留守電にメッセージを残して、折り返しの電話を頼む英語|『フレンズ』S01E20で学ぶ英会話

『FRIENDS』コラム: 留守電にメッセージを残して、折り返しの電話を頼む英語|『フレンズ』S01E20で学ぶ英会話

海外ドラマを使って英語表現を学ぶ『ドラマdeエイゴ』へようこそ。

『フレンズ』シーズン1第20話では、初デートの相手ダニエルに連絡を取ろうとするチャンドラーが、留守電につながって切ってしまったり、留守電に残すメッセージに2時間かけて磨きをかけたりします。電話一本をめぐって、仲間たちとのやりとりが続きます。

留守電に何と残すか、折り返しをどう頼むか、自分からかけ直すときに何と切り出すか。チャンドラーの電話を順に追いながら、電話の英語を整理していきます。

目次

「I got her machine.」で留守電につながったと伝える

カフェのセントラルパークで、チャンドラーはフィービーに促されてダニエルに電話をかけますが、何も言わずに切ってしまいます。仲間とのやりとりはこう続きます。

Chandler: I got her machine.
(留守電だった。)
Joey: Her answering machine?
(留守番電話か?)
Chandler: No, her leaf blower picked up.
(いや、彼女んちの落ち葉の送風機が出たんだよ。)
Phoebe: So why didn’t you say anything?
(じゃあ、なんで何も言わなかったの?)
Chandler: Oh, no, no, no, last time I left a spontaneous message I ended up using the phrase “Yes indeedy-o.”
(いやいや、前に思いつきでメッセージを残したら、「イエス・インディーディーオー」なんて言い回しを使っちまったんだ。)
Friends Season1 Episode20(The One with the Evil Orthodontist)

I got her machine. の get は「(電話で)〜につながる」という意味で、machine はここでは answering machine(留守番電話)を指しています。携帯電話が中心の今なら、I got her voicemail. のように voicemail を使う言い方も聞かれます。

ジョーイの確認に対して、チャンドラーは「送風機が電話に出た」というありえない答えを返しています。分かりきったことを聞き返されたときの、皮肉まじりの返し方です。

フィービーの Why didn’t you say anything? は「どうして何も言わなかったの?」と、メッセージを残さなかったことを問う一言です。チャンドラーは leave a message(メッセージを残す)に spontaneous(その場の思いつきの)を組み合わせ、準備なしで吹き込むと失敗する、と言い訳しています。

「Give me a call when you get a chance.」で折り返しを頼む

場面はモニカとレイチェルの部屋に移り、チャンドラーはダニエルの留守電に向かって、用意していたメッセージを吹き込みます。

Chandler: Oh, Danielle, I wasn’t expecting the machine. Give me a call when you get a chance. Bye-bye.
(ああ、ダニエル、留守電だとは思わなかったよ。時間があるときに電話して。じゃあね。)
Monica: That’s what you’ve been working on for the past two hours?
(それが2時間かけて取り組んでたもの?)
Chandler: I’ve been honing it.
(磨きをかけてたんだよ。)
Ross: What’s with the dishes?
(その食器は何なんだ?)
Chandler: I want her to think I might be in a restaurant
(レストランにいるのかもって思わせたいんだ。)
Chandler: I might have some kind of life, like I haven’t been sitting around here honing for the last two hours.
(それなりの生活があるみたいにさ。ここに座って2時間も磨きをかけてたんじゃないってね。)
Friends Season1 Episode20(The One with the Evil Orthodontist)

I wasn’t expecting the machine. は「留守電だとは思わなかった」と、意外そうに切り出す一文です。モニカの言葉から分かるとおり、実際には2時間かけて準備したメッセージで、驚いたふりから入っています。

中心になる Give me a call when you get a chance. は、折り返しの電話を頼むときに使われることの多い言い方です。give me a call は「電話をちょうだい」、when you get a chance は「手が空いたときに」で、相手をせかさずに頼めます。Call me back when you can. や Give me a call back. も同じ場面で使えます。

チャンドラーの hone は「(技術や文章を)磨く」という動詞です。食器について聞かれると、レストランにいると思わせたかったと答えていて、メッセージの中身だけでなく、電話の向こうでどう聞こえるかまで気にしていたことが分かります。

「Hi, it’s ~」と「I’ll call you, or you call me」で自分からかけ直す

翌朝、チャンドラーは自分からダニエルに電話をかけます。

Chandler: Danielle? Hi. Hi, it’s uh… it’s Chandler. I’m fine. Uh, listen. I don’t know if you tried to call me because, idiot that I am, I accidentally shut off my phone.
(ダニエル? やあ。やあ、えっと…チャンドラーだよ。元気だよ。あのさ、電話してくれたかどうか分からないんだけど、俺ってバカでさ、うっかり電話の電源を切っちゃってたんだ。)
Friends Season1 Episode20(The One with the Evil Orthodontist)

電話で名乗るときは、I’m ~ よりも Hi, it’s ~. や This is ~. の形が使われることが多いとされます。I don’t know if you tried to call me は「電話してくれたかどうか分からないけど」と、相手がかけてきた可能性に触れる前置きです。

idiot that I am は「バカな俺は」と自分を下げる挿入句で、名詞のあとに that I am を続けます。ただ、チャンドラーはこの前に自分の電話が使えることを確かめていて、電源を切っていたという話は、言い訳とも受け取れる形で持ち出されています。このあと相手は別の通話に出ていて、かけ直してもらうことになります。

最後の場面では、カフェに会いに来たダニエルとこんなやりとりをします。

Danielle: Maybe we could get together later?
(よかったら、あとで会わない?)
Chandler: That sounds good. I’ll call you, or you call me.
(いいね。俺から電話するよ。それか、君からかけて。)
Friends Season1 Episode20(The One with the Evil Orthodontist)

get together は「会う」「集まる」のくだけた言い方です。I’ll call you, or you call me. は、どちらから連絡するかを決めずに言う返事で、I’ll text you. や Let’s talk later. と同じく、次の約束をゆるくつなぐ一言として使えます。

まとめ|留守電から折り返しまでの電話の英語

I got her machine で留守電につながったことを伝え、Give me a call when you get a chance で折り返しを頼み、Hi, it’s ~ で自分から名乗る流れを見てきました。どれも電話の場面でそのまま使える言い回しです。

チャンドラーの電話をめぐる一日を観ながら、『フレンズ』の英語をこれからも楽しんでいきましょう。

このエピソードのほかのコラムやフレーズ記事では、「重い」と思われたくない気持ちを表す形容詞なども扱っています。

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