招待制のパーティーに、知り合いのつてで入れてもらうときの英語|『モダンファミリー』S10E14で学ぶ英会話

『Modern Family』コラム: 招待制のパーティーに、知り合いのつてで入れてもらうときの英語|『モダンファミリー』S10E14で学ぶ英会話

海外ドラマを使って英語表現を学ぶ『ドラマdeエイゴ』へようこそ。

『モダンファミリー』シーズン10第14話では、ミッチェルとキャメロンがリリーを喜ばせようと、リリーの好きなネットの人気者のパーティーに入り込もうとします。頼りにするのは、パーティーの会場に出入りできる知り合いのロナルドです。

人づてに場所へ入れてもらう、お礼や貸し借りを話す、場違いに見えないよう言い訳を用意する。そうした場面の英語を、二人の作戦の流れに沿って見ていきます。

目次

「get us into」と「get us in」で、つてを頼る

キャメロンはリリーの様子を気にかけ、ミッチェルは知り合いのロナルドに頼んでいる件を口にします。

Cameron: I just want to see her smile.
(あの子の笑顔が見たいだけなんだ。)
Mitchell: Yeah, okay, I’m gonna text Ronaldo again.
(うん、わかった。ロナルドにもう一回メッセージを送るよ。)
Mitchell: Hopefully he got us into that KimmyLoveandStuff party.
(キミーラブアンドスタッフのパーティーに入れてもらえてるといいんだけど。)
Modern Family Season10 Episode14 (We Need to Talk About Lily)

get someone into ~ は「人を〜に入れてあげる、入れるよう手配する」という言い方です。主語は手配した側になり、ここでは「ロナルドが自分たちを入れてくれた」と表しています。Hopefully を文頭に置くと「〜だといいんだけど」という期待を添えられます。I hope he got us in. と言い換えることもでき、結果をまだ知らない段階の言い方として使い分けられます。

そのあと、ミッチェルがキャメロンにこう知らせます。

Mitchell: Oh, my God! Ronaldo, he got us in!
(うそだろ! ロナルドが入れてくれたよ!)
Cameron: Amazing.
(すごい。)
Cameron: Okay, we have to get him a thank-you gift.
(よし、お礼の品を用意しなきゃ。)
Mitchell: No, no, he owes you, okay?
(いやいや、あいつは君に借りがあるだろ?)
Modern Family Season10 Episode14 (We Need to Talk About Lily)

場所を言わなくても通じるときは、get us in のように into を in に替えて短く言えます。キャメロンの get him a thank-you gift は「彼にお礼の品を用意する」で、get を「買う、用意する」の意味で使う日常的な形です。ミッチェルの he owes you は「彼はあなたに借りがある」で、お礼は要らないと言いたいときの返しです。頼んだ側と頼まれた側の貸し借りを、短い一言で言い表している点が分かります。

反対に、助けてもらった側が自分から言うなら I owe you one.(ひとつ借りができたね)という形が一般的です。お礼の場面でセットで覚えておくと便利です。

「If anyone asks who you are, say ~」で言い訳を用意する

会場に着いた一行を、ロナルドが迎えます。

Ronaldo: Welcome.
(ようこそ。)
Mitchell: Thank you so much for doing this, Ronaldo.
(こんなことまでしてくれて本当にありがとう、ロナルド。)
Ronaldo: If anyone asks who you are, say you were looking for the Garth Brooks book signing.
(誰かに何者か聞かれたら、ガース・ブルックスのサイン会を探してたって言って。)
— Oh.
(あ。)
Ronaldo: They’ll believe you because of your clothes.
(その服なら、みんな信じるさ。)
Modern Family Season10 Episode14 (We Need to Talk About Lily)

Thank you so much for doing this. は、手間のかかる頼みを聞いてもらったときの定番のお礼です。this が指すのは「今回してくれたこと全体」で、何をしてもらったかを細かく言わなくても気持ちが伝わります。迎える側の Welcome. に対して、まずお礼で応じる流れも自然です。

ロナルドの If anyone asks who you are, say ~ は、「もし誰かに〜と聞かれたら、…と答えて」と前もって答え方を教える形です。If anyone asks は「聞かれたら」という仮定で、say you were ~ing と過去進行形を続けると「〜しているところだった、と言えばいい」という言い訳になります。

続く一言で、ロナルドは二人の服装を理由に挙げます。招かれた客ではない二人が、会場にいる理由を説明できるよう口裏を合わせておく、という段取りの場面です。場違いな場所で浮かないための準備を、短い条件文で伝える形として覚えておけます。If anyone asks, tell them ~ のように say を tell them に替えても同じように使えます。

「a really sketchy but great idea」で作戦を持ちかける

会場の中で、二人は人気者本人に近づく方法を探します。

Mitchell: We got to get KimmyLoveandStuff to say hi to Lily.
(なんとかキミーラブアンドスタッフにリリーへ声をかけてもらわないと。)
Cameron: Well, there’s her dog, Boo, so she’s nearby.
(ほら、あの子の犬のブーがいる。ってことは本人も近くにいるよ。)
Mitchell: Okay, I just got a really sketchy but great idea.
(よし、すごく怪しいけど最高のアイデアを思いついた。)
Mitchell: Um, did you pack your jerky?
(ねえ、ジャーキーは持ってきた?)
Cameron: Turkey, beef, or salmon?
(ターキー、ビーフ、それともサーモン?)
Mitchell: Here’s what we’re gonna do.
(いいか、こうするんだ。)
Cameron: Oh, please.
(そんなの、お手のものさ。)
Cameron: This is not the first time I’ve lured an animal away from its owner with my purse jerky.
(バッグのジャーキーで動物を飼い主から引き離すのは、これが初めてじゃないからね。)
Modern Family Season10 Episode14 (We Need to Talk About Lily)

get someone to ~ は「人に〜してもらう」で、get her to say hi なら「彼女にあいさつしてもらう」という意味です。sketchy は「怪しい、危なっかしい」という口語で、ミッチェルは but great と並べて「危ういけれど名案」と自分で前置きしています。

Here’s what we’re gonna do. は、これから作戦や段取りを説明するときの切り出しです。相手の注意を引き、話の主導権を取る働きがあります。キャメロンの Oh, please. は、ここでは「それくらい簡単」と軽く受け流す返事です。

This is not the first time I’ve ~ は「〜するのは初めてではない」と経験を示す言い方で、頼まれごとに自信があることを伝えられます。後ろには現在完了の形が続き、This is not the first time I’ve done this. なら「これをやるのは初めてじゃない」という決まった言い回しです。作戦を出す側と、それを引き受ける側の掛け合いがそろった場面です。

まとめ|人づてに入り、場になじむ英語

get us into と get us in でつてを頼み、he owes you で貸し借りを話し、If anyone asks who you are, say ~ で言い訳を用意する流れを見てきました。人に頼る場面の英語がそろっています。

ミッチェルとキャメロンの作戦の行方は、『モダンファミリー』の本編で追ってみるのも楽しみ方のひとつです。

同じ回のほかのコラムでは、フィルとペッパーの家探しにまつわる英語も取り上げています。

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