「count someone out」の意味と使い方|『CHUCK』S02E19で学ぶ英会話

「count someone out」の意味と使い方を解説

海外ドラマを使って英語表現を学ぶ『ドラマdeエイゴ』へようこそ。

劣勢に立たされた人やチームを見て、つい「もうこれはダメかもしれない」とあきらめそうになった経験はありませんか。

そんなときにこそ知っておきたい「count someone out」を、『CHUCK/チャック』シーズン2第19話のラストシーン、再び姿を消した父親に落ち込む妹エリーを、兄チャックがそっと、けれど確かな言葉で励ますシーンから、一緒に見ていきましょう。

目次

「count someone out」の意味とニュアンス

count someone out
意味:〜を当てにしない、〜を見限る、〜を候補から外す

直訳すると「誰かを数えて外す」。もう望みがない、もう関係ないとして、勘定に入れないことを表す表現です。

このフレーズが本領を発揮するのは、否定形で使うときです。don’t count someone out(まだ見限るな)という形にすると、「まだ可能性は残っている、あきらめるな」という励ましの一言になります。劣勢のチームや、苦境に立つ人について「まだ終わってないよ」と背中を押すときの定番表現です。反対の意味を持つ count someone in(仲間・勘定に入れる)とセットで覚えると、count の「数に入れる/外す」という核がつかみやすくなります。

【ここがポイント!】

  • 核は「数えるときに勘定から外す」=もう当てにしない、というイメージ
  • 否定形 don’t count … out で「まだ見限るな」という励ましになる一言
  • 劣勢の相手に「まだ終わってない」と希望を託すときに効くのがコツ

『CHUCK/チャック』S02E19のシーンで見てみよう

意味を押さえたところで、実際のドラマシーンを見ていきましょう。

期待を寄せた父スティーブンが再び姿を消し、妹エリーは「やっぱり期待しすぎた」と肩を落とします。そんな妹に、チャックは静かに、けれど確信をこめて言葉をかけ、エピソードを締めくくります。

Ellie: I thought he’d be different from that guy that walked out on us. I guess I just expected too much from him.
(私たちを捨てたあの人とは違うって思ってた。期待しすぎたのね)

Chuck: Don’t count him out yet.
(まだ父さんを見限るなよ)

Chuck Season2 Episode19(Chuck Versus the Dream Job)

Amazon Prime Videoで見る ※配信状況は変更される場合があります(2026年5月時点)

シーン解説と心理考察

このセリフはエピソードの最終ラインであり、物語の今後への余韻を残す重要な一言です。視聴者だけが知る背景――父が家族を守るためにあえて去ったこと――を踏まえると、Don’t count him out yet という言葉はいっそう深く響きます。

エリーが感じている失望は、かつて家族を捨てられた古い傷と重なっています。「また期待を裏切られた」という諦めに対して、チャックは count someone out の「勘定に入れない=見限る」を否定形で使い、「まだ望みを捨てるな」という希望を妹に手渡します。兄として妹を支えようとする優しさと、父への揺るがない信頼が、この短いセリフに重なっています。多くを語らず、yet(まだ)の一語に未来への余地を残す言い回しが、静かな余韻として響きます。

『CHUCK/チャック』流・覚え方のコツ

ボクシングのリングを思い浮かべてください。ダウンした選手に、レフェリーが「ワン、ツー、スリー…」とカウントを始めます。もしテンまで数え切られてしまったら、その選手は試合終了――もう「終わった人」として勘定から外されます。

逆に Don’t count him out yet なら、「まだカウントは終わっていない、立ち上がれる」という意味になります。ドラマでチャックが妹に「まだ父さんを count out するな」と言ったのは、まさに「まだ倒れていない、希望はある」という励ましでした。このリング上のカウントの情景と結びつければ、「数えて外す=見限る」という核が、忘れにくく刻まれます。

例文で覚える「count someone out」

否定形での励ましにも、肯定形での「見限った」にも使えます。3つの場面でその幅を見てみましょう。

The team is losing, but don’t count them out yet. There’s still time.
(チームは負けているけど、まだ見限るなよ。時間はまだある)
スポーツ観戦で劣勢の側を励ます、もっとも典型的な使い方です。劇中のチャックと同じ「否定形+yet」の形で、「まだ終わってない」という希望がよく出ます。

After his injury, everyone counted him out, but he made an amazing comeback.
(ケガの後、誰もが彼を見限ったが、彼は見事に復活した)
肯定形で「見限った」を表す形です。周囲の諦めと本人の返り咲きを対比させると、ドラマチックな響きになります。

A: Are you joining the trip this weekend?
B: Count me out this time. I’ve got too much work to do.
(A:今週末の旅行、参加する?)
(B:今回は私は外して。やることが山積みなんだ)
誘いを断るときの count me out(私は抜ける)という頻出フレーズです。「自分を勘定から外す」という、日常でとても使いやすい形です。

あわせて覚えたい関連表現

write someone off
(〜を見限る、〜に見切りをつける)
より強く「もうダメだと完全に諦める」というニュアンスです。count someone out が「(今回は)勘定に入れない」で、否定形なら復活の余地を残せるのに対し、こちらは見切りの度合いがぐっと深くなります。

give up on someone
(〜に見切りをつける、〜を諦める)
感情的な「期待を捨てる」に焦点を当てた表現です。count someone out が「戦力・候補としての勘定」というやや実務的な視点なのに対し、こちらは相手への気持ちそのものを手放すニュアンスがあります。

count someone in
(〜を仲間・勘定に入れる)
count someone out のちょうど対義表現です。「私も参加する」は Count me in。out と in をセットで覚えれば、count の「数に入れる/外す」という核がいっそうつかみやすくなります。

Note|ボクシングの「テンカウント」から生まれた見限りの表現

count someone out の「数えて外す」という発想は、どこから来たのでしょうか。有力なのが、ボクシングのリングに由来するという説です。

ボクシングでは、選手がダウンすると、レフェリーが大きな声で「ワン、ツー、スリー…」と数え始めます。選手が10数え終わるまでに立ち上がれなければ、その時点で試合終了。これがいわゆる「カウントアウト(count out)」です。つまり「数え切られる」ことは、そのまま「敗北が確定する=もう終わり」を意味しました。このリング上の光景から、count someone out が「もう望みがない者として勘定から外す」、転じて「見限る」という比喩的な意味を持つようになったと考えられています。面白いのは、このフレーズが否定形で使われると意味が反転することです。don’t count him out yet は「まだ10まで数え終わっていない、立ち上がる時間は残っている」という、希望を託す励ましになります。倒れた選手がカウントの途中で立ち上がる――あの劇的な瞬間が、言葉の奥に息づいているのです。

チャックが妹に Don’t count him out yet と告げたのも、まさに「まだ倒れたままじゃない、立ち上がれる」という、リングのカウントそのもののような励ましでした。

倒れた選手が立ち上がる一瞬が、希望の言葉になったのですね。

まとめ|チャックの締めの一言から学ぶ「見限る」の英語

count someone out は、もう望みがない者として勘定から外す、つまり「見限る・当てにしない」を表す表現です。とりわけ否定形 don’t count … out yet にすると、「まだあきらめるな」という力強い励ましに変わります。

この一言を知っていれば、劣勢の人やチームに対して「まだ終わってない」と希望を込めて背中を押せるようになります。count someone in と対にして覚えれば、使い分けの幅もぐっと広がります。

姿を消した父を、それでも「まだ見限るな」と信じるチャック。短い一言に希望を託したその瞬間が、エピソードに静かな余韻を残す場面でした。

このエピソードを見るには

(タップすると各配信サービスの視聴ページへ移動します)

※配信状況は変更される場合があります(2026年5月時点)



おすすめ記事
日常英会話を学びたい方におすすめの海外ドラマはこちら
「count someone out」のような、日常で使いやすい英語表現をもっと学びたい方におすすめです。
日常英会話が学べる海外ドラマを見る

  • URLをコピーしました!

コメント

コメントする

目次