「I would lose that look.」に見る、「自分ならこうする」と控えめに直してほしい点を伝える英語表現|『モダンファミリー』S03E13で学ぶ英会話

『Modern Family』コラム: 「I would lose that look.」に見る、「自分ならこうする」と控えめに直してほしい点を伝える英語表現|『モダンファミリー』S03E13で学ぶ英会話

海外ドラマを使って英語表現を学ぶ『ドラマdeエイゴ』へようこそ。

『モダンファミリー』シーズン3第13話では、その日の午後に討論会を控えたクレアが、「怒りっぽくて感じが悪い」と見る有権者がいるという調査結果を知ります。そこから家族のみんなが、話し方や表情、しぐさについて次々に意見を出していきます。

今回は、「自分ならこうする」と控えめに伝える I would の形を中心に、相手の印象を伝える言い方や短い注意の言い方を、登場する場面の順に見ていきます。

目次

「You seem angry now.」で印象として伝える

地元の新聞に載った調査では、一部の有権者がクレアを angry and unlikable と見ているとされていました。家族を前に、クレアは自分のどこがそうなのかと聞き返します。

Claire: And how am I angry and unlikable?
(で、私のどこが怒りっぽくて感じが悪いのよ?)

Alex: Can I take this one?
(それ、私が答えてもいい?)

Phil: I wouldn’t.
(俺ならやめとくな。)

Haley: You seem angry now.
(今まさに怒ってるっぽいじゃん。)

Claire: I am angry, at that poll.
(怒ってるわよ、その調査にね。)

Luke: I think it’s the yelling.
(怒鳴るからじゃないかな。)

Luke: I would tone down the yelling.
(僕なら怒鳴るのを控えめにするよ。)

Modern Family Season3 Episode13 (Little Bo Bleep)

答えようとするアレックスを、フィルは I wouldn’t. の一言で止めます。後ろの動詞を省いた形で、「俺ならやめておく」という助言として成り立っているのが面白いところです。

ヘイリーの You seem angry now. は、「怒っている」と決めつけずに「怒っているように見える」と、相手の印象として伝える言い方です。ルークの tone down は同じ回のフレーズ記事で詳しく扱っているので、ここでは文頭の I would に注目します。自分を主語にすることで、命令ではなく提案として響きます。相手の立場に自分を置いてみせる形なので、家族や同僚に改善点を伝える場面でも応用できます。

続いてフィルがクレアに声をかけると、seem がもう一度出てきます。

Phil: Sweetheart, you’re not unlikable.
(ハニー、君は感じが悪くなんかないよ。)

Claire: Thank you.
(ありがとう。)

Phil: You just seem unlikable.
(感じが悪く見えるだけさ。)

Claire: Ohh.
(もう。)

Phil: But if we work on it, it’s totally fixable.
(でも、みんなで取り組めば完全に直せるって。)

Claire: How? How, Phil? How are we gonna “work on it”?
(どうやって? ねえフィル、どうやって「取り組む」のよ?)

Phil: First of all, lose the snippy attitude.
(まずは、そのつっけんどんな態度をやめること。)

Modern Family Season3 Episode13 (Little Bo Bleep)

打ち消した直後に just で「そう見えるだけ」と範囲を限って言い直すため、慰めのはずの言葉がかえって刺さる形になっています。最後の lose は「なくす、やめる」の意味で、態度を手放すよう促す働きをしています。lose は態度や表情のように形のないものにも使え、「手放す」という感覚で覚えやすい動詞です。このやり取りから、クレアの印象をどう変えるかという家族の話し合いが始まります。

「I would lose that look.」で「自分なら」と言い換える

フィルはさらに、家族で模擬討論をしようと提案します。

Phil: And I don’t know– maybe we could have a mock debate.
(それと、どうかな、模擬討論をやってみるのもいいかも。)

Phil: Yeah, and we can point out all the little things she does that turn people off.
(そうそう、それで人に嫌がられる細かいクセを全部指摘してあげられる。)

Phil: Like that look.
(たとえば、その顔。)

Phil: I would lose that look.
(俺ならその顔はやめるね。)

Phil: Spooky, but better.
(不気味だけど、さっきよりはいいよ。)

Modern Family Season3 Episode13 (Little Bo Bleep)

I would lose that look. は、先ほどの lose を I would の形に入れた一文です。「その顔をやめろ」と命じる代わりに「俺ならやめる」と自分を主語に置くことで、同じ中身でも角の立ちにくい助言になります。直前の Like that look. で「たとえばその顔」と具体例を示してから助言につなげる順序も、指摘を分かりやすくする組み立てです。

模擬討論では、アレックスが司会を、フィルが対立候補の議員ベイリーの役を務めます。フィルの口上の途中でルークに eye-rolling を指摘されたクレアは、ふざけただけだと返します。

Claire: Playful eye rolling.
(ちょっとふざけて目を回しただけよ。)

Alex: How do we, as voters, know it’s playful? I would avoid it.
(有権者の私たちに、ふざけてるってどうして分かるの? 私ならやめておくよ。)

Claire: Okay.
(分かったわ。)

Claire: No eye rolling.
(目を回すのはなしね。)

Haley: And don’t purse your lips like that.
(あと、そうやって口をとがらせないで。)

Haley: It makes you look annoyed.
(イラついてるように見えるから。)

Modern Family Season3 Episode13 (Little Bo Bleep)

アレックスの I would avoid it. は、有権者には本気か冗談か分からないと理由を述べてから「私なら避ける」と締める形です。ヘイリーの It makes you look annoyed. は、しぐさが相手にどう映るかを make + 人 + look で表す言い方で、seem と同じく印象を伝える表現と言えます。

「Don’t」の連続と「Some of this is subjective.」

ルークの And don’t touch your face. をきっかけに、注意はさらに続きます。

Haley: Yeah, no face touching.
(そうそう、顔を触るの禁止。)

Haley: Seems nervous.
(緊張してるみたいに見える。)

Claire: Some of this is subjective.
(中には主観も入ってると思うけど。)

Claire: What? What now?
(何? 今度は何よ?)

All: Anger.
(怒り。)

Luke: It looks like you’re scolding us.
(僕らを叱ってるみたいに見えるよ。)

Claire: I will keep my hands at my sides.
(手は横に下ろしておくわ。)

Modern Family Season3 Episode13 (Little Bo Bleep)

手を横に下ろすと言ったクレアに、フィルは Not on your hips. と付け加えます。

no face touching は、no + 動名詞で規則のように言い切る表現です。No smoking. と同じ作りで、掲示のような短さが出ます。Seems nervous. は主語を省いた口語で、ここでも印象を添えています。注意が重なる中、クレアの Some of this is subjective. は「全部が正しいとは限らない」と控えめに言い返す一言です。

言い方 伝わり方
I would ~. / I wouldn’t. 自分ならこうする、という控えめな提案
You seem ~. / It makes you look ~. そう見える、という印象の指摘
Don’t ~. / No ~ing. その場で直してほしい点の直接の注意
You should ~. / You shouldn’t ~. そうすべきだ、というはっきりした指摘

アレックスが用意した質問に移ってからも、最初の質問で言いよどんだクレアに、アレックスは you really shouldn’t stutter、You should at least know why you’re running と should を使って指摘します。I would の提案と比べると、should のほうが「そうすべき」という指摘の色が濃く出ると言えます。

まとめ|「自分なら」で和らげる助言と印象の伝え方

I would lose that look. や I would avoid it. のように自分を主語にした助言、seem や look で印象を伝える言い方、そして Don’t で始まる直接の注意。討論会に向けた家族の助言の中に、強さの違う伝え方がそろっています。

次回も『モダンファミリー』の家族の会話から、使える英語を一緒に拾っていきましょう。

同じ回のほかのコラムやフレーズ記事では、討論会の日の別の場面の英語を取り上げています。

このエピソードを見るには

(タップすると各配信サービスの視聴ページへ移動します)

※配信状況は変更される場合があります(2026年5月時点)



  • URLをコピーしました!

コメント

コメントする

目次