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『モダンファミリー』シーズン3第24話には、ジェイとマニーが飛行機の模型作りに取りかかる場面が描かれています。ジェイが部品を同じ文の形で一つずつ示すと、マニーは料理の名前を同じ形でそのまま並べ返します。
今回はこの You got your の並べ方を入り口に、名詞を並べてひとまとめにする言い方や、言いにくいことを切り出す前置き、話をかわす短い一言まで、場面の順に見ていきます。
「You got your ~」で一つずつ示していく
ジェイは飛行機づくりの第一歩を「部品の整理」だと言い、部品を順番に挙げていきます。
Jay: The first step in plane building– Organize the parts.
(飛行機づくりの第一歩は、部品の整理だ。)Jay: You got your power plant.
(動力装置があって、)Jay: You got your fuselage.
(胴体があって、)Jay: You got your control surfaces.
(操縦翼面がある。)Jay: What’s that?
(そりゃ何だ?)Modern Family Season3 Episode24 (Baby on Board)
You got your ~ は、目の前にある物を指しながら「〜があって」と一つずつ挙げていく口語の言い方です。ここでの your には「あなたの」という所有の意味はほとんどなく、「例の」「おなじみの」くらいの軽い響きで使われると説明されることがあります。同じ文の形を3回重ねているので、聞き手は「今は並べている途中だ」と自然に分かります。3つを挙げ終えたところで、次の「What’s that?」に話題を切り替えている流れも見どころです。
- A: So what’s in the kit?
(で、キットには何が入ってるの?) - B: You got your tent, your sleeping bag, your flashlight.
(テントに、寝袋に、懐中電灯だよ。)
ジェイの「What’s that?」に、マニーはこう答えます。
Manny: A charcuterie.
(シャルキュトリーだよ。)Manny: You got your prosciutto, your pancetta, your salami.
(プロシュートに、パンチェッタに、サラミ。)Jay: That’s charcuterie? I’ve been avoiding that on menus for years.
(それがシャルキュトリーか? 何年もメニューで避けてたぞ。)Jay: They’re killing themselves with that name.
(あんな名前で自滅してるな。)Modern Family Season3 Episode24 (Baby on Board)
マニーはジェイと同じ You got your で始め、2つ目からは your だけを重ねています。your A, your B, your C のように動詞を1回で済ませると、テンポよく並べられるのが分かります。
charcuterie は、ハムやサラミなど肉の加工品を盛り合わせた料理を指す言葉として知られています。ジェイの I’ve been avoiding that on menus for years. は、名前だけで何年も敬遠していたと打ち明ける冗談です。続く killing themselves も文字どおりの意味ではなく、「その名前で自分の首を絞めている」という大げさな言い方と読み取れます。
名詞を並べて「You’ve got it.」とまとめる
別の場面で、発表会を控えたリリーがジェイに踊りを見せようとします。
Lily: Watch me dance.
(見て、おどるから。)Jay: Honey, you don’t need to practice anymore.
(なあ、もう練習しなくていいぞ。)Jay: The turning, the jumping, the little bird thing– You’ve got it.
(回るのも、跳ぶのも、あの小鳥みたいなやつも、もうできてる。)Lily: What’s this?
(これなあに?)Jay: Sweetie, please don’t play with the pieces.
(頼むよ、部品で遊ばないでくれ。)Jay: I’ve told you, they’re very delicate.
(言っただろ、すごく壊れやすいんだ。)Modern Family Season3 Episode24 (Baby on Board)
ここでも並べる形が使われています。the turning, the jumping は動詞に -ing を付けて名詞にし、振付を一つずつ挙げたものです。3つ目の the little bird thing は、名前の分からない動きを thing でひとまとめにしています。正式な名前が出てこないときに「あの〜みたいなやつ」と言える便利な形です。
最後の You’ve got it. は「もう身についている、できている」という意味で、並べた振付をまとめて受け止める一言になっています。短い You got it. は「了解」の返事として使われることも多く、文脈で聞き分けるのがポイントです。I’ve told you は現在完了で「前にも言った」と念を押すときの形です。ここでは「壊れやすい」という理由を続けて、注意の根拠を添えています。
- A: The singing, the dancing, the costume thing– you’ve got it all.
(歌も、ダンスも、あの衣装のことも、全部ばっちりだよ。) - B: Really? Thanks.
(本当? ありがとう。)
「I’m just gonna say it.」と前置きしてから切り出す
発表会の場で、マニーがジェイに話しかけます。
Manny: We’re both thinking it.
(二人とも同じこと考えてるよね。)Manny: I’m just gonna say it.
(僕が言っちゃうよ。)Manny: Lily’s dance is not up to the standard of what we just saw.
(リリーの踊りは、今見たのの水準には届いてない。)Jay: In my head, I’m golfing right now.
(俺の頭の中じゃ、今ゴルフの最中だ。)Modern Family Season3 Episode24 (Baby on Board)
We’re both thinking it. と I’m just gonna say it. は、言いにくいことを口にする前の前置きです。「お互い思っていることだから」と相手を巻き込み、「自分が代わりに言う」と宣言してから本題に入る順番です。not up to the standard of ~ は「〜の水準に届いていない」という言い方で、比べる相手を of のあとに置きます。
ジェイの返事は、マニーの意見には直接答えていません。In my head, I’m ~ing right now. で「頭の中では今〜している」と言い、この場から気持ちが離れていることを冗談めかして伝えています。賛成とも反対とも言わずに受け流すので、角の立たない返しとして機能しています。
In my head のあとに現在進行形を続けると、「実際にはここにいるけれど、気持ちは別のところにある」という対比がはっきりします。退屈な会議や長い行列の場面でも応用できる型です。
まとめ|並べて見せる英語と短い返し
You got your ~ で一つずつ示し、your A, your B と重ね、最後は the ~ thing や You’ve got it. でまとめています。並べ方の型と、前置きや短い返しの言い方が、模型作りと発表会の場面にそろっています。
『モダンファミリー』の家族のやり取りを観ながら、会話の組み立て方にも耳を傾けてみてください。
同じ回のほかのコラムやフレーズ記事では、この回の別の場面から英語を拾っています。


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