海外ドラマを使って英語表現を学ぶ『ドラマdeエイゴ』へようこそ。
『メンタリスト』シーズン2エピソード14は、チョウの旧友をめぐる事件の関係先を捜査官が回っていく回です。今回は、担当者への取り次ぎを頼んだ捜査官と受付とのやり取りから、「leave a message」と「he could be anywhere」という言い回しに注目し、つかまらない相手をやんわり追いかける英語を読み解きます。
すぐには会えないと分かったときに、どんな言葉で次の一手を探るのか、そのやり取りを見ていきます。
「Would you like to leave a message?」-取り次ぎを渋る受付の言い方
チョウの旧友デイビッドが働いていた金融会社セダー・クリーク・エクイティーズを訪れたヴァン・ペルトは、まず名乗りを上げます。
Hi. I’m Agent Van Pelt. This is Agent Rigsby.
(こんにちは。私はヴァン・ペルト捜査官です。こちらはリグスビー捜査官です。)The Mentalist Season2 Episode14 (Blood In, Blood Out)
運営責任者アダム・リードへの取り次ぎを頼むと、受付は歯切れの悪い返事をします。
Not right now. Um, would you like to leave a message?
(今はちょっと…。伝言を残されますか?)The Mentalist Season2 Episode14 (Blood In, Blood Out)
leave a message は「伝言を残す」という意味の定番表現で、電話や受付での取り次ぎの場面で頻出します。担当者が今は対応できないことをやんわり伝えつつ、代わりの手段を提案する丁寧な言い方として機能しています。すぐに会えないと分かった瞬間に話を打ち切るのではなく、次の選択肢を示すところに、この言い回しの柔らかさが表れています。would you like to ~?の形を使うことで、押しつけがましさのない、相手に判断を委ねる丁寧な提案になっている点も見どころです。ビジネスの窓口対応でそのまま使える、実用性の高い言い回しでもあります。
「he could be anywhere」-居場所をぼかす言い方と食い下がる姿勢
捜査官がさらに早く話したいと食い下がると、受付はあいまいな返事を重ねます。
Sure. Um, but he could be anywhere,
And I don’t know when he’ll be back.
(ええ、まあ…。でも、どこにいるか分からなくて、いつ戻るかも分からないんです。)The Mentalist Season2 Episode14 (Blood In, Blood Out)
he could be anywhere は「どこにいてもおかしくない」、つまり居場所を特定できないことを伝える言い方です。特定の場所を答える代わりに可能性を広く示すことで、はっきりとした返答を避けるニュアンスが出ています。捜査官が重ねて電話で戻るよう頼めないかと提案すると、受付は気乗りしない様子で応じます。
Right. I guess I could do that.
(そうですね…。まあ、やってみます。)The Mentalist Season2 Episode14 (Blood In, Blood Out)
I guess I could do that は、乗り気ではないものの一応応じるときに使われる言い方です。I guessを添えることで、積極的な同意ではなく渋々の了承であることが伝わります。似た場面で使える表現には強さの違いがあり、Sure, I’ll do that.なら前向きな快諾、I guess I could do that.ならやや消極的な了承、I’m not sure I can.ならさらに及び腰な返事というように、言葉選び一つで温度感が変わります。曖昧な返事を重ねる受付に対し、粘り強く次の一手を提案し続ける捜査官のやり取りからは、つかまらない相手を追いかける際の粘り強さと、相手を追い詰めすぎない言い回しのバランスがうかがえます。
まとめ|つかまらない相手をやんわり追いかける英語
leave a messageは担当者不在をやんわり伝える言い方で、he could be anywhereは居場所をぼかす言い方です。三つの表現からは、はっきり断らずに相手をかわす、受付ならではの言葉の選び方が見えてきます。
次回も『メンタリスト』の会話から、日常のやり取りに役立つ英語表現を見ていきましょう。
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