海外ドラマを使って英語表現を学ぶ『ドラマdeエイゴ』へようこそ。
今回扱うのは、BONES シーズン2 第14話「The Man in the Mansion」に見られる、ホッジンスが自分の非を認め、筋を通していく場面の英語表現です。捜査の途中で明らかになった個人的な事情をめぐり、ホッジンスは謝罪と責任の取り方を通じてチームとの関係を立て直していきます。
非を認める場面でどんな言い回しが選ばれているか、シーンの流れに沿って見ていきます。
「I can’t talk about it」――話をはぐらかす一言
事件の被害者テリー・バンクロフトの妻クラリッサを訪ねたホッジンスは、自分がこの事件の捜査を担当していること、そして周囲には初対面のふりをしてほしいことを彼女に伝えます。クラリッサは自分たち夫婦に問題があったことを明かした上で、それが自分を容疑者にするのではないかとホッジンスに尋ねますが、ホッジンスは次のように答えて話を切り上げます。
Hodgins: I can’t talk about it, Clarissa.
(それについては話せないんだ、クラリッサ。)BONES Season2 Episode14 (The Man in the Mansion)
can’t talk about it は、質問そのものを拒否するのではなく、「今はその話に触れられない」というニュアンスで会話を打ち切る時に使われる言い回しです。強く拒絶する響きは薄く、事情があって話せないという含みを残す点が特徴で、この場面のホッジンスの立場ともよく合っています。
「I apologize」と「letter of resignation」――謝罪から辞表へ
ホッジンスが被害者の妻と過去に婚約関係にあったことを隠していた事実は、やがてチーム全体の知るところとなります。検察官キャロラインを交えた会議で追及されたホッジンスは、まず短く謝罪の言葉を口にします。
Hodgins: I apologize. I will deal with this however you see fit.
(謝る。この件については、みんなが適切だと思うようにしてくれていい。)BONES Season2 Episode14 (The Man in the Mansion)
apologize は「謝罪する」という意味の動詞で、sorry よりもややあらたまった響きを持ちます。続く一文で「どう扱うかは任せる」と処分を相手に委ねているところに、自分の非を認めた上での姿勢が表れています。
この後、ホッジンスは自ら辞表を用意し、ブレナンのオフィスを訪れます。
Hodgins: It’s my letter of resignation.
(これは僕の辞表です。)Brennan: Your science was dead-on perfect. That’s all I care about. I don’t need your resignation.
(あなたの科学的な分析は完璧だったわ。私が気にするのはそこだけ。辞表なんて必要ない。)BONES Season2 Episode14 (The Man in the Mansion)
letter of resignation は「辞表」「辞任届」を指す定型表現で、resign(辞任する)の名詞形 resignation に letter を添えた形です。自分から身を引く選択肢を差し出すことで、非を認めた責任の取り方を行動で示している場面と言えます。
「no severance package」から「puts things right」へ――軽口の中の和解
辞表を提出した後、ホッジンスはダイナーでブースと顔を合わせます。ここで交わされるのは、深刻さを和らげた軽口混じりのやり取りです。
Booth: Idiot. You should have got fired. Now, no severance package.
(バカだな。クビにされとけばよかったのに。これじゃ退職金も出ないぞ。)Hodgins: I figure, a guy like you, I resign that puts things right between us. Do we need to discuss it past that?
(お前みたいなやつには、自分から辞めることで筋を通した方がいいと思ってさ。それ以上、話す必要あるか?)BONES Season2 Episode14 (The Man in the Mansion)
severance package は「退職金」「解雇手当」を指すビジネス寄りの語で、ここでは自主的に辞めたことで退職金が出ない、という軽口の材料になっています。puts things right between us は「自分と相手の間の筋を通す」「関係をきちんとした状態に戻す」という意味の言い回しで、謝罪や辞表という行動の先に、対等な関係を取り戻そうとする姿勢が読み取れます。
| 表現 | ニュアンス |
|---|---|
| can’t talk about it | 事情があってその話には触れられない |
| apologize | あらたまった調子で謝罪する |
| letter of resignation | 辞表、辞任届 |
| severance package | 退職金、解雇手当 |
| puts things right between us | 自分と相手の間の筋を通す |
まとめ|謝罪から和解までの英語表現
can’t talk about it・apologize・letter of resignation・severance package・puts things right between us は、非を認めてから関係を立て直すまでの過程を段階的に描き分ける表現です。話をはぐらかす一言から、正式な謝罪、行動による責任の取り方、そして軽口を交わせる和解まで、言葉の選び方が少しずつ変化していく様子が見どころです。
同じエピソードの他のコラムやフレーズ記事もあわせて読むと、場面全体の英語がより立体的に見えてきます。
[dde_episode_columns id=”BONES_US_S02E14″]


コメント