ドラマで学ぶ英会話|『BONES』S10E5に学ぶ「make amends」の意味と使い方

make amends

海外ドラマを使って英語表現を学ぶ『ドラマdeエイゴ』へようこそ。

人間関係のもつれや過去のわだかまりを解きほぐしたい時、英語ではどう表現するのでしょうか。
今回は『BONES』シーズン10エピソード5のあるシーンから、誠実な謝罪と和解を表す「make amends」を学んでいきましょう。
日常の様々な場面で使えるこのフレーズ、ドラマのシーンを通して自然に覚えてしまいましょう。

目次

実際にそのシーンを見てみよう!

舞台は全米法医科学会議の会場。法医学の知識がないまま法医学小説を書いてきた作家テス・ブラウンは、ブレナン博士と長年折り合いが悪いことで知られる人物です。
新刊のリサーチのために会議に参加した彼女は、その場でブレナンに歩み寄り、過去の非を認めて関係の修復を試みます。
受け入れてもらえるかどうか分からない中で、真剣に言葉を選んでいるテスの姿に注目してみてください。

Tess:Touché. My days of being a sloppy writer are over.
(厳しいわね。ただの”物書き”は卒業したの。)

Tess:And I’d like to make amends with you and possibly even become friends.
(それで、あなたにはこれまでの埋め合わせをしたいと思っているし、できれば友人になれたら嬉しいわ。)

Brennan:By all means, do your research. But I could never be friends with someone who publicly displays such contempt for their readers.
(リサーチは認めるわ。でも、読者を公然と侮辱するような人と友人にはなれない。)

BONES Season10 Episode5(The Corpse at the Convention)

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シーン解説と心理考察

テス・ブラウンはこれまで自分の利益を優先し、他人の業績を利用することも厭わない人物として描かれてきました。
そんな彼女が「sloppy(ずさんな)」という言葉で過去の自分を全否定し、「make amends」と口にするのは驚きの展開です。
彼女の言葉には「ごめんなさい」を超えた重みがあります。言葉だけでなく、具体的な「行動」で誠意を示そうとしているのが伝わります。
対するブレナンの「リサーチは認めるが友人にはなれない」という応答は、テスの誠実な申し出を真っ向から受け止めながらも、「読者を公然と侮辱した人間は信頼できない」という自分の価値観を一切曲げない凛とした姿勢の表れです。
誠意ある歩み寄りと、それでも動じない自己規律の対比が、この短いやり取りに鮮やかに凝縮されていますね。

「make amends」の意味とニュアンス

make amends
意味:償いをする、埋め合わせをする、関係を修復する

「amends」は「修正・補償」を意味する名詞「amend」の複数形です。
それを「make(作る)」することで、過去の過ちや不誠実な行いを正し、壊れた関係をより良い状態へと戻すニュアンスが生まれます。
日本語の「仲直り」よりも少し重みがあり、「具体的な行動で責任を取る」という意志が込められた表現です。

【ここがポイント!】

このフレーズの核心は「行動を伴う誠意」です。
「I’m sorry」が自分の感情の表明であるのに対し、「make amends」は相手のために何をするかという「行動」にフォーカスしています。
単なる謝罪の言葉を超えて、状況を実際に改善しようとする姿勢がこのフレーズには宿っています。
大切な人との関係を本気で立て直したいと思った時に、心の中から自然と出てくる言葉です。

実際に使ってみよう!

I know I ruined your birthday, and I really want to make amends.
(あなたの誕生日を台無しにしてしまったのは分かっている。本当に埋め合わせをさせてほしいんだ。)
自分の非を全面的に認めた上で、状況を改善したいという強い意志を伝えています。友人やパートナーとの仲直りに、言葉に力を込めたい時に使えます。

He tried to make amends for missing the meeting by staying late at the office.
(彼は会議をすっぽかした埋め合わせとして、遅くまでオフィスに残って仕事を続けた。)
「make amends for +出来事」の形で、特定のミスに対して行動で責任を取る場面を表現できます。口先だけでなく実際の姿勢で示しているのがポイントです。

It’s never too late to make amends with someone you care about.
(大切な人との関係を修復するのに、遅すぎることなんてありませんよ。)
「make amends with +人」で、特定の誰かとの和解を意味します。長い間疎遠になっていた相手への一歩を踏み出す時、少し温かみのある響きで伝えられます。

『BONES』流・覚え方のコツ

テス・ブラウンが「ずさんなライター(sloppy writer)だった自分を修正(amend)して、新しい関係を作り(make)たい」と訴えているシーンをイメージしてみてください。
単なる謝罪ではなく、自分のキャリアごと方向転換しようとするほどの「人生の軌道修正」にリンクさせると、このフレーズが持つ「立て直し」のニュアンスが記憶に残りやすくなります。
ブレナンに一蹴されてもひるまないテスの表情と一緒に刻み込んでみてください。

似た表現・関連表現

make up for
(〜の埋め合わせをする)
「make amends」と近い意味ですが、こちらはよりカジュアルです。「遅れを取り戻す」「不足を補う」など、人間関係以外の場面でも日常的に幅広く使われます。

atone
(罪を償う、贖罪する)
宗教的・倫理的な「罪滅ぼし」のニュアンスが強く、かなり重みのある言葉です。日常会話というより、映画や文学作品でよく目にする硬い表現です。

bury the hatchet
(和解する、争いをやめる)
直訳は「斧を地中に埋める」。過去のいざこざをすっかり水に流して本格的に仲直りするという意味の、ネイティブらしい面白いイディオムです。

深掘り知識:言葉より「行動」を重んじる、英語圏の謝罪の考え方

「make amends」を使う時、なぜ「amends」と常に複数形になるのか、気になりませんか。
実はここに、英語圏の文化的な考え方が反映されています。「ごめんなさい」という一つの言葉(単数)だけでは不十分で、誠実な行動をいくつも積み重ねて(複数)初めて関係の「修正(amend)」が完了するという発想です。
「I’m sorry」はあくまで自分の感情を相手に伝える言葉ですが、「make amends」は相手のために何をするかという「行動」そのものに目を向けています。
深い謝罪には言葉以上の具体的なアクションが必要だという、論理的で実践的な精神がこの複数形に込められているのです。
言葉の成り立ちから文化の違いが見えてくると、英語を学ぶ面白さがぐっと広がります。

まとめ|誠意ある一歩が、人間関係を変える

今回は『BONES』シーズン10エピソード5のシーンから、誠実な償いを表す「make amends」をご紹介しました。
このフレーズの核心は、言葉だけでなく行動によって相手との関係を本気で修復しようとする姿勢です。
「I’m sorry」の一言では伝えきれない重みと誠意を、このフレーズは自然に乗せてくれます。
テスのように勇気を出して自分の非を認め、相手に歩み寄る時、「make amends」という言葉が会話の質を確かに変えてくれるはずです。

このエピソードを見るには

(タップすると各配信サービスの視聴ページへ移動します)

※配信状況は変更される場合があります(2026年2月時点)

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