「I don’t want to be the non-participation guy too.」に見る、新しい職場で浮きたくない気持ちを伝える英語表現|『モダンファミリー』S02E06で学ぶ英会話

『Modern Family』コラム: 「I don't want to be the non-participation guy too.」に見る、新しい職場で浮きたくない気持ちを伝える英語表現|『モダンファミリー』S02E06で学ぶ英会話

海外ドラマを使って英語表現を学ぶ『ドラマdeエイゴ』へようこそ。

『モダンファミリー』シーズン2第6話はハロウィンの回です。新しい職場に移ったばかりのミッチェルは、周りから浮きたくない一心で仮装して出勤しますが、その判断が思わぬ窮地を招きます。

今回は、ミッチェルとキャメロンのやり取りから、新しい環境でなじみたい気持ちを伝える言い方と、追い込まれた状況を説明する言い方を、場面の順に見ていきます。転職や異動の直後にも使える表現がそろっています。

目次

「the ~ guy」で自分の立場をラベルにする言い方

ハロウィン当日、ミッチェルはキャメロンに、なぜ仮装にこだわるのかを打ち明けます。

Mitchell: I’m already the new guy.
(僕はただでさえ新入りなんだよ。)

Mitchell: I don’t want to be the non-participation guy too.
(その上、参加しないやつにまでなりたくないんだ。)

Cameron: Not on my watch.
(僕がついてる限り、そうはさせないよ。)

Modern Family Season2 Episode6 (Halloween)

the new guy は「新入り」「新しく来た人」を指す、ごく日常的な言い方です。英語では the ~ guy の形で、その人を一言で言い表すラベルのように使うことがよくあります。ミッチェルはこれを応用して the non-participation guy(参加しない人)という言い方をその場で作り、周りから見られたくない自分の姿を表しています。

この2文は already と too が組になっているのが特徴です。「すでに〜なのに、その上〜まで」という重なりを表し、今の不利な立場にもう一つ不利が加わるのを避けたいという気持ちが、短い文の中に収まっています。

キャメロンの Not on my watch. は「自分が見張っている間は、そんなことはさせない」という決まり文句です。watch は見張りの番を指す語で、相手を守ると請け合うときに使われます。大げさに響く分、友人同士の会話では冗談めかした励ましとして使われることもよくあります。

小言と、それを収める一言

職場に着いてみると、仮装しているのは自分を含めてほんの数人でした。着替えに帰る時間もないと訴えるミッチェルに、キャメロンはまず落ち着くよう促し、別の話を持ち出します。

Cameron: Calm down.
(落ち着いて。)

Cameron: Did you bring in the dry cleaning from last night?
(昨日の夜のクリーニング、ちゃんと取り込んだ?)

Mitchell: Are you really getting on me about the dry clean Oh, I have suits in the trunk.
(こんな時にクリーニングのことで小言を言う気かよ……あっ、トランクにスーツがある。)

Cameron: Look at that.
(ほらね。)

Cameron: Yesterday’s lazy cures today’s crazy.
(昨日の怠けが今日の騒ぎを救うってわけ。)

Modern Family Season2 Episode6 (Halloween)

get on someone about ~ は「〜のことで(人に)うるさく言う」という意味です。Are you really ~? と組み合わせると、「こんな時に本気でそれを言うのか」と言い返す調子になります。ミッチェルはそう言いかけたところで、クリーニングしたスーツが車のトランクにあることに気づきます。

キャメロンの Yesterday’s lazy cures today’s crazy. は、lazy と crazy で韻を踏んだ言い回しです。前の晩にクリーニングを車から出さなかった怠けが、結果的に今日の騒ぎを救ったことを、ことわざ風の一言にまとめています。Look at that. は「ほら見て」「ほらね」と、思いがけない好転を指し示す一言として使えます。

キャメロンの最初の Calm down. も、慌てている相手をいったん受け止める短い一言です。この場面では、まず相手を落ち着かせ、次に具体的な解決の糸口へ話を向けるという順番になっている点も読み取れます。

追い込まれた状況を説明する言い方

ところがミッチェルは衣装を脱ぐ間もなく会議に呼ばれ続け、ついには男性用トイレで、衣装しか身につけていない状態で身動きが取れなくなります。キャメロンが本当のことを話せばいいと言っても、ミッチェルは応じません。

Mitchell: I’m screwed.
(もうおしまいだよ。)

Cameron: Why don’t you just tell Charlie the truth?
(チャーリーに本当のことを言えばいいじゃない。)

Mitchell: I can’t.
(無理だよ。)

Mitchell: I already messed up once today, and I can’t risk it.
(今日はもう一度しくじってるんだ、危ない橋は渡れないよ。)

Mitchell: I have another suit in my trunk but I can’t get to the car without going through the office.
(トランクにもう一着スーツがあるけど、オフィスを通らないと車までたどり着けないんだ。)

Modern Family Season2 Episode6 (Halloween)

I’m screwed. は「もうだめだ」「万事休す」を表すくだけた口語表現です。親しい相手との会話で使われるため、改まった場面では I’m in big trouble. などに置き換えると無難です。

I can’t risk it. は「そんな危険は冒せない」という意味で、ここでは I already messed up once today(今日はもう一度しくじっている)という理由とセットになっています。理由を先に言ってから結論を言う順番は、断る理由を伝えるときにそのまま使える組み立てです。

最後の I can’t get to ~ without going through ~ は「〜を通らずには〜にたどり着けない」という言い方で、行き止まりの状況を具体的に説明できます。最初の the non-participation guy から始まった心配が、この一文で行き場のなさとして表れているのが見どころです。

まとめ|なじみたい気持ちと窮地を伝える言い方

the new guy や the non-participation guy で自分の立場を表し、already … too で不利の重なりを伝える。窮地では I’m screwed. や I can’t risk it. で状況と理由を説明する。新しい環境で役立つ言い回しが、ミッチェルの一日にそろっています。

次回も『モダンファミリー』の英語を一緒に楽しんでいきましょう。

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