ドラマで学ぶ英会話|『BONES』S10E10に学ぶ「let that happen」の意味と使い方

let that happen

海外ドラマを使って英語表現を学ぶ『ドラマdeエイゴ』へようこそ。

「絶対そんなことはさせない」と強く宣言したい瞬間に使える「let that happen」を、『BONES』シーズン10第10話のクライマックスから学びましょう。

誰かを守りたい気持ち、悪い事態を食い止めようとする責任感——そんな感情がひと言に凝縮された表現です。

目次

実際にそのシーンを見てみよう!

事件の真相に迫った直後、二人は犯人の逃亡用飛行機に乗り込むことになります。

機内で格闘の末、犯人(偽メイド)は宝石を追って機外へ。操縦を担っていたパイロットも離脱してしまい、気づけばブースとブレナンの二人だけが操縦士不在のまま空を飛んでいるという絶体絶命の状況に。

データと確率を重んじるブレナンが冷静に最悪の結論を口にした時の、ブースの返しが胸に刺さります。

Brennan: Did she…
(彼女、まさか…)

Booth: Yeah. Greed has that effect on people. But you solved the case, Detective.
(ああ。強欲ってのは人をああしちまうのさ。でも事件は解決だぜ、刑事さん。)

Brennan: And now we’re going to die.
(そして今度は私たちが死ぬ番ね。)

Booth: Oh, no, I would never let that happen.
(いや、絶対にそんなことはさせない。)

BONES Season10 Episode10(The 200th in the 10th)

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シーン解説と心理考察

この200話記念回では、ずっと「追う側と追われる側」として対峙してきたブレナンとブースが、ここで完全に同じ船に乗っています。文字通り、同じ飛行機に。

ブレナンは「we’re going to die」と冷静に結論を出します。可能性を計算し、感情を挟まずに言い切る彼女らしい論理的な発言です。

それに対してブースは、一切諦めていません。「never」という強い否定と共に放たれたこのセリフには、相棒を何が何でも守り抜くという決意が滲んでいます。

「刑事さん(Detective)」と呼びながら彼女の功績を認めつつ、その直後に自分の責任として「守る」と言い切る。ヒーロー感というより、長い時間をかけて築かれた信頼のかたちが、ここに表れているように感じます。

「let that happen」の意味とニュアンス

let that happen
意味:そんなことが起こるのを許す/(否定形で)絶対にそんなことはさせない

直訳すると「それが起こる(that happen)ことを許容する(let)」となりますが、ドラマや日常会話では圧倒的に否定形(won’t let that happen / would never let that happenなど)で使われるフレーズです。

相手が心配している悪い事態に対して、「自分が責任を持って防ぐから大丈夫だ」と安心させる、頼もしい決まり文句ですよ。

【ここがポイント!】

この表現を深く理解する鍵は、「happen」という動詞の性質にあります。

happenは「(意図せず)偶然起こる」というニュアンスが強い単語。つまりこのフレーズには、「このまま自然の流れに任せておけば起きてしまう事態」という前提が含まれています。

「It won’t happen.(そんなことは起こらないよ)」という単なる予測ではなく、「I won’t let that happen.」と言うことで、「放置すれば起きる悪夢を、私自身が介入して阻止する」という強い当事者意識の表明に変わるのです。

実際に使ってみよう!

A: I’m worried we might miss the deadline.
B: Don’t worry, I won’t let that happen.
(A:締め切りに間に合わないかもと心配なんです。)
(B:心配しないで、絶対にそうはさせませんから。)
チームメンバーやクライアントの不安を払拭し、責任感を示す頼もしい返し方です。

That was a serious mistake. Please don’t let that happen again.
(あれは重大なミスでした。二度と同じことが起きないようにしてください。)
命令形にすることで、部下や同僚に再発防止を強く促すマネジメントの表現としても使えます。

Our rivals want to take the top spot in the market, but we’re never going to let that happen.
(ライバル企業は市場のトップの座を奪おうとしていますが、絶対にそんなことはさせません。)
競争の場面で、相手の目論みを食い止める強い闘争心を表現するのにもぴったりです。

『BONES』流・覚え方のコツ

操縦士不在のまま空を飛ぶ飛行機の中、絶望的な状況を冷静に口にしたブレナンに向かって「絶対に俺が守る」と告げるブースの姿を思い浮かべましょう。

このまま何もしなければ墜落する(that happen)——それを「許す(let)」なんて「絶対しない(never)」。彼の力強い眼差しと共にこのセリフを脳内再生すれば、言葉に込められた「介入する意志」というニュアンスが、すっとあなたの英語感覚に刻まれますよ。

似た表現・関連表現

not on my watch
(私の監視下では絶対にさせない)
自分の担当時間や責任範囲内では、そんな悪いことは絶対に許さないという強い決意を表します。

I’ve got your back.
(あなたの背中は私が守る)
相手を守る・サポートするという意志を伝える表現で、let that happenの「阻止する」よりも「寄り添う」ニュアンスが強まります。

prevent
(〜を防ぐ、阻止する)
フォーマルな単語で、let that happenのような「私が責任を持って」という感情的なニュアンスは薄れ、客観的な事実や対策に焦点が当たります。

深掘り知識:使役動詞「let」と「make」のニュアンスの違い

「〜させる」と訳される使役動詞には、letのほかにmakeやhaveがありますが、letには独自のニュアンスがあります。

makeが「(本人の意志に関わらず)強制的に〜させる」という強い力を伴うのに対し、letは「(本来そうなるものを)妨げずにそのままにしておく、許可する」という放任のニュアンスを持っています。

そのためletを否定形で使うと、「自然な流れをせき止める」という見えない力を発揮している状態を表します。

「I won’t let that happen」には「運命そのものに抗う意志」が込められているとも言える、とても重みのある構造です。ブースのセリフが単なる勇気ある言葉ではなく、あの状況での「誓い」として響くのは、このletという一語の力があってこそなのです。

まとめ|「守る」という意志を言葉にする

let that happen」は、ただの否定文ではありません。「放置すれば起きてしまう悪いこと」を、自分が盾になって食い止めるという静かな覚悟がひと言に宿っています。

誰かが不安を抱えている時、この一言を添えるだけで相手の心はすっと軽くなります。また、仕事で「再発させない」という強い意志を示したい場面でも、責任感の重みをしっかり伝えられる表現です。

「守る」という気持ちを英語でまっすぐ伝えたい時、ブースのセリフをひと呼吸思い出せば、きっとこの一言が自然に口から出てくるようになるはずです。

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