「run errands」の意味と使い方|『メンタリスト』S06E06で学ぶ英会話

「run errands」の意味と使い方を解説

海外ドラマを使って英語表現を学ぶ『ドラマdeエイゴ』へようこそ。

誰かに「今どこにいるの?」と聞かれて、詳しい事情を伏せたまま「ちょっと用事で」とさらりと返した経験はありませんか。

カフェで待ち合わせた相手に電話で近況を伝えるような、日常のふとした一場面が、ドラマには時々あります。「run errands」は、そんな「ちょっとした用事を済ませる」ことを表す英語表現です。『メンタリスト』シーズン6第6話、単独行動中のジェーンがリズボンからの電話に軽くはぐらかして応じる場面から見ていきましょう。

目次

「run errands」の意味とニュアンス

run errands
意味:用事を済ませる、ちょっとした所用をこなす

errand は「使い走り・ちょっとした用事」を指し、run errands で「複数の細々とした用事をこなして回る」という日常的な動作を表します。買い物、銀行や郵便局への用足し、子どもの送り迎えなど、深刻でない、ありふれた外出を説明する場面で幅広く使われます。具体的な用事の中身には触れずに「出かけている」ことだけを伝える、便利な言い回しでもあります。

【ここがポイント!】

  • 核は「細々とした用事をこなして回る」という日常的な動き
  • 用事の中身に触れずに外出を説明できる便利さが特徴
  • 何かをはぐらかす際の返し方としても機能する

『メンタリスト』S06E06のシーンで見てみよう

意味を押さえたところで、実際のドラマシーンを見ていきましょう。

単独でブレット・スタイルズを追っているジェーンは、リズボンからの電話に危険な行動の気配を一切匂わせず、軽い口調で応じます。

Jane: Hey, Lisbon.
(やあ、リズボン)

Lisbon: Where are you?
(今どこにいるの?)

Jane: Oh, just running some errands.
(ああ、ちょっと用事を済ませてるだけだよ)

Lisbon: Everything okay?
(何も問題ない?)

Jane: Yeah, right as rain. What’s up?
(ああ、絶好調さ。どうした?)

The Mentalist Season6 Episode6 (Fire and Brimstone)

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シーン解説と心理考察

実際には危険な単独行動の最中であるにもかかわらず、ジェーンはその緊張を一切匂わせず、日常的などうということのない一言で切り抜けます。深刻な行動を軽い日常語でくるむ余裕が、このキャラクターの食えなさをやわらかく見せています。リズボンは違和感を覚えつつも深追いせず、捜査の進捗報告へと話を移していきます。何気ない嘘のフレーズが、視聴者にとってはむしろ不穏さを際立たせる仕掛けとして響きます。

『メンタリスト』流・覚え方のコツ

薬局や郵便局、スーパーを車であちこち回って一気に用事を片付ける、そんな動き回るイメージを思い浮かべてみてください。errand は本来「使い走り」を意味する語で、run が付くことで駆けずり回る躍動感が加わります。深刻な行動を軽い日常語でくるむジェーンの台詞と結びつけて、この表現が持つ「何でもなさ」を演出する力を覚えておくとよいでしょう。

このエピソードの他のフレーズ

例文で覚える「run errands」

日常の一コマからビジネスの理由説明まで、幅広く使える3つの例文で感覚をつかんでいきましょう。

I’ll be out running errands this afternoon — do you need anything from the store?
(今日の午後は用事で出かけてるよ。何かお店で買ってきてほしいものある?)
家族やパートナーへの外出予定の共有です。ついでの買い物を申し出る流れにも自然につながります。

I can’t make the meeting — I have to run some errands for the office first.
(会議には出られません、まずオフィスの用事を片付けないと)
会議を欠席する理由を伝える場面です。ビジネスシーンでも、軽い所用の説明として使えます。

A: Where were you all morning?
B: Just running errands, nothing special.
(A:午前中どこにいたの?)
(B:ちょっと用事があっただけ、特別なことはないよ)
行動をさりげなく説明するやり取りです。詳細に踏み込ませない返し方として機能します。

あわせて覚えたい関連表現

do some errands
(用事を片付ける)
run errands とほぼ同義ですが、do の方がやや静的で「済ませる」作業感が強く、run には動き回る躍動感が加わります。

go out for a bit
(ちょっと出かける)
用事の中身に触れずに「少し外出する」とだけ伝える、より漠然とした言い方です。run errands より具体性が低い分、さらにはぐらかしの度合いが強くなります。

take care of some business
(ちょっとした用事を片付ける)
business は仕事関連にも私用にも使える中立語で、run errands より若干フォーマルで意味の幅が広い表現です。

Note|run が表す「用事をこなす」感覚

run errands の run は、文字どおり走ることや、車で移動することを指しているわけではありません。

ここでの run は、用事を「実行する」「こなす」という動作を表します。実際の移動手段は問わず、歩いて郵便局へ行く場合でも、オンラインで小さな手続きを済ませる場合でも、文脈によっては run an errand / run errands と言えます。

errands と複数形になることが多いのは、買い物、支払い、受け取りなど、短い用事をいくつかまとめて済ませる場面が多いからです。一件だけなら run an errand も使えます。

つまり、この表現の核は車社会や巡回ルートではなく、日常のこまごました用事を実行するという感覚です。

まとめ|何気ない一言に込められた動き

run errands は、買い物や役所回りなど、日常の細々とした用事をこなす様子を表す英語表現です。run はここで実際に走る手段ではなく、用事を実行する動作を表しています。

用事の中身に深く触れずに外出を説明したいとき、あるいはこのドラマのようにさりげなく行動を伝えたいとき、そんな一言です。

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