ドラマで学ぶ英会話|『BONES』S04E05に学ぶ「make it worse」の意味と使い方

make it worse

海外ドラマを使って英語表現を学ぶ『ドラマdeエイゴ』へようこそ。

今回は『BONES』シーズン4の第5話から、トラブル時や失敗を恐れる時によく使われる「make it worse」をご紹介します。

日常の些細なミスから体調不良まで、幅広く活躍する表現です。

一緒に楽しく学んでいきましょうね。

目次

実際にそのシーンを見てみよう!

ブースが背中の痛みを隠しきれず、ついにブレナンに背中の治療(物理的な骨格調整)を任せる直前のシーンです。

痛みを認めつつも、彼女の腕前を疑って強がっています。

Booth: Oh, come on, my back is fine, it’s just-
(おいおい、俺の背中は大丈夫だ、ただ…)

Brennan: Oh really?
(あら、本当に?)

Booth: Okay, how do I know you’re not gonna like, paralyze me or make it worse?
(わかったよ、お前が俺を麻痺させたり、さらに悪化させたりしないって、どうやって信じろって言うんだ?)
BONES Season4 Episode5 (The Perfect Pieces in the Purple Pond)

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シーン解説と心理考察

「背中は大丈夫だ」と強がっていたブースですが、ブレナンの鋭い追及に折れ、ついに治療を受け入れます。

しかし素直にお願いするのではなく、「素人治療でさらに悪化するんじゃないか?」と抵抗していますね。

ブレナンは世界的権威の「骨のプロ(法人類学者)」ですが、生きた人間の治療は専門外です。

自分の弱みを見せまいと言い訳をしつつ、本気で怯えているブースの人間味あふれる心理がよく表れているシーンです。

フレーズの意味とニュンス

make it worse
意味:事態を悪化させる、さらにひどくする、病状をこじらせる

「make(〜にする)+ it(その状況・事態)+ worse(より悪く)」という構造です。

すでに良くない状態にあるものが、誰かの行動や何らかの要因によって「さらに悪い状態へと転がり落ちる」ことを意味します。

直そうとして逆に壊してしまったり、余計な一言で相手を怒らせてしまったりした時によく使われます。

【ここがポイント!】

ネイティブがこのフレーズを使う際、「良かれと思ってやったのに裏目に出た」という後悔や、「これ以上何もしないでくれ」という切実な願いがコアイメージとして含まれています。

現在のネガティブな状況と比較して、さらに一段階下がってしまうという比較のニュアンスを意識してみてください。

表現の持つ焦りや緊迫感が、より伝わりやすくなりますよ。

実際に使ってみよう!

Don’t say anything to him right now. You’ll just make it worse.
(今は彼に何も言わないで。事態を悪化させるだけだよ。)
怒っている人や落ち込んでいる人に対して、余計なアドバイスをして火に油を注いでしまいそうな同僚や友人を止める時の定番フレーズです。

If you don’t rest, you’re going to make your cold worse.
(休まないと、風邪をさらにこじらせてしまうよ。)
「it」の部分を具体的な名詞(この場合はyour cold)に置き換えることで、体調や病状が悪化するという日常的な表現にもなります。

I tried to fix the leak in the bathroom, but I think I made it worse.
(バスルームの水漏れを直そうとしたんだけど、さらに悪化させちゃったみたい。)
ブースのセリフのように、自分で修理や解決を試みた結果、元の状態よりもひどくしてしまった時の「やっちまった感」を表現するのにぴったりです。

BONES流・覚え方のコツ

骨のプロとはいえ医師ではないブレナンの怪しげな手つきを見て、「それ、今の痛みよりさらに悪化するんじゃないの!?」と本気でビビっているブースの顔を思い浮かべてみてください。

「下手に手を出して、今よりひどい状態になる」という焦りや恐怖心を彼に重ね合わせてみましょう。

このフレーズが持つリアルなニュアンスが、記憶に定着しやすくなりますよ。

似た表現・関連表現

add fuel to the fire
(意味:火に油を注ぐ)
すでに怒っている人をさらに怒らせたり、揉め事をさらに大きくしたりする時に使われる、視覚的で分かりやすいイディオムです。

exacerbate
(意味:悪化させる、激化させる)
「make it worse」のフォーマルな一語表現です。ニュースやビジネス文書、医療の現場などで「症状や問題を悪化させる」という硬い文脈で使われます。

go from bad to worse
(意味:さらに悪化する)
こちらは誰かが「悪化させる(make)」のではなく、状況そのものが「悪い状態から、さらに最悪な状態へと転がり落ちていく」という経過を表すフレーズです。

深掘り知識:「worse」の裏にある不規則変化のおさらい

このフレーズの鍵となる「worse」は、形容詞「bad(悪い)」の比較級です。

「bad(悪い) – worse(より悪い) – worst(最も悪い)」という不規則な変化をします。

日常会話では、今回のフレーズ以外にも「It could be worse.(もっと悪くなる可能性もあった=まだマシだね)」や「What’s worse is…(さらに悪いことには…)」のように、worseを使った便利な表現がたくさんあります。

単なる「悪い」ではなく「基準となる状態よりもさらに悪い」という比較の感覚を持っておくと、英語の表現力がグッと広がりますよ。

まとめ|失敗を恐れず、でも慎重に

今回は、すでに良くない状況をさらに悪化させてしまう「make it worse」をご紹介しました。

何かに挑戦して失敗した時の言い訳や、相手に注意を促す時、あるいは体調を気遣う時など、日常のあらゆる場面で使ってみてくださいね。

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