ドラマで学ぶ英会話|『BONES』S01E17に学ぶ「run off with」の意味と使い方

run off with

海外ドラマを使って英語表現を学ぶ『ドラマdeエイゴ』へようこそ。

駆け落ちなんて展開は、海外ドラマのゴシップでは定番ですよね。

今回はそんなスキャンダラスな場面や、日常の「持ち逃げトラブル」にも使える、とても便利な表現をご紹介します。

目次

実際にそのシーンを見てみよう!

アンジェラの恋人が現地のガイドと共に砂漠で消息を絶ちました。

ガイドの自宅へ聞き込みに向かうブースとブレナンですが、ブースはアンジェラを同行させることを拒絶します。
不思議がるブレナンに対し、その理由を説明するシーンです。

Brennan: Why can’t Angela come with us?
(どうしてアンジェラは一緒に来られないの?)

Booth: Because if she’s there, we can’t ask the tough questions.
(彼女がいたら、厳しい質問ができないからさ。)

Brennan: What tougher questions can we ask without Angela being here?
(アンジェラがいたら聞けない厳しい質問って何?)

Booth: Well, you know, things like, did her boyfriend run off with the model, guide, whatever.
(そうだな、例えば、彼氏がモデルだかガイドだかと駆け落ちしたんじゃないか、とかさ。)
BONES Season1 Episode17 (The Skull in the Desert)

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行方不明事件の裏に、別の女性との駆け落ちがある可能性を疑うブース。
もしそれが事実なら、アンジェラには残酷すぎます。

ブースが whatever(なんだっていいけど)と投げやりに付け足しているのは、「相手が誰であれ、彼女を傷つける事実に変わりはない」という彼なりの苛立ちの表れです。

プロとしてのシビアな視点と、親友への気遣いが共存するシーンですね。

フレーズの意味とニュアンス

run off with

意味:〜と駆け落ちする、〜を持ち逃げする

「run(走る)」に「off(離れて)」が組み合わさり、走り去る、逃げるという意味になります。
そこに「with(〜と一緒に・〜を持って)」がつくことで、誰かと一緒に逃げる(駆け落ちする)、あるいは何かを持って逃げる(持ち逃げする)という意味に広がります。

【ここがポイント!】

ただ立ち去るのではなく、周囲に内緒で、急いで、コソコソと姿を消すというネガティブなニュアンスが強く含まれています。

残された人への配慮がなく、責任を放棄して逃げ出すような状況で使われることが多いです。

実際に使ってみよう!

恋愛のトラブルだけでなく、お金や物の持ち逃げなど、様々なシチュエーションで使えます。

Did you hear? The boss ran off with his secretary!
(聞いた? 社長が秘書と駆け落ちしたんだって!)
オフィスのゴシップでよくあるフレーズです。驚きと呆れのニュアンスが込められており、ドラマチックな噂話にぴったりですね。

I can’t believe he ran off with my umbrella!
(信じられない、彼ったら私の傘を持っていっちゃった!)
駆け落ちや大金の持ち逃げだけでなく、日常の「ちょっとしたものを勝手に持っていかれた」という軽いトラブルにも使えますよ。

Don’t let him run off with your idea.
(彼にあなたのアイデアを持ち逃げされないようにね。)
物理的な物だけでなく、アイデアや企画などの手柄を横取りして逃げるという比喩的な使い方もできます。ビジネスシーンでのアドバイスとして覚えておきたいですね。

『BONES』流・覚え方のコツ

「ブースの隠し事」で覚えましょう。

run(走る)+ off(見えなくなる)+ with(〜と一緒に)という言葉の響きから、カークがコソコソと砂漠の彼方へ消えていく姿をイメージしてください。

アンジェラには絶対に言えない、スキャンダラスな響きがポイントです。

似た表現・関連表現

elope
(駆け落ちする)
run off with の方がゴシップ的で口語的なのに対し、elope は親の反対を押し切って秘密裏に結婚するために逃げるという、少しロマンチックな響きを持つ正式な単語です。

make off with
(〜を持ち逃げする、奪い去る)
泥棒などが物を盗んで急いで逃げる際に使われます。run off with と同じように使えますが、make off with は人と一緒に逃げる(駆け落ちする)意味では使いません。

run away together
(一緒に逃げる)
事情を抱えた二人が一緒に逃げること。駆け落ちの意味でも使いますが、run off with ほどの無責任なスキャンダル感は薄く、純粋に二人で逃避行に出るというドラマチックな響きがあります。

深掘り知識:前置詞「Off」が持つ突然の「切断」イメージ

なぜ away ではなく off を使うのでしょうか?

away は単に「遠くへ離れていく」状態を表しますが、off には「くっついていた場所から急にポロッと離れる」というコアイメージがあります。
例えば、The button came off.(ボタンが取れた)という表現と同じですね。

つまり run off には、今までいた場所や関係性から突然、プツンと切れて離脱するというニュアンスがあるため、残された側の「えっ、突然いなくなった!」という唐突な驚きや被害者意識がより強く伝わるのです。

まとめ|スキャンダルの香りがするフレーズ

人が突然消えるのはミステリーの始まりですが、そこに誰かや何かが絡むと、一気に人間臭いトラブルになりますね。

run off with は、そんな人間のドロドロした部分や、日常のちょっとした持ち逃げを表現するのにぴったりのイディオムです。

ぜひ会話のスパイスとして使ってみてくださいね。

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