「I was really lucky to have her to grow up with.」に見る、きょうだいとの思い出を振り返って感謝を伝える英語表現|『モダンファミリー』S02E24で学ぶ英会話

『Modern Family』コラム: 「I was really lucky to have her to grow up with.」に見る、きょうだいとの思い出を振り返って感謝を伝える英語表現|『モダンファミリー』S02E24で学ぶ英会話

海外ドラマを使って英語表現を学ぶ『ドラマdeエイゴ』へようこそ。

『モダンファミリー』シーズン2第24話では、ジェイの誕生日の贈り物として、クレアとミッチェルが子どものころの写真を再現しようとします。昔住んでいた家の裏庭で思わぬ形で足止めを食った二人は、そこで子ども時代の出来事を語り合います。

今回は、共通の思い出を相手に問いかける言い方と、ふだん口にしない感謝を言葉にする言い方を、二人の会話の順に見ていきます。

目次

「Do you remember the time ~?」で思い出を呼び起こす

話の発端は、クレアがジェイへの贈り物の案を家族に話す場面です。

Claire: Okay.
(わかった。)

Claire: My dad has a picture of me and Mitchell when we were kids standing in our old backyard.
(父が、子どものころの私とミッチェルが昔の家の裏庭に立ってる写真を持ってるの。)

Claire: We’re gonna re-create the picture.
(その写真を再現するのよ。)

Modern Family Season2 Episode24 (The One That Got Away)

when we were kids は「私たちが子どもだったころ」と、共有している子ども時代を指しています。re-create は「作り直す、再現する」という動詞で、昔の写真と同じ構図をもう一度撮るという計画がこの一語で伝わります。

二人は昔の家の裏庭に入りますが、下にいる犬のせいで木の上から降りられなくなります。その木の上で、クレアが昔の話を持ち出します。

Claire: Do you remember the time you quit Cub Scouts and Dad got mad at you so you ran away up here?
(覚えてる? あんたがカブスカウトをやめてパパに怒られて、ここに逃げてきたときのこと。)

Mitchell: Right.
(そうそう。)

Mitchell: And you brought me my dinner up here and my comic books.
(それで姉さんが、夕飯と漫画をここまで持ってきてくれたんだよね。)

Claire: Yep.
(そうよ。)

Modern Family Season2 Episode24 (The One That Got Away)

Do you remember the time ~? は、the time の後に出来事を続けて「〜したときのこと、覚えてる?」と思い出を相手に投げかける形です。ミッチェルは Right. で受けたうえで、And you brought me ~ と自分の記憶を付け足しています。問いかけに答えるだけでなく、And で話をつなげて思い出を一緒に広げていく流れになっているのが分かります。

二人の台詞に出てくる up here は「この上に、ここまで上がって」という意味で、今いる木の上を指しています。子どものミッチェルが逃げ込んだのも、クレアが夕飯を運んだのも同じ場所だと、この短い語で伝わります。ここでの Dad はジェイのことで、写真の話と同じく父をめぐる思い出になっています。

クレアはさらに、この裏庭にまつわる別の記憶にも触れます。

Claire: It’s ironic.
(皮肉よね。)

Claire: We always wanted a dog in this backyard and we could never have one.
(この裏庭でずっと犬を飼いたかったのに、一度も飼えなかったんだから。)

Mitchell: Ye-Yeah.
(う、うん。)

Modern Family Season2 Episode24 (The One That Got Away)

It’s ironic. は「皮肉なものだ」と、状況のめぐり合わせを言い表す一言です。昔は犬を飼えなかった裏庭で、今は犬のせいで木から降りられない。always wanted ~ and could never ~ という対の形が、昔の願いと今の状況の食い違いを浮かび上がらせています。

ironic は It’s ironic that ~ の形でも使え、「〜とは皮肉なことだ」と予想と逆になった結果を指摘できます。ミッチェルの返事は Ye-Yeah. と短く、クレアの言葉を受け止めるまず短く受けています。

「I was really lucky to have her to grow up with.」と感謝を言葉にする

後の場面で、キャメロンがミッチェルにこの日のことを尋ねます。How was your day with ~? は「〜と過ごした一日はどうだった?」と、誰と過ごしたかを添えて様子を聞く言い方です。

Cameron: So how was your day with Claire?
(で、クレアとの一日はどうだった?)

Mitchell: Actually, it was really great.
(それが、すごくよかったんだ。)

Mitchell: I don’t always think about it, but I was really lucky to have her to grow up with.
(いつも考えてるわけじゃないけど、一緒に育ったのが姉さんで本当に運がよかったよ。)

Mitchell: I cannot imagine dealing with my crazy parents alone.
(うちのめちゃくちゃな両親を一人で相手にするなんて、想像できないよ。)

Cameron: Yeah.
(だよね。)

Modern Family Season2 Episode24 (The One That Got Away)

Actually は「実は」と、相手の予想とは違うかもしれない答えを切り出すときの前置きです。木の上に足止めされた一日だったにもかかわらず、ミッチェルは really great と答えています。

I don’t always think about it, but ~ は「いつも意識しているわけではないけれど」と断ってから本音を続ける言い方です。前置きがあることで、続く感謝の言葉が唐突に聞こえにくくなります。

lucky to have her to grow up with は、grow up with her(彼女と一緒に育つ)の with が文末に残った形です。to have ~ to grow up with で「一緒に育つ相手として〜がいる」という意味になり、きょうだいや幼なじみについて語るときに応用できます。

  • I was lucky to have my brother to grow up with.
    (一緒に育ったのが兄で、運がよかったと思う。)

I cannot imagine ~ing alone は「一人で〜するなんて想像できない」と、相手がいてくれたありがたさを裏返しで伝える形です。ミッチェルがこの言葉を、クレア本人ではなくパートナーのキャメロンに向けて語っている点も印象的です。

my crazy parents の crazy は、ここでは「手を焼かされる、振り回される」くらいの意味で、身内について冗談めかして言う場面で使われることがあります。自分の家族に使うのは問題なくても、相手の家族について言うと失礼に響くことがあるので、使う相手には気をつけたいところです。

まとめ|思い出を問いかけ、感謝を添える

Do you remember the time ~? で思い出を呼び起こし、And you ~ で相手の記憶を付け足し、I was really lucky to have her to grow up with. で感謝を言葉にする。クレアとミッチェルの一日から、きょうだいならではの会話の運び方が見えてきます。

家族の昔話が顔を出す場面にも注目しながら、『モダンファミリー』の英語を楽しんでいきましょう。

このエピソードのほかのコラムやフレーズ記事でも、同じ一日の別の場面を英語表現とともに取り上げています。

このエピソードを見るには

(タップすると各配信サービスの視聴ページへ移動します)

※配信状況は変更される場合があります(2026年5月時点)



  • URLをコピーしました!

コメント

コメントする

目次