「We can sleep on it. We can decide tomorrow.」に見る、その場で決めず判断を先送りにする言い方|『CHUCK』S04E16で学ぶ英会話

『CHUCK』コラム: 「We can sleep on it. We can decide tomorrow.」に見る、その場で決めず判断を先送りにする言い方|『CHUCK』S04E16で学ぶ英会話

海外ドラマを使って英語表現を学ぶ『ドラマdeエイゴ』へようこそ。

今回扱うのは、『CHUCK』シーズン4 第16話に登場する、その場で決めず判断を翌日に持ち越す言い方です。モーガンの引っ越し準備で、二人で買い集めた思い出の品を分けることになったチャックとモーガンのやり取りが描かれています。

思い込みをたしなめる言い方から、対立を避けて先送りにする言い方まで、順番に見ていきます。

目次

「assume」のたしなめと「went in on ~ together」に見る、共同購入を振り返る言い方

モーガンの引っ越し準備で、チャックとモーガンは、二人で買い集めた品々を分ける作業をしています。チャックが当然のように振り分けようとすると、モーガンがそれをたしなめます。

Morgan: You know what happens when you assume. You’re usually correct.
(決めつけるとどうなるか知ってるだろ。……まあ、大体合ってるけどな。)

CHUCK Season4 Episode16 (Chuck Versus the Masquerade)

you know what happens when you assume は、思い込みをたしなめる前置きの決まり文句です。assume(思い込む・決めてかかる)という語を軸に、相手の早合点をやんわりとたしなめる型を作っています。もっともらしく忠告しておきながら、すぐに「大体合ってる」と認めてしまうところに、モーガンらしい茶目っ気が表れています。

残っているのは、二人で買い集めたフィギュアだけになりました。チャックはそれを話題にして切り出します。

Chuck: We went in on these together, buddy.
(これは二人で出し合って買ったものだよね、相棒。)

CHUCK Season4 Episode16 (Chuck Versus the Masquerade)

went in on ~ together は、二人でお金を出し合って何かを共同購入したことを振り返る言い方です。buy together(一緒に買う)よりも、費用を分担した経緯まで含めて振り返る響きを持っています。モーガンはこれに、じゃあ一つずつ引き取ろうかと軽い調子で提案します。

「crazy talk」の一蹴と「sleep on it」に見る、判断を翌日に持ち越す言い方

しかしチャックは、その提案をあっさりと退けます。

Chuck: No, no. That’s crazy talk. We can’t split ‘em up.
(いやいや、それはばかげてるよ。二つに分けるなんてできない。)

CHUCK Season4 Episode16 (Chuck Versus the Masquerade)

crazy talk は、相手の提案を「そんなのばかげている」と軽く一蹴する言い方です。That’s crazy.のように単独でも使われますが、talkを添えることで「そんな話は成り立たない」という響きが強まります。分けられない理由を説明するチャックに対して、モーガンは対立を避けるための別の案を出します。

Morgan: So we should sell them.
(だったら、売っちまおうぜ。)

CHUCK Season4 Episode16 (Chuck Versus the Masquerade)

これにもチャックは即答を避け、決定そのものを翌日に持ち越そうとします。

Chuck: Look, we don’t need to decide right now. We can sleep on it. We can decide tomorrow.
(なあ、今すぐ決める必要なんてないよ。一晩、考えようよ。それで、明日決めればいいんだから。)

CHUCK Season4 Episode16 (Chuck Versus the Masquerade)

sleep on it は「一晩よく考えてから判断する」という定番の表現です。decide tomorrow と重ねることで、その場での結論を避け、判断を翌日へ先送りにする姿勢がはっきりと読み取れます。

まとめ|対立を避けて判断を翌日に持ち越す言い方

assumeへのたしなめやwent in on ~ togetherで振り返る共同購入の思い出から、crazy talkの一蹴やsleep on itで判断を先送りにする言い方まで見てきました。対立を避けながら結論を翌日に持ち越す、二人らしいやり取りが見どころです。物を分ける作業を通して、長年の友情の距離感がにじみ出る場面と言えます。

引っ越しを控えた二人の会話の余韻が、『CHUCK』の世界に静かに漂います。

このエピソードの英語表現は、フレーズ記事やエピソードまとめとあわせて読むと理解が深まります。

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