「話がある」と恋人に言われたら、英語で何と返す?|『フレンズ』S03E23で学ぶ英会話

『FRIENDS』コラム: 「話がある」と恋人に言われたら、英語で何と返す?|『フレンズ』S03E23で学ぶ英会話

海外ドラマを使って英語表現を学ぶ『ドラマdeエイゴ』へようこそ。

『フレンズ』シーズン3第23話では、モニカが付き合っているピートから「話がある」という伝言を受け取ります。モニカは別れ話だと受け取り、そのあと本人に直接たずね、最後にピートの口から話の中身を聞くことになります。

前置きだけを先に聞かされると、中身が分かるまで落ち着かないこともあります。そんなときに使える受け止め方と確かめ方の英語を、伝言の場面と本人とのやりとりの順に見ていきます。

目次

「We need to talk」を悪い知らせと受け取るとき

カフェのセントラルパークで、モニカは「ピートが自分と別れようとしている」と仲間たちに告げます。聞き返す一同に、そう考えた理由を説明するのが次の一言です。

Monica: Yeah, I just checked my messages and he said when he gets back from Atlanta “We need to talk.”
(そうなの、さっき伝言を確認したら、アトランタから戻ったら「話がある」って言ってたの。)
Friends Season3 Episode23(The One with Ross’s Thing)

We need to talk. は直訳すると「私たちは話す必要がある」で、改まった話し合いを持ちかけるときの前置きとして使われます。ここでは用件が何も添えられていないため、モニカは中身を悪い話だと受け取っています。

モニカが仲間に告げたときの be breaking up with ~ は現在進行形で、まだ起きていないことを「別れようとしている」と、近いうちに起こることとして言う形です。そう考える理由を、モニカは次のように言葉にします。

Monica: People never say “We need to talk” unless it’s something bad.
(「話がある」なんて、悪いことのとき以外、誰も言わないもの。)
— That doesn’t necessarily mean he’s breaking up with you.
(それが別れ話だとは限らないよ。)
Monica: Really?
(ほんと?)
Friends Season3 Episode23(The One with Ross’s Thing)

never ~ unless … は「…でない限り決して〜しない」という組み立てで、「悪い話のときにしか言わない」という強い言い切りになります。これに対して返ってくるのが、not necessarily(必ずしも〜ではない)を使った打ち消しです。

That doesn’t necessarily mean ~ は、相手の結論を真っ向から否定せず、「そうとは限らない」と別の可能性を残す言い方です。落ち込んでいる相手に「考えすぎだよ」と言い切るより、角の立ちにくい返しとして使えます。モニカの Really? は「本当に?」と聞き返す短い一言で、相手の言葉をもう一度確かめる働きをしています。不安を打ち明けた側と、それを受ける側の両方の言い方がそろった場面です。

「Is it good news or bad news?」と確かめ、本人の話を待つ

場面がピートの部屋に移ります。モニカは留守中の植物の水やりに来ていて、ほかの5人も一緒です。そこへピートからテレビ電話がかかってきて、モニカはあの伝言のことをたずねます。

Monica: When you said you needed to talk– just so I know, is it good news or bad news?
(話があるって言ってたでしょ。一応聞いておきたいんだけど、いい話?悪い話?)
Pete: Oh, it’s good news. No, it’s definitely good news.
(ああ、いい話だよ。いや、間違いなくいい話だ。)
Friends Season3 Episode23(The One with Ross’s Thing)

just so I know は「念のため知っておきたいんだけど」と、質問の前に聞く理由を添える前置きです。続く good news or bad news? は二択の聞き方なので、相手は中身を明かさずに一言で答えられます。ピートの definitely は「間違いなく」と念を押す副詞で、一度答えてから言い直すことで答えを強めています。通話のあと、モニカは It’s good news. を2度くり返します。

その直後、ジョーイがピートの小切手帳に指輪のデザイン会社あての小切手を見つけ、話は結婚のほうへ向かいます。モニカとレイチェルの部屋に戻ってもレイチェルが結婚式の話を続けると、モニカはこう止めます。

Monica: Would you stop? We’ve only been going out a couple weeks. We don’t know he’ll propose.
(やめてくれる?付き合ってまだ2、3週間よ。プロポーズするかどうかも分からないのに。)
Chandler: But Pete’s not like other people. On your first date, he took you to Rome.
(でもピートは普通の奴とは違うだろ。最初のデートでお前をローマに連れてったんだぞ。)
Chandler: For most guys, that’s like a third or fourth date kind of thing.
(たいていの男にとっちゃ、それは3回目か4回目のデートでやることだ。)
Monica: Well, if that’s what it is then it’s… it’s crazy.
(まあ、もしそういうことなら……どうかしてるわ。)
Ross: Monica’s right. We’re talking about getting married here, okay? She can’t just rush into this.
(モニカの言うとおりだ。結婚の話をしてるんだぞ。慌てて飛びつくわけにはいかないだろ。)
Friends Season3 Episode23(The One with Ross’s Thing)

Would you stop? は「やめてくれる?」と相手の話を止める言い方で、疑問の形をとった制止です。go out はここでは「付き合う」の意味で、a couple weeks と合わせて交際期間の短さを伝えています。ロスの rush into ~ は「〜に慌てて飛び込む」、つまり十分に考えないまま決めることを指す句動詞です。

チャンドラーが持ち出すのは、ピートは普通の人とは違い、最初のデートからローマに連れて行くほどだ、という指摘です。モニカはそれを it’s crazy と受け、ロスがモニカの側について話の先走りを止める流れになっています。

デートから戻ったピートの部屋で、今度はピートのほうから話を切り出します。

Pete: So, uh, there was this thing I wanted to talk to you about.
(それで、えっと、君に話したいことがあったんだ。)
Monica: Oh, right. I completely forgot about that.
(ああ、そうだったわね。すっかり忘れてた。)
Pete: Well, uh… I’ve been doing a lot of thinking and I look at my life…
(その……いろいろ考えてきて、自分の人生を見てみると……)
Monica: Yeah?
(うん?)
Friends Season3 Episode23(The One with Ross’s Thing)

there was this thing ~ の this は「ちょっとした」「例の」くらいの意味で、話題を持ち出すときの口語的な言い方です。モニカの Oh, right. は相手の言葉で思い出したことを示す返しで、Yeah? は「それで?」と話の先を促す相づちです。このあとピートが打ち明けたのは、格闘技の大会に出たいという話でした。

まとめ|「話がある」と言われた側の英語

We need to talk という前置きの受け止め方、not necessarily を使った打ち消し、just so I know で始める確認、rush into で先走りを止める言い方、Yeah? で先を促す返しを見てきました。前置きの段階で一言たずねられると、待つあいだの落ち着かなさを和らげられる場合もあります。

伝言の場面からピートの部屋の場面まで観ると、同じ「話がある」が思わぬ方向へ進む流れが見えてきます。

同じエピソードのほかのコラムやフレーズ記事では、この回の別の場面の英語を取り上げています。

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