「Pace yourself, Chuck, we’ve got 14 more levels.」に見る、焦る相手をなだめて自制を促す言い方|『CHUCK』S03E10で学ぶ英会話

『CHUCK』コラム: 「Pace yourself, Chuck, we've got 14 more levels.」に見る、焦る相手をなだめて自制を促す言い方|『CHUCK』S03E10で学ぶ英会話

海外ドラマを使って英語表現を学ぶ『ドラマdeエイゴ』へようこそ。

今回扱うのは、『CHUCK』シーズン3 第10話に登場する、焦る相手を落ち着かせて自分のペースを保たせる言い方です。ベックマンから自陣の警備システムをテストする演習を任されたチャック、サラ、ケイシーの3人が、金庫室の警備レベルを一段ずつ突破していく場面が描かれています。

小さな成功を大げさに喜ぶ一言から、先の長さを示してなだめる言い方、そして相棒への気配りを説く言葉まで、順番に見ていきます。

目次

焦る相手に時間の余裕を伝え、ペース配分を促す言い方

警備システムの穴を探るため、3人は最初の関門であるレベル2の扉の前に立ちます。緊張気味のチャックに、サラが声をかけます。

Casey: This is where you flash.
(ここでお前がフラッシュする番だ。)

Sarah: Just relax, Chuck, you’ve got time. Nobody’s banging down on the door.
(落ち着いて、チャック。時間はあるわ。誰もドアを叩いてきたりしないから。)

Chuck: Mission accomplished.
(任務完了っと。)

Sarah: Pace yourself, Chuck, we’ve got 14 more levels.
(ペースを抑えて、チャック。まだあと14レベルもあるんだから。)

CHUCK Season3 Episode10 (Chuck Versus the Tic Tac)

Just relax, Chuck, you’ve got time. は、焦っている相手に「時間の余裕がある」と伝えて落ち着かせる言い方です。続く Nobody’s banging down on the door. は、誰かに急かされているわけではないという状況を付け加えることで、なだめの説得力を補強しています。

一段クリアしただけで Mission accomplished. と大げさに喜ぶチャックに、サラが返すのが Pace yourself, Chuck, we’ve got 14 more levels. です。「まだ14レベルもある」という残りの道のりを示すことで、浮かれず力を配分するよう自制を促しています。Mission accomplished. という決め台詞めいた短い一言と、それをやんわり窘めるPace yourselfの対比が、このやり取りの見どころです。

常に相棒を気にかけるべきだと説く言い方

レベル2を突破した3人は次の関門へ移ります。ケイシーはサラにドアの見張りを任せます。3人がばらばらになることを気にかけたチャックが尋ねます。

Casey: Now, Walker, watch the door.
(よし、ウォーカー、お前はドアを見ておけ。)

Chuck: Hey, uh, shouldn’t we stick together?
(ねえ、あの、一緒にいた方がよくない?)

Casey: No, always gotta have somebody watch your back. I got yours.
(いや、常に誰かに背後を見てもらう必要があるんだ。俺がお前の背後を見ておく。)

CHUCK Season3 Episode10 (Chuck Versus the Tic Tac)

shouldn’t we stick together? は、離れ離れになることへの不安を疑問形でやんわり伝える言い方です。これに対してケイシーが返すのが always gotta have somebody watch your back. という一言で、「常に誰かが背後を見ておくべきだ」という原則を提示しています。watch your back は文字どおり背後を見張るという意味に加えて、相手を気にかけて守るという含みも持つ言い方です。

続く I got yours. は、その原則を自分自身の行動として示す短い返しです。長々と説明せず、行動で安心させるケイシーらしい言葉選びが表れています。離れて動く不安を、役割分担の説明ひとつで解消してみせる場面です。

まとめ|焦る相手のペースを整える言い方

小さな成功を喜ぶMission accomplished.から、先の長さを示してなだめるPace yourself、そして相棒を気にかけるwatch your backまで、チームで任務を進める際の声かけを見てきました。

次回も『CHUCK』の会話とともに、英語表現の型を見ていきましょう。

同じエピソードの英語表現は、フレーズ記事やエピソードまとめでも扱っています。

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