「go out」の意味と使い方|『フレンズ』S03E22で学ぶ英会話

「go out」の意味と使い方を解説

海外ドラマを使って英語表現を学ぶ『ドラマdeエイゴ』へようこそ。

元恋人と顔を合わせた気まずい席で、相手の新しいパートナーに自分たちの過去をどう説明するか迷ってしまう、そんな場面があります。

そんなときに登場する「go out」を、『フレンズ』シーズン3第22話の劇場のロビーで、ロスがレイチェルの新しい相手と二人きりになるシーンから、一緒に見ていきましょう。

目次

「go out」の意味とニュアンス

go out
意味:(交際相手として)付き合う、デートする

go out は文字どおり「外出する」という意味でも使われますが、恋愛の文脈では「付き合う」「デートする」という意味になります。どちらの意味かは、周囲の話題や文型から判断します。

相手を別に付け加える場合は、I’m going out with Alex. のように go out with + 人の形を使います。一方、Alex and I are going out. や They are going out together. のように二人を主語にすれば、with は必要ありません。つまり、with は常に必須なのではなく、主語だけでは相手が示されていないときに使われます。

時制も文脈と一緒に読み取ることが大切です。be going out は現在の交際、used to go out は「以前は付き合っていたが、今は違う」という意味になります。一方、単純過去の went out だけで、必ず別れたと決まるわけではありません。今回のロスの台詞で関係の終了を明確にしているのは、過去形一般ではなく used to です。

【ここがポイント!】

  • 恋愛の文脈では「付き合う」「デートする」を表すフレーズ
  • 相手を別に示すなら go out with + 人、二人を主語にするなら with は不要
  • used to が「以前はそうだったが、今は違う」と示すのが今回のポイント

『フレンズ』S03E22のシーンで見てみよう

意味を押さえたところで、実際のドラマシーンを見ていきましょう。

ジョーイの舞台初日、劇場のロビー。ロスは職場の同僚を、レイチェルは新しい相手のトミーを、それぞれ連れて来ています。女性陣が席を外し、ロスとトミーだけが取り残されました。沈黙に耐えかねたロスが口を開き、気まずさの理由を自分から明かします。

Ross: So uh, well, this-this is uh, this is awkward.
(えーと、その、なんか…気まずいな。)

Tommy: Yeah?
(そう?)

Ross: Well y’know ‘cause Rachel and I used to go out.
(いや、その…俺、レイチェルと昔付き合ってたから。)

Tommy: Oh, I didn’t, I didn’t know that.
(へえ、それは…知らなかった。)

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シーン解説と心理考察

ロスが口にした「気まずい」は、本来トミーと分かち合えるはずのない感覚です。事情を知らない相手にとって、その場はただの初対面でしかありません。返ってきた「そう?」という短い聞き返しが、その温度差をそのまま映しています。気まずいのはロスひとりでした。

そこでロスは理由を説明してしまいます。ところが結果として起きたのは、何も知らなかった側を気まずくさせただけ。自分の居心地の悪さは少しも解消されず、むしろ相手を巻き込んで場の温度を下げただけに終わります。この空回りが、続く展開の伏線として置かれています。

used to という選択にも、ロスの立ち位置が表れています。これは単なる過去形ではなく、「以前はそうだったが、今は違う」と伝える形です。レイチェルとの交際を過去のものとして認めながら、それでも黙ってはいられない ― ロスの未練が、この used to に重なっています。

『フレンズ』流・覚え方のコツ

劇場のロビーでロスが口にした used to go out を、文型ごと覚えておきましょう。

相手を別に述べるときは go out with + 人、二人を主語にするときは be going out の形が使えます。with の有無だけで恋愛か外出かが決まるわけではなく、主語と文脈が手がかりです。

今回の used to は「以前はそうだったが、今は違う」を示しています。単純過去 went out だけで別れを断定するのではなく、文型と周囲の話題をセットで読むのがコツです。

例文で覚える「go out」

交際の有無を尋ねる場面から、誘う場面まで幅広く使えます。3つの形を見ていきましょう。

How long have you two been going out?
(二人はどれくらい付き合ってるの?)
友人のカップルに交際期間を尋ねる場面です。進行形にすると「今も続いている関係」であることが自然に伝わります。

We used to go out in college, but we’re just friends now.
(大学の頃は付き合ってたけど、今はただの友達だよ。)
過去の関係を説明する場面で、劇中のロスとまったく同じ形です。used to が「今は違う」という部分まで引き受けてくれます。

A: Are you doing anything Saturday?
B: Not really. Why, are you asking me to go out with you?
(A:土曜って何か予定ある?)
(B:特にないけど。なに、デートに誘ってるの?)
やや踏み込んだやり取りです。誘う文脈では go out with が「一度のデート」を指すことが多く、B はその含みをあえて口に出して確認しています。

あわせて覚えたい関連表現

see someone
(~と付き合っている)
交際している相手について使える表現で、go out with someone と意味が重なることがあります。関係の段階をこの語だけで決めることはできず、文脈から判断します。同じエピソードの終盤では、ロスがレイチェルとトミーの関係について be seeing を使っています。

date someone
(~と交際する)
date は目的語を直接取り、date him のように言えます。一方、go out で相手を別に示す場合は go out with him の形になります。ただし、Alex and I are going out. のように二人を主語にすれば、with は使いません。

ask someone out
(~をデートに誘う)
go out が関係の状態を指すのに対し、こちらは関係が始まる前の「誘う」という一回の行為を指します。ask out の結果として go out が始まる、という順序で覚えられます。

Note|go out / see / date ― 同じ「付き合う」の使い分け

go out with、see、date は、いずれも恋愛関係を表すことがあり、意味の重なる部分が大きい表現です。「see は初期段階、go out は確立した関係、date は客観的」という固定的な順番が常にあるわけではありません。地域や話者、二人の関係、会話の文脈によって選び方が変わります。

今回のロスは、自分とレイチェルの過去に used to go out を使い、レイチェルとトミーについて be seeing を使っています。ただし、これはこの場面での言葉選びであり、二つの表現に普遍的な上下関係があることを示すものではありません。

学習時は、go out with Alex、see Alex、date Alex という文型の違いをまず押さえましょう。関係の深さは、単語だけでなく文脈から判断するのが安全です。

まとめ|ロスの used to が語っていたもの

go out は、恋愛の文脈では「付き合う」「デートする」を表します。相手を別に示すなら go out with + 人、二人を主語にするなら Alex and I are going out. の形が使えます。

今回の台詞では、used to が「以前はそうだったが、今は違う」と示しています。単純な過去形だけで関係の終了が決まるわけではない点も、あわせて覚えておきましょう。

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