「Picture on the stairs, hot chocolate, opening the presents.」に見る、アメリカの家庭のクリスマスイブ〜朝の過ごし方|『モダンファミリー』S01E10で学ぶ英会話

『Modern Family』コラム: 「Picture on the stairs, hot chocolate, opening the presents.」に見る、アメリカの家庭のクリスマスイブ〜朝の過ごし方|『モダンファミリー』S01E10で学ぶ英会話

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『モダンファミリー』のシーズン1、第10話では、ジェイが継子のマニーに自分の家のクリスマスイブ〜朝の段取りを説明したり、ミッチェルとキャメロンの家にパジャマを届けたりする場面が描かれます。今回は、劇中で語られるクリスマスイブの過ごし方を通して、アメリカの家庭に見られる年中行事の一例を紹介します。

家庭ごとに違う「うちのやり方」が、実際のセリフとともに見えてきます。

目次

“Tonight, 9:00 sharp, we open one present each.” ― イブに1つだけ開けるプレゼント

ジェイが継子のマニーに向けて、自分の家でのクリスマスイブ〜朝の段取りを説明する場面があります。

Jay: Tonight, 9:00 sharp, we open one present each.
(今夜、9時きっかりに、1つずつプレゼントを開けるぞ。)

Jay: Pajamas- which we sleep in.
(パジャマだ。それを着て寝るんだ。)

Modern Family Season1 Episode10 (Undeck the Halls)

ジェイの説明によると、この後には翌朝7時に階段に並んでクリスマスの記念写真を撮り、それからプレゼントを開ける、という順番が続きます。クリスマスイブに1つだけ贈り物を開け、それが新しいパジャマである、というのは、アメリカの一部の家庭で見られる習慣の一つです。家庭によって内容ややり方はさまざまで、必ずしもすべての家庭に共通するものではありません。

sharp(きっかり、ちょうど)は時刻の直後に置いて、時間に正確であることを強調する言い方です。9:00 sharp のように使うと、「9時ちょうどに」という厳密さが伝わります。翌朝の階段での記念写真まで見据えた段取りの細かさに、ジェイなりのこだわりがうかがえます。

“You open those up before bedtime. They’re pajamas.” ― 毎年続けられている習慣

別の場面では、ジェイがミッチェルとキャメロンの家を訪れ、クリスマスイブ用のプレゼントを渡します。

Jay: These are your Christmas Eve gifts.
(これはお前たちのクリスマスイブ用のプレゼントだ。)

Jay: You know the drill.
(いつもの流れは分かってるな。)

Mitchell: Oh, yeah.
(ああ、うん。)

Jay: You open those up before bedtime.
(寝る前にそれを開けるんだぞ。)

Jay: They’re pajamas.
(中身はパジャマだ。)

Mitchell: Still keeping traditions alive, huh?
(まだ伝統を守ってるんだね。)

Jay: Well, someone has to.
(まあ、誰かがやらなきゃな。)

Modern Family Season1 Episode10 (Undeck the Halls)

You know the drill.(いつもの流れは分かってるな)は、毎年繰り返されている決まった手順があることを示す言い回しです。keep traditions alive(伝統を守り続ける)という表現からも、この習慣が一度きりのものではないことが分かります。

ミッチェルはすでに大人になっていますが、実家を出た後も同じ習慣が続いている点に、ジェイなりのこだわりが表れています。Well, someone has to.(まあ、誰かがやらなきゃな)という一言には、家族の中で自分がその役割を担い続けているという自負がにじんでいます。

子どもが独立した後も、親から子へ毎年同じ形で贈り物が続けられている点に、同じことを繰り返すこと自体が家族のつながりを確かめる役割を果たしている様子が読み取れます。ジェイの一言からは、この習慣を続けること自体に意味を見出している様子がうかがえます。

“Picture on the stairs, hot chocolate, opening the presents.” ― かつての家族の定番と、それぞれの思い出

ジェイはさらに、かつて自分の子どもたちが家にいた頃の定番の過ごし方を語ります。

Jay: Picture on the stairs, hot chocolate, opening the presents.
(階段での写真、ホットチョコレート、プレゼント開け。)

Jay: That was supposed to be the good thing about having a kid in the house again.
(また子どもが家にいるようになったことの、良いところのはずだったんだけどな。)

Jay: I can have Christmas the way we used to.
(昔のようなクリスマスができるはずだったんだがな。)

Cameron: I hear you, Jay.
(分かるよ、ジェイ。)

Cameron: If I was home right now, I’d be mixin’ up a bathtub full of eggnog and trying to squeeze a greased hog into a Santa hat.
(もし今実家にいたら、浴槽いっぱいのエッグノッグを混ぜて、油を塗った豚にサンタ帽をかぶせようと格闘してるところだよ。)

Cameron: You don’t think I miss that?
(それが恋しくないと思うか?)

Mitchell: Do you?
(恋しいの?)

Cameron: The point is that those are memories that I’ll always have, but now I have the perfect opportunity to create new memories with my new family that are gonna be just as special someday.
(要は、あれは僕がずっと持ち続ける思い出だってことだよ。でも今は、新しい家族と新しい思い出を作る絶好の機会があって、それもいつかきっと同じくらい特別なものになるんだ。)

Modern Family Season1 Episode10 (Undeck the Halls)

階段での記念写真とホットチョコレートは、ジェイが子どもたちと過ごしていた頃の定番だった過ごし方として語られています。一方でキャメロンは、自分の実家ではエッグノッグ作りや、豚にサンタ帽をかぶせる恒例行事があったと振り返ります。同じクリスマスイブでも、家庭によって「定番」の中身がまったく違う様子が対比的に描かれている場面です。

ジェイの語る階段での記念写真は、子どもたちが並んだ姿を毎年同じ場所で記録するという、写真を通じた家族の記録づけの一例と言えます。継子のマニーが同居する今の状況を、かつての自分の家族の過ごし方を再現する機会として捉えているジェイの言葉には、家族の習慣への愛着が読み取れます。

miss(恋しく思う)という動詞は、離れてしまった場所や過去の習慣に対する気持ちを表す際によく使われます。キャメロンの答えは、過去の思い出を否定せずに、新しい家族との思い出作りへと視点を移す言い方になっています。ジェイの言葉への返答としても、共感を示しつつ前向きに締めくくる形になっています。

eggnog(エッグノッグ)は卵・牛乳・砂糖などを使った甘い飲み物で、クリスマスシーズンに飲まれることがある季節限定の飲料の一つです。豚にサンタ帽をかぶせる恒例行事のように、家庭ごとに独自の伝統が育っている様子も、劇中の一言から垣間見えてきます。

まとめ|家庭ごとに違う、クリスマスイブの「うちのやり方」

パジャマを開ける習慣、階段での記念写真、ホットチョコレート、エッグノッグ作りなど、家庭によって形の違うクリスマスイブの過ごし方が語られる場面を見てきました。こうした習慣は地域や家庭によって大きく異なり、劇中で描かれるのもあくまで一つの家庭の例にすぎません。自分の家庭の「うちのやり方」と重ね合わせながら読むと、また違った角度で見えてくる場面です。

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