海外ドラマを使って英語表現を学ぶ『ドラマdeエイゴ』へようこそ。
今回扱うのは、『CHUCK』シーズン3 第9話に登場する、無茶な相談に条件付きで折れていく場面の英語表現です。まだチャックがスパイだと知らないモーガンが、Buy Moreの地下に隠された秘密を打ち明け、警察を呼ぼうとするチャックを説得していきます。
一つ前の提案を覆してまで相手を動かそうとする話し方と、渋々折れる譲歩の言い方を、順番に見ていきます。
驚きの事実を切り出し、警察案を覆してまで動こうとする言い方
Buy Moreの店内で、モーガンが思いがけない事実を打ち明けます。
Morgan: Dude, there’s a secret underground CIA base under our Buy More.
(なあ、俺たちのBuy Moreの地下に、秘密のCIA拠点があるんだ。)CHUCK Season3 Episode9 (Chuck Versus the Beard)
there’s a secret underground … under our Buy More. は、身近な場所に隠れていた事実を切り出す言い方です。
モーガンがまず口にするのが、警察を呼ぶという案です。
Morgan: I think we should call the police.
(警察を呼ぶべきだと思う。)Chuck: That’s a great idea. That is a great idea, man.
(それはいい考えだ。本当にいい考えだよ。)CHUCK Season3 Episode9 (Chuck Versus the Beard)
That’s a great idea. と That is a great idea, man. の重なりに、強い同意がにじみます。ところがモーガンは、自分から出したはずのこの案をすぐ覆します。
Morgan: By the time the cops got here it’d be too late, anyway. We need to handle this now.
(警察がここに来る頃には、もう手遅れになってる。今すぐ動かないと。)CHUCK Season3 Episode9 (Chuck Versus the Beard)
By the time … it’d be too late, anyway. は、直前に自分から持ち出した案を、状況の変化で覆す言い方です。We need to handle this now. と促す一言で、警察案から自衛へ切り替えています。
危険な思い込みを本気で諫める言い方と、条件付きで折れる譲歩
モーガンの提案に反発し、チャックは率直に諫めにかかります。
Chuck: Morgan, listen to yourself right now. This is not a video game. This is real life. People get hurt. There is no restart from last checkpoint.
(モーガン、自分が今何を言ってるか、よく聞いてくれ。これはゲームじゃない。現実なんだ。人が傷つくんだぞ。最後のチェックポイントからやり直すなんてできないんだ。)CHUCK Season3 Episode9 (Chuck Versus the Beard)
listen to yourself right now. は、発言を客観視させる呼びかけです。This is not a video game. This is real life. という短文の積み重ねから熱量が伝わってきます。
それでもモーガンが引き下がらないと、チャックはついに折れます。
Chuck: Okay, look, fine, fine, fine. I will help you on one condition. We get everyone else out of the store first, and what you’ve told me remains a secret between the two of us.
(分かった、いいよ、分かった、分かった、分かった。一つ条件付きで手伝うよ。まずは他のみんなを店から避難させること、それと、今聞いた話は僕たち二人だけの秘密にすること。)CHUCK Season3 Episode9 (Chuck Versus the Beard)
fine, fine, fine. と三回重ねる譲歩に、渋々折れていく様子が表れています。I will help you on one condition. で条件を切り出し、中身を並べる組み立て方も見どころです。
まとめ|警察案を覆す説得と、渋々ながらの条件付き承諾
事実を淡々と切り出す言い方から、提案を覆してまで動かす言い方、思い込みを諫める言い方、条件付きで渋々折れる言い方まで見てきました。提案の中身を場面ごとに使い分ける組み立てが見えてきます。
次回も『CHUCK』の会話とともに、英語表現の型を見ていきましょう。
同じエピソードの英語表現は、フレーズ記事やエピソードまとめでも扱っています。
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