「mumbo jumbo」の意味と使い方|『BONES』S11E08で学ぶ英会話

「mumbo jumbo」の意味と使い方を解説

海外ドラマを使って英語表現を学ぶ『ドラマdeエイゴ』へようこそ。

専門用語や難しい話を一気にまくし立てられて、「もう何を言っているのか全然わからない」とお手上げになった経験はありませんか。

そんな「訳のわからない話」を表す「mumbo jumbo」を、『BONES』シーズン11第8話の冒頭、感謝祭の朝のキッチンでブレナンが小難しい理屈を並べ、ブースがそれを遮るシーンから、一緒に見ていきましょう。

目次

「mumbo jumbo」の意味とニュアンス

mumbo jumbo
意味:ちんぷんかんぷんな話、訳のわからない言葉

mumbo jumbo は、専門的すぎたり複雑すぎたりして理解できない話、あるいは中身がなく胡散臭く感じられる話を指す表現です。日本語の「ちんぷんかんぷん」「わけのわからない御託」に近く、相手の話を軽く突き放したり、揶揄したりするニュアンスを含みます。

法律や契約の難解な文言、専門家の込み入った説明、占いや疑似科学のような信じがたい話など、「もっともらしいけれど自分には理解できない・信用できない」と感じる対象に向けて使われることが多い表現です。legal mumbo jumbo(法律用語のちんぷんかんぷん)、technical mumbo jumbo(専門的な訳のわからない話)のように、分野を表す語と組み合わせて使われるのも特徴です。

【ここがポイント!】

  • 「専門的・複雑すぎて理解できない話」を一言で突き放す表現
  • 単に難しいだけでなく、「中身がない・胡散臭い」という軽い呆れがにじむ言葉
  • legal / technical など分野の語とセットで使うと自然に響く一言

『BONES』S11E08のシーンで見てみよう

意味を押さえたところで、実際のドラマシーンを見ていきましょう。

感謝祭の朝、ブレナンが電話を切った直後の場面です。何かを隠している様子のブレナンを、ブースが問い詰めます。ブレナンは「嘘は人類の生存戦略だ」という壮大な理屈でその場を煙に巻こうとしますが、ブースはその話法そのものを一言で遮ります。

Brennan: Well, mendacity is not God-given. It is coded into our genetics and passed down in our gene pool to ensure Homo sapiens’ survival.
(嘘をつくことは神に与えられたものじゃないわ。私たちの遺伝子に組み込まれて、ホモ・サピエンスの生存のために受け継がれてきたのよ)

Booth: Okay, stop. The whole mumbo jumbo language that you’re giving me right now is not gonna distract the fact that you’re lying to me.
(よし、ストップ。今その並べてる訳のわからない話で、君が俺に嘘ついてるって事実をごまかせると思うなよ)

Bones Season11 Episode8(The Donor in the Drink)

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シーン解説と心理考察

ブレナンが遺伝子学を持ち出して長々と語り出すのは、追及から逃れるための高度な煙幕です。学者である彼女にとって、専門用語の大演説は最も得意なはぐらかしの手段になっています。

一方のブースは、その理屈の中身に付き合うことなく、話法そのものを mumbo jumbo の一語で切り捨てます。難解な話を遮ってでも本題を見失わない、刑事としての勘の鋭さが表れています。ブレナンの知性とブースの直感、二人の噛み合わなさがそのまま魅力になっている、シリーズ定番の掛け合いがにじむ場面です。理屈で武装するブレナンと、それを意に介さないブースの温度差が、短いやり取りの中に凝縮されています。

『BONES』流・覚え方のコツ

mumbo jumbo を覚えるときは、ブレナンが遺伝子の専門用語を次々と繰り出し、ブースが顔をしかめて手のひらを向け「もういい」と遮る、あの構図をそのまま思い浮かべてみてください。

相手の言葉が呪文のように耳を素通りしていく感覚——それが mumbo jumbo の核心です。マンボ・ジャンボという音の響き自体が、意味をなさない呪文のように聞こえるのもヒントになります。難しい話に圧倒されて頭が真っ白になる場面と、この不思議なリズムの言葉をセットにすると、記憶に残りやすくなります。

例文で覚える「mumbo jumbo」

理解できない話や胡散臭い話に出会ったときに使える表現です。3つの場面で感覚をつかんでみましょう。

The contract was full of legal mumbo jumbo I couldn’t understand.
(契約書は私には理解できない法律用語のちんぷんかんぷんだらけだった)
契約書や規約の難解な文言に困惑したときの一言です。legal mumbo jumbo は定番の組み合わせで、「専門的すぎてお手上げ」という気持ちが伝わります。

I don’t believe in all that astrology mumbo jumbo.
(私は占星術みたいな訳のわからない話は一切信じない)
占いやスピリチュアルな話に懐疑的な気持ちを示す場面です。「もっともらしいが信用できない」という胡散臭さのニュアンスがよく出ています。

A: He explained how the engine works, but I didn’t get a word.
B: Yeah, it was all mumbo jumbo to me too.
(A:彼がエンジンの仕組みを説明してくれたけど、一言もわからなかったよ)
(B:うん、私にも全部ちんぷんかんぷんだった)
専門的な説明に二人ともお手上げ、という友人同士の会話です。to me(自分には)を添えると、「他の人はともかく自分には理解できない」という主観が際立ちます。

あわせて覚えたい関連表現

gibberish
(意味不明な言葉、たわごと)
音として意味をなさない言葉を指します。mumbo jumbo が「もったいぶっているが中身がない」ニュアンスを含むのに対し、gibberish は純粋に「聞き取れない・意味が通じない」方に寄ります。

gobbledygook
(お役所言葉、難解で回りくどい文章)
官僚的で不必要に複雑な文章を指す表現です。mumbo jumbo より「書き言葉の読みにくさ」に焦点があり、書類や文書への不満に使われます。

nonsense
(ナンセンス、ばかげたこと)
最も一般的で中立的な語です。mumbo jumbo はこれよりくだけていて、揶揄や呆れの温度感が強く出るのが違いです。

Note|「マンボ・ジャンボ」は西アフリカからやってきた

mumbo jumbo という言葉の不思議な響きには、はるか遠い土地のルーツがあります。

語源は西アフリカ、現在のギニアやマリ周辺に暮らすマンディンカ系の言葉「Maamajomboo(マーマジョンボー)」に由来するという説が有力です。これは仮面をつけて踊る者、あるいは儀式に登場する精霊を指す言葉だったと言われます。この表現が18世紀ごろに英語へ取り込まれ、当初は「外部の者には理解できない儀式や崇拝物」を意味していました。やがて、儀式で唱えられる外部の人間には意味のわからない言葉という連想から、「訳のわからない言葉」「ちんぷんかんぷん」という現在の意味へと転じていったとされています。

つまり mumbo jumbo は、もともと「理解できない者にとっての神秘的な何か」を表していた言葉が、時を経て「中身のない、わけのわからない話」へと変化したことになります。ブレナンの専門用語の大演説が、ブースにとってはまさに「外部の者には理解できない呪文」に聞こえた——という本編の構図とも、語源が静かに重なります。

意味の遠い旅路が、ひとつの言葉に折りたたまれている——言葉の面白さが詰まった一語です。

まとめ|ブレナンの理屈攻めが教えてくれること

mumbo jumbo は、理解できない話や胡散臭い話を、軽く突き放して表すのに便利な一言です。単に「難しい」と言うよりも、「中身がなくてついていけない」という呆れの温度感まで一緒に伝えられるのが、この表現の持ち味だと言えます。

専門用語の壁にぶつかったとき、難解な契約書を前にしたとき、あるいは信じがたい話を聞かされたとき、この一語があれば自分の困惑を軽やかに言葉にできます。ブレナンの理屈攻めをブースがひと言で受け流したように、難しい話に飲み込まれずに距離を取る——そんな場面を思い浮かべながら、表現の引き出しに加えてみてくださいね。

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※配信状況は変更される場合があります(2026年5月時点)



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