンプを訪れるシーン。
厳しいインストラクターが参加者を怒鳴りつけながら、次々と発破をかけています。
限界を迎えつつある参加者に、容赦のない一言が飛びます。

Instructor: Step on it, you pathetic weaklings! My grandmother can move faster than you, and she’s been dead 20 years!
(急げ、このノロマども!俺のバアちゃんのほうが速く動けたぞ、死んで20年になるのにな!)

Client: I thought this was supposed to be an exercise boot camp, not a real boot camp.
(これって、本物の軍隊キャンプじゃないですよね?)

Instructor: You want to get rid of your muffin-top or not?
(そのぽっこりお腹を引っ込めたいんだろ?)

Client: At this point, lipo seems less painful.
(ここまでくると、脂肪吸引のほうがまだマシだわ。)

BONES Season10 Episode16(The Big Beef at the Royal Diner)

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シーン解説と心理考察

壁登りに泣きそうになりながら挑む参加者と、「死んで20年になる祖母でも速く動ける」と怒鳴るインストラクター。
このブートキャンプは笑えないほど本格的で、参加者たちのギリギリの限界が伝わってきます。
そんな状況で放たれる「get rid of your muffin-top」という言葉は、単なるトレーニングの掛け声ではありません。
「ぜい肉」を「なくしたい何か」ではなく、「今すぐ引き剥がして捨ててしまいたい憎き厄介者」として突きつけることで、参加者の切実な動機を直球でえぐり出しています。
参加者の「もう脂肪吸引でいい」という返しが笑いを誘いながら、その場の限界感を見事に補強していますね。

「get rid of」の意味とニュアンス

get rid of
意味:〜を取り除く、〜を処分する、〜を追い払う、〜をなくす

「rid」はもともと「自由にする・解放する」という意味を持つ言葉です。
そこに「〜の状態になる・変化する」という動きを表す「get」が組み合わさることで、「自分にとって不要・不快なものから自分自身を解放する=取り除く」というニュアンスが生まれます。

物理的なゴミや不用品を処分する時はもちろん、「ぜい肉を落とす」「悪い習慣を断ち切る」「厄介な人物と縁を切る」「嫌な記憶を消し去る」など、形のない抽象的な対象にも幅広く使える万能な表現です。
日常会話はもちろん、ビジネスシーンでも自然に使われます。

【ここがポイント!】

このフレーズが持つニュアンスの核心は、「単に捨てる」のではなく「ネガティブなものをスッキリ振り払う解放感」です。
「get rid of」には、まとわりついていた厄介なものが消えた瞬間の「せいせいした!」という感情的な爽快さが伴うのが、ネイティブの感覚です。
日本語の「処分する」「なくす」より一段階強く、一段階感情的な言葉だと覚えておくと使いどころが見えてきます。

実際に使ってみよう!

I finally got rid of all the old clothes in my closet.
(クローゼットの中の古い服を、ついに全部処分しました。)
物理的な不用品を「処分する・捨てる」という定番の使い方です。衣替えや断捨離の話題でも大活躍します。

It is really hard to get rid of a bad habit like biting your nails.
(爪を噛むような悪い習慣をなくすのは、本当に難しいですね。)
物理的なものだけでなく、「習慣」や「癖」を取り除く際にも自然に使えます。ダイエットや禁煙の話題でもよく登場する形です。

I have a terrible headache that I just can’t get rid of.
(ひどい頭痛があって、どうしても治らないんです。)
病気や痛み、ストレスなど「不快な症状」を解消するというニュアンスでも頻出します。体調不良を伝える時にとても便利な表現です。

『BONES』流・覚え方のコツ

今回のシーンで一番強烈な台詞といえば、「死んで20年になる祖母でも速く動ける」というインストラクターの言葉ですよね。
それほどの超ハードな環境で、参加者が必死に壁を登りながらぜい肉を「振り落とそう」としているあの映像と「get rid of」をセットにしてみてください。
「なんとしてでも振り払いたい」「やっと消えてくれた」という切実な感覚が染み込めば、このフレーズは日常でも自然と出てくるようになりますよ。

似た表現・関連表現

throw away
(〜を捨てる)
ゴミや物理的なものを単純にゴミ箱へ「捨てる」場合の最も一般的な表現です。「get rid of」のような「厄介払いしてスッキリする」という感情的なニュアンスは薄く、日常的な動作を表します。

eliminate
(〜を排除する、撲滅する)
ビジネスやフォーマルな場面で、問題点やエラー、リスクを根絶やしにして「取り除く」際に使われます。日常会話には少し硬く、客観的で専門的な響きを持つ言葉です。

discard
(〜を廃棄する、捨てる)
トランプゲームで不要なカードを捨てる時や、古いルールや考えを「放棄する」際によく使われる、やや改まった表現です。

深掘り知識:ドラマで超頻出の決まり文句「Good riddance!」

海外ドラマを見ていると、嫌なキャラクターが去っていった後に残された人が「Good riddance!」と吐き捨てるシーンに出くわすことがあります。

この「riddance」は、今回学んだ「rid(取り除く)」の名詞形です。
「Good riddance (to bad rubbish).」が元の形で、「(悪いゴミを)取り除けてよかった=厄介払いできてせいせいした!」という意味になります。
今回のブートキャンプ参加者がぜい肉を「Good riddance!」と叫びながら振り落とすシーンを想像すれば、この言葉の感情的なエネルギーがよりリアルに感じられるはずです。
次にドラマで誰かが怒って立ち去るシーンがあったら、ぜひ耳を澄ませてみてください。

まとめ|「解放感」を英語で表現できると、一段上の会話になる

今回は『BONES』シーズン10エピソード16から「get rid of」をご紹介しました。
物理的なゴミの片づけから、しつこい頭痛、手放したい悪い習慣、さらには人間関係の整理まで、「いらないものをスッキリ手放す」あらゆる場面で活躍する万能フレーズです。
単語はシンプルですが、「解放感・スッキリ感」というエモーショナルなニュアンスを意識して使うことで、ネイティブに一段近い自然な英語表現になります。
ブートキャンプの壁登りシーンを思い出しながら、ぜひ例文を声に出して練習してみてください。

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※配信状況は変更される場合があります(2026年2月時点)

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