面接の話から結果の報告、採用の電話まで、仕事探しの近況を伝え合う英語|『フレンズ』S03E10で学ぶ英会話

『FRIENDS』コラム: 面接の話から結果の報告、採用の電話まで、仕事探しの近況を伝え合う英語|『フレンズ』S03E10で学ぶ英会話

海外ドラマを使って英語表現を学ぶ『ドラマdeエイゴ』へようこそ。

『フレンズ』シーズン3第10話では、カフェのセントラルパークでのウェイトレスの仕事を辞めると告げたレイチェルが、次の仕事を探します。ジョーイが面接の話を持ってきてから、結果の報告、そして電話での知らせまでが描かれます。

仕事探しの近況は、友達同士の会話で何度も話題にのぼります。話を持ちかける側、結果を聞く側、知らせを受ける側の英語を、場面の順にたどっていきます。

目次

「You want me to see if he can get you an interview?」と、面接の話を持ちかける

モニカとレイチェルの部屋で、レイチェルはチャンドラーに不満をぶつけ、辞めるのを取り消すとまで言い出します。そこへジョーイが入ってきます。

Joey: Hey! I got great news!
(なあ!いい知らせがあるんだ!)
Chandler: Run, Joey! Run for your life!
(逃げろ、ジョーイ!命が惜しけりゃ逃げるんだ!)
Joey: What? Rach, listen. Have you ever heard of Fortunata Fashions?
(何だよ?レイチェル、聞いてくれ。フォーチュナータ・ファッションズって聞いたことある?)
Rachel: No.
(ないわ。)
Friends Season3 Episode10(The One Where Rachel Quits)

チャンドラーの一言は、直前までチャンドラーに向けられていたレイチェルの言葉を受けた冗談です。ジョーイは What? と返してから、Have you ever heard of ~?(〜って聞いたことある?)と話の入口を作ります。いきなり本題に入らず、まず相手が知っているかを確かめる形です。

ジョーイの父親が配管の仕事でその会社に出入りしていて、求人に空きがあると聞いたと話したあと、ジョーイはこう続けます。

Joey: You want me to see if he can get you an interview?
(父さんに面接を取り付けてもらえるか、聞いてみようか?)
Rachel: Yes! I would love that. That’s so sweet, Joey.
(ええ!ぜひお願い。すごく優しいのね、ジョーイ。)
Joey: Not a problem.
(お安いご用さ。)
Friends Season3 Episode10(The One Where Rachel Quits)

see if ~ は「〜かどうか確かめる」「〜できるか当たってみる」という意味です。文頭の Do が省かれた You want me to ~? と組み合わせると、「〜できるか聞いてみようか?」という申し出になります。答える側の I would love that. は、申し出を喜んで受けるときの返事です。ジョーイの Not a problem. は、礼を言われたときの「お安いご用」にあたる返しです。

「How’d the interview go?」と、結果を聞く・伝える

場面がカフェのセントラルパークに移り、チャンドラー、フィービー、ロスがいるところへレイチェルが入ってきます。

Chandler: How’d the interview go?
(面接はどうだった?)
Rachel: I blew it. I wouldn’t have even hired me.
(だめだった。私だって私を雇わないわ。)
Ross: Oh, come here, sweetie. Listen, you’re going to go on like, a thousand interviews before you get a job. That’s not how that was supposed to come out.
(ああ、おいで。いいかい、仕事が決まるまでに、面接なんて千回くらい受けることになるんだから。……そういうつもりで言ったんじゃないんだ。)
Friends Season3 Episode10(The One Where Rachel Quits)

How’d ~ go? は How did ~ go? の短縮で、「〜はどうだった?」と出来事の結果を聞く言い方です。レイチェルの I blew it. は「しくじった」「台無しにした」という意味のくだけた表現で、続く I wouldn’t have even hired me. は「自分が面接する側でも雇わなかった」という仮定の言い方で、失敗の大きさを伝えています。

ロスは励まそうと「千回くらい受ける」と言いますが、その言葉はかえって先の長さを強調してしまいます。That’s not how that was supposed to come out. の come out は「(言葉が)口から出る」で、「そういう言い方になるはずじゃなかった」と言い直すときに使えます。

Phoebe: This is just the worst Christmas ever.
(ほんと、最悪のクリスマスね。)
Chandler: You know what? Maybe you should stay at the coffee house.
(なあ、いっそこの店に残ったらどうだ?)
Rachel: I can’t. It’s too late. Terry already hired that girl over there. Look at her. She’s even got waitress experience.
(無理よ。もう遅いの。テリーがもうあそこの子を雇っちゃった。見てよ。ウェイトレスの経験まであるのよ。)
Friends Season3 Episode10(The One Where Rachel Quits)

It’s too late. は「もう手遅れ」と、戻る道が閉じたことを伝える一言です。研修を受け直すよう求めていたテリーが、すでに新しい店員を雇っていることが分かります。She’s even got ~ の even は「〜まで」で、相手の条件の良さを強調しています。

「This is she」と、採用の電話を受ける

場面が変わり、一同が階段を上がってモニカとレイチェルの部屋に入ると、電話が鳴ります。電話に出たのはレイチェルです。

Rachel: Yeah, this is she. You’re kidding. You’re kidding! Oh, thank you! I love you!
(ええ、私です。うそでしょ。うそでしょ!ありがとう!大好き!)
Chandler: Sure, everybody loves a kidder.
(まあな、冗談を言うやつはみんなに好かれるからな。)
Rachel: I got the job!
(仕事が決まったの!)
Friends Season3 Episode10(The One Where Rachel Quits)

This is she. は、電話で名前を呼ばれたときに「私です」と本人であることを伝える言い方です。やや改まった響きがあるとされ、くだけた場面では Speaking. や It’s me. なども使われます。You’re kidding. は「うそでしょ」「冗談でしょ」と、思いがけない知らせに驚くときの返しです。英文では2回目に感嘆符が付いて繰り返されます。

続く Oh, thank you! I love you! は電話の相手への感謝で、この I love you! は恋愛の意味ではなく、喜びと感謝を大げさに表す使い方です。

チャンドラーは、その kidding を「冗談を言う人」の kidder に言い換え、レイチェルの I love you! に重ねて冗談にしています。電話を切ったレイチェルの I got the job! は「仕事が決まった」「採用された」を伝える一言で、get the job で「職を得る」という意味になります。

まとめ|面接の話から採用の知らせまでの英語

You want me to see if ~? で話を持ちかけ、How’d the interview go? と I blew it で結果を聞いて伝え、This is she と I got the job! で電話の知らせを受ける流れを見てきました。仕事探しの近況を、聞く側と話す側の両方から言葉にする手がかりになります。

『フレンズ』を観ながら、友達同士の近況報告の英語にも耳を傾けてみましょう。

同じエピソードの別のコラムやフレーズ記事でも、この回のほかの場面の英語を取り上げています。

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